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12月15日の手紙 肌の香り

拝啓

今日1日、
冬用の服装で、
バタバタと立ち働いていたらあっという間に、ほんのりと汗ばんでしまい、
心の底からげんなりしました。
何となく、生臭いような気がします。
汗の匂いです。
寒いのは嫌いですが、
この時期の、この湿気、
それにこのぬるさで汗をじわっとかくのは、はもっと嫌いです。
その上、来週月曜日からは冷え込むとか、全くおかしな気候です。
これは冬ではないですね。
「ぷゆ」とか「ぺゆ」とか違う名前で読んだ方がいい、新しい季節です。
「この新しい季節は温度が乱高下し、
湿度が高く、あらゆる生き物(植物含む)を混乱させて死滅させるのが目的です」とかいった方が納得できます。
数年後、冬といえば懐かしい言葉となるはずです。

さて、冗談はさておき、今日は香りの話です。
好きな香りは大体変わらぬものですが、
しっくり来るか来ないかというものは、
季節、温度、自分の体調、つけるシチュエーションというもので、
果てしなく変化するものだと最近気づきました。
香りはそのものが生き物とも言え、
生きているということと特に、濃密に関わる五感だと感じます。
年末に近づいてきたからか、
世の中の雰囲気も変わったからか、
加えて、気温も変わり、
自分自身の体調も変わってくると、
これまで良いと思っていた香りが、少し違うなぁとか、
今はこの気分ではないということが起こってきます。
そういう時、自分も一介の生き物であるということを改めて突きつけられます。

自分の香水はこれ一本!と決めていた女優もいるのでしょうが、
それはあんまりにも自らの生き物としての部分を蔑ろにした行為なように思えます。
この身体は生き物で刻々と変化していき、
最後には腐敗するというのに、
常にひとつの香水だけをつけるというのは、
あんまりにも人工的な行動ではないでしょうか。

香水が変わらなくても
身体は刻々と変わるから、
結局、同じ香水を使っても、
その人から立ち昇る香りは常に変わるだろうなとも思います。
がんなどの病気を匂いで発見する犬がいると聞いたことがありますし、
亡くなる前の人に匂いがあるという話も聞いたことがありますから。
加えて、そういった病気や体調による香りでなく、人それぞれの香り、肌の香りというものもあるようです。
香水に詳しいアカウントが、
「〜系の香水を私の肌にのせると香りが〇〇になる」
と投稿しているのを見ると、自分がどんな香りかがわかっているのだなぁと羨ましくなります。
自分がどんな香りなのかはまだわかっていません。
くんくんと自分の肌を嗅いでみてもよくわかりません。
どうやったらわかるのだろう…と調べていると、
スキンタイプ診断というのがあるのを見つけました。
ダウンパフュームというつける人によって、香りが変わる香水で、診断ができるのだそうです。

https://tennenseikatsu.jp/_ct/17511155

本当は9種類あるそうですが、日本人に多いのは
SWEET SKIN(スウィートスキン)、MUSKY SKIN (ムスキースキン)、NEUTRAL SKIN (ニュートラルスキン)、WOODY SKIN (ウッディースキン)の4種類だそうです。
SWEET SKIN(スウィートスキン)が日本人には多いとか、その中でも、甘い段階が色々あるとかNEUTRAL SKIN (ニュートラルスキン)は少ないとかの記載があり、面白いなぁと思ってしまいました。
科学的に正しいのかはわかりませんが、同じ香水でも人によって印象が変わるのはこういった理由なのかもしれません。
本当に自分自身が、どれかは、つけてみないとわからないですが、こちらの記事ではざっくりとした診断があって楽しめました。

自分では「これだ!」と、わかりにくいのですが、バニラや甘い香りをつけると中々消えず、
しつこい感じが残るので、
憧れても使いづらい…と思っているので、
やはり、日本人に1番多いというSWEET SKIN(スウィートスキン)のような気がします。
おすすめの香りというリンクに飛ぶと、

「メンズの香りをわざとらしくなくつけられる」との記載があったので、絶対にこれだと思います。
メンズ香水をつけるようになってからの方が褒められるというのはこれが理由だったのでしょうね。
「ウッディーやムスクが混ざると、適度に中和され…」とも書いてあり、そういうことか!!!とものすごく納得しました。
これで迷わず、メンズ香水を中心に探していくことができます。

ちなみに、SWEET SKIN(スウィートスキン)、の中でも、
「砂糖菓子系、フルーティ、赤ちゃんの肌のような甘さなど、人によってさらに分かれる」とのことです。
これはどれでしょうね…。
果物の摂取がつい多めになってしまうので、フルーティとかいう可能性はあるのでしょうか。
おそらく、比較的、甘めの肌の香りと考えておいた方が良さそうです。

そう考えると、
もともと柑橘系の香りを好むのは甘さを中和するためでしょうし、
蒸発していくような淡い香りを好むのも、肌がかなり甘めだからかもしれません。
そういえば、サンダルウッドなどのウッディな香りは、最近、とても馴染むようになってきた気がしていました。
年々、肌の香りが甘くなってきているのかもしれません。
そうそう、スパイスの香りもとても好きです。料理にも良く入れますが、香水としても入っていると嬉しいです。ピンクペッパー、シナモン、クローブ、カルダモンあたりが特に好きです。
確かに、この辺りも甘い香りを引き締めるなぁと思います。

自然とそういう香りを選んでいたのですね。
面白いです!


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