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9月30日の手紙 クツワ株式会社の手帳

拝啓

今日は風が吹いている間は涼しく、すっかり秋になったと思って、
自転車を漕いでいたら、あっという間に汗が浮かんできました。
前言を撤回します。
やつは、夏のやつは秋のフリをしてまだ潜んでいます。
どうぞご注意ください。
水分をこまめに摂らないと、まだまだ脱水症状に陥る可能性がありそうです。
水分の持参、水分の補給を意識していきましょう。

さて、来年度の手帳を入手しました。
スケジュール管理はいまだに手帳派です。
手帳を使う人は減っていると思います。そのうち、老人しか使わないと言われるかもしれないとも感じています。
スマホに全てを入力すれば、荷物も減り、良いことはわかっているのですが、スマホのスケジュールをそこまで信用できていません。
様々なリマインダーはスマホに登録しているのに不思議なものです。買いに行くもの、準備物、予約などはスマホのリマインダーに登録しています。
それでは何故、スケジュール管理はしないのか、自分でも妙な気もします。
スケジュールとリマインダーの何が違うのか?と考えると、スケジュールは他人から問い合わせがあるという結論に達しました。個人的に、リマインダーは自分から自分に気づかせるものであって、他者から問い合わせがあるようなものに関しては、かけません。スケジュールは不意に他者から問い合わせや変更のお願いがあるものと、認識しています。
だから、スマホに電話が来た時に、電話で会話したまま、スケジュールを確認したい、メモしたいというのが1番大きな理由かもしれません。
メモに書いた場合は、メモの紙、それ自体をなくしてしまうことがありますし、書き写す際に間違いがある可能性があるような気がしてしまいます。それは手帳でも同じではないか、と思うのですが、同じ紙にまとめて書いていくと言うのは安心に感じます。
イヤホンで、通話しながら、フリック入力すればいいのでは、と思われるでしょうが、スマホ入力だと予測変換で、妙な文章になっていることもあるし、タップで消えることもあるのが不安です。やはり手書きをしておきたいと思ってしまいます。
結局は、時代遅れの手書き信奉です。やや呪術的な要素もあるかもしれません。手書きすることで、この世界に確実に残した気になる、頭に刷り込んだ気になるという一種の呪術なのです、多分。
と言っても、見た映画や読んだ本、1日の感想を細かく書くタイプではありません。
「ほぼ日」の手帳を代表する、書き込み豊富なおしゃれ手帳、サブカル情報を沢山書き込んだり貼ったりした手帳に憧れたこともあったのですが、まったく続きませんでした。3ページほどやってあとは空白のページが続きます。
手帳の分厚さがもったいなくて申し訳ないほどでした。見るたびに罪悪感が湧いて使うのが嫌になるほどでした。こうなってしまうととても厄介です。手帳の意味を為しません。使うのが嫌な手帳など、まるで無駄です。
ですので、手帳はスケジュール管理のみができるタイプを選んでいます。思いついたことを書くために、手帳とほぼ同じサイズの薄めのノートを挟み込むことにしました。
手帳に挟み込んだものを落ちないようにするために、手帳にベルトシールを貼っています。
ミドリのベルトシール マグネットです。

ミドリ ベルトシール マグネット

昨年までは面ファスナーのベルトシールがありとても重宝していたのですが、今年は無くなっていました。面ファスナーのベルトシールはと凸凹がないので、予定が書き込みやすく便利だったのです。人気がなかったから廃盤なのか、そもそもベルトシール自体を今後あまり作る気がなく、在庫のみなのか、不安は募ります。
来年はベルトシールが存在していない可能性があります。
やはり、手帳は衰退していく文具なのかと寂しくなります。
手帳の良さを広めて、手帳人口を維持したいものです。

さて、手帳には様々な形式があります。月間マンスリー、週間バーチカルを始めとした1週間単位でまとめられてるもの、1日1ページ、ガントチャートなど、多彩です。

個人的に、形式は、月間マンスリー1択です。
それも余計なページができるだけない、薄いものを気に入っています。
前の月を見直したり、数ヶ月先の予定をさっと書き込んだりするのにもこれが最も便利です。
1ヶ月ごとの予定がしっかりわかるのが重要で、タイムスケジュールや年間スケジュールはそこまで、重きを置いていません。タイムスケジュールは、職場で別にあるので必要がないのです。1時間ごとの予定は職場に行ってから確認すればよいというわけです。
そして、月曜日始まりであると言うのも譲れない部分です。1週間を月曜日から金曜日と週末の土日という2ブロックで認識しているので、
右端に週末が来るほうがしっくりするからです。
そして、土曜日は青、日曜日祝日は赤のように平日とは異なる色に色分けされているのが好ましいです。「休日」というのがはっきりわかる方が精神上よいのです。
マンスリー全体が同じ一色で、週末だけ別の一色というのも多いのですが、それでは何とも寂しく、メリハリがないように感じます。
色彩がないと全体にくすんでいて気持ちが上がらないので、手帳のページ自体が綺麗な色で印刷されているのを好んでいます。
月毎のメリハリをはっきりさせるためにも、贅沢を言えば月毎に少しずつ、アクセントカラーが変わっていて欲しいのです。
また、マンスリーと言っても、1日ごとがあまり小さいスペースでは困ります。しっかり4行ほどは書き込めるスペースが欲しいところです。
これらの自分の好みに当てはまるものを選んだ結果、ここ数年、手帳は
クツワ株式会社 カラーインデックス手帳
と決めています。

クツワ株式会社 カラーインデックス手帳

https://www.kutsuwa-online.com/?mode=cate&cbid=2862180&csid=1
手帳カバーにポケットがついているもの、表紙が変更できるものもあります。
Amazonや楽天でも販売しているようです。

マンスリーのページを開くと、一目で一ヶ月のスケジュールがわかるようにシールを貼っています。予定を全て文字で書き込むと煩雑になり、目が疲れてしまいます。曜日毎にルーティン仕事や行き先がある場合は、シールを貼ってしまった方がわかりやすいです。行き先Xは、緑色のシールなどと自分の中で前提を決めておきます。
子どもっぽい絵面ですが、文字より認識しやすく間違いがありません。文字だけよりずっと全体が見やすく、気分が上がります。
人に見せるものでもなし、自分がわかりやすいのが1番良いと思ってこの方法に落ち着きました。楽しいシールが貼ってありますが全て仕事というのもシュールでいいかなと思っています。

手帳を使うかどうか、
手帳を何の目的で使うのか、
どんな手帳を好むのか、
それらだけでもかなりの組み合わせがあり、それぞれの性格や生き方が反映されるのでしょう。

手帳術というようなのはあまり好きではありません。
目的と手段が転倒している気がしますから。
手帳を書くために仕事をしているわけではないので。
でも、そういう人もいるのかもしれません。
手帳は奥が深いテーマです。

では


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