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2024年1月13日 不運な日の過ごし方


今日は変な日です。
色々なことが起きました。
特に、友達と合流するまでは、ひどかったです。

想像してないイレギュラー、
変則的な出来事の連続で、ハラハラしっぱなしでした。
もっとはっきりいうと、不運な日だったということです。

楽しく、洋菓子店を訪れ、友達への焼き菓子を買ったところまでは、
素敵な土曜日、と言ったところでした。

ところがその後から、
トラブルがたくさん起きて、
だんだん調子はずれの歌のように、ペースが乱されていきます。

まずは天気がイレギュラー、変則的でした。
家を出る時は、くすんだ曇りぐらいだったのですが段々と荒天になり、
友達と合流した頃には冷たい雨になりました。
人間1人を浮かせそうなくらいの強い風が吹きつけてきます。
冗談でなく、背中を押されて足がよろめくくらいの強さの風です。
そのうち、冷たい雨というよりは、みぞれになっていました。
みぞれと風が体に叩きつけられます。
こういう日に限って、滑り止めのある靴でも、防水でもない靴を履いています。
転けないようにやや神経を使います。
しっかり防寒インナーや靴下、貼るカイロを装着してきたのは良い判断でした。
足元さえしっかり保っていれば、耐えられないほど寒くはありませんでした。
準備は身を助けます。

ちなみに、夕暮れ時には、風は強いものの、みぞれはマシになっており、
暮れる藍の空が雲間から見えていました。

次に、電車に乗っていたところ、
「次の駅から、運行停止になるので、
一度逆走して大きい駅に戻り、
そこから違う路線に乗り換えてください」とのアナウンスが出ました。
無事に次の駅までは到着したものの、この先は運行しないようです。
目的地までは、あと数駅だというのに、逆走しろとはあんまりです。
乗客が困惑してホームでザワザワしている間に、
駅を飛び出し、
タクシーを捕まえることに成功しました。
逆走よりは、こちらのほうが、ストレスにならないと判断しました。
お金はかかりますが、精神的な余裕のための必要経費と割り切ります。
おしゃべり好きな運転手さんで、
ややハラハラしましたが、腕は確かな方だったようで、
抜け道を使って、目的地に素早く到着してくれました。
「トラブルがあったが、
予定時刻にはかなり余裕を持って目的地についた」と思って、
ほっとしていたところ、
自分のことではないことへの問い合わせ留守電が入っていました。
「いやいや、そんなこと聞かれても、わからないです」と伝えるために、
折り返しの電話を入れなくてはなりません。

この頃までには、「今日はおかしい。絶対に変だ」と自覚しました
電話に気づく直前にも、
あまり得意でない知人と5年ぶりくらいにすれ違いましたし、
極め付けは、
電話を折り返した後に、
別のあまり得意でない知人に、相談ごとを持ちかけられました。

ここまできて
「今日はイレギュラー、変則の日。思いもかけないことが当たり前のように起きる日なのだ」と
ようやく悟りました。

「今日はイレギュラーの日。全部予定通りには行かない」と
腹を決めて仕舞えばいいのに
頑固なばっかりに、
一つ一つのイレギュラーに飛び上がるほど驚くから
疲れてしまうのです。
時間はかかりましたが、今日はそういう日だと認識すれば、対応はできるはず、と
ここから気持ちを切り替えました。

最近はそういうコツが朧げながら、わかってきたのです。

こういう日は、1年のうちでもそこそこあり、さほど珍しいことでもないこと、
起きてくるイレギュラーに、青筋を立てるより、流れに乗る方が疲れないこと、
こういう日は思い通りにしようとせず、人の助言や選択を受け入れた方がいいこと、
こういう日こそ、他人に親切にした方がいいこと、
やれることを、出来るだけ、やること、
うまく行かなくても、イレギュラーな日だから大きく構えること、
そして、何より、

今日はこういう日であっても、明日はまた違う日であること。
最後が1番、大事なことかもしれません。
イレギュラーな日は続かないのです。
万が一、イレギュラーな出来事が続いても、
イレギュラーが続くとレギュラー、日常になるのです。
人間は、イレギュラーを日常にする力を持っています。

腹が決まると、その後、さほど大きなイレギュラー、変則的出来事は起こりませんでした。
友達の用事が、スムーズに進まなかったくらいでしょうか。
でもそれも、対応策を考えついたので、大きなイレギュラーとは言えないでしょう。

イレギュラーをレギュラーに変えたのです。

その後友達と取った、遅めの昼食が素晴らしく美味しかったことを付け加えておきます。

それでも、明日はもう少し、穏やかな1日でありますようにと願ってしまいます。
でも、イレギュラー、変則的な日はまた来るのです。
次回こそは、もう少し早く、対応策を思い出したいところです。



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