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そこに、ロウも源間兄弟も狼之神のみんなも「生きて」いた。〜苫小牧、聖地巡礼ツアー2024年夏編

※最初にお断り※
・記事は全て2024.9.3時点の内容です。特に価格、時間については最新情報をご自身で確認してください
・写真撮影許可の必要なものについてはお声がけして了解は得ています
・特に苫小牧研究林は北大の敷地かつ自然研究を目的とした自然林です。動植物の採取は厳禁、ゴミは持ち帰ることなど決まりには従って向かわれてください。
・熊には気を付けて。エゾシカウンコもッ!


nepiaアイスアリーナにて

行ってきたぜ、苫小牧ー!

私、北海道帯広在住のミュージシャン(kurosawadaisukeさん)のファンなんですけどね。7月だったかな、ふと先のライブスケジュールを見たら、あれ、9月に苫小牧に行くってなってる? あれ?いつも冬じゃないっけ?
夏に苫小牧かあ…としばし思案。

苫小牧、それはアイスホッケーの聖地
そして、我が愛すべき「スピナマラダ!」「ドッグスレッド」の聖地じゃないですかッッ!!

「ドッグスレッド」とは


「ゴールデンカムイ」の野田サトルが昨年からスタートさせた、高校アイスホッケー漫画。現在、ヤンジャンに連載中で単行本は3巻まで刊行されています。

私のドッグスレッド」にはまりすぎて関東大学選手権にまで行っちゃったときの話も合わせてよかったら読んでみてください。

これはもうあれでしょ、ライブに合わせて聖地巡礼して来いってことでしょ…!?

幸い、リフレッシュ休暇制度の余りが2日あるッ! 
仕事も今なら休めるッ!! 
こりゃもう行くしかなかろう!!!

…ということで、ライブに合わせて、行ってきました苫小牧。
やってきました、聖地巡礼!!

まだ単行本3巻と始まったばかりなのでそれほどたくさん聖地があるわけではないのですが、2日間で苫小牧駅前から市街地を中心にいくつか回ってきたので本日はその話。

なお、今回の聖地巡礼にあたっては、こちらのnoteをめちゃくちゃ活用させていただきました。ありがとうございました。

苫小牧市とは

苫小牧市(とまこまいし)は、北海道中南部(道央地方)の胆振総合振興局にある市。計量特定市。

豊富な水と木材資源に恵まれていた苫小牧には明治43年に竣工した王子製紙会社の工場をはじめとして製紙業が進出。その後、石炭を機能的に流通させるために「勇払築港論」が提唱され[3]、苫小牧に工業港の必要性が認められて1951年(昭和26年)に起工。1963年(昭和38年)に世界初の内陸掘込港湾となる苫小牧港(西港)が開港。1980年(昭和55年)には東港が開港。札幌都市圏に最も近い太平洋岸の港であり、新千歳空港にも近接している利便性から北海道工業地域を代表する工業都市・港湾都市になった。

wikipediaより

以前、苫小牧川が流れる一帯を、当時の河川名であったマコマイ(アイヌ語で「山奥に入っていく川」)と呼んでいた。 沼のあった旧樽前山神社付近一帯はアイヌ語で沼の意味がある「ト」の字をつけて「ト・マコマイ」と呼ばれるようになり、今日の苫小牧になった。

苫小牧市ホームページより

「ドッグスレッド」の作中で、ロウのおじいさんからも説明されていますが(1巻p.41、2巻p.10)、もともと水資源が豊かで市内あちこちに池による自然のスケートリンクがたくさんあったこと、王子製紙が実業団チームを作ったことなどから、苫小牧はアイスホッケーが盛んになっていったようです。

ちょと古いけど読売新聞の記事。

苫小牧駅〜ホッケー小僧

苫小牧にキターーーー !1巻p.36参照

新千歳空港から苫小牧までは、エアポート札幌など札幌行きの電車で南千歳まで一駅、南千歳から千歳線で終点・苫小牧まで。
ワンマンカーで、扉は自分でボタンを押して開閉します。車窓はひたすらに青空と緑でした。ロウ達が着いた頃はきっと真っ白な雪景色。車窓を見ながら、中学生の子どもたちふたりで何を思ってたんでしょうね。

苫小牧駅。
いたぜ、ホッキー君!!!感動!!!

ホームに降りる階段横
改札上

第8話(2巻収録)の表紙では、ホッキー君を見つめる白い物体が描かれていますが、あれは苫小牧市民、そしてご当地キャラ好きならすぐわかる、苫小牧市のキャラクター・とまチョップです。

この子。この白い大福。

10周年のパネルがまだ市役所にありました

年代設定は2011年春。とまチョップが誕生したのが2011年夏(8/22が誕生日です)。つまり、この時点ではまだ存在してないんですよ。なので野田先生も後ろ姿でそっと描いたのかな、と思います。今は市内のいたるところにとまチョがいて、今回の巡礼旅でもいっぱいとまチョ(と、呼ばれてます)の影を慕うことができてハッピーでした。
そう、私はご当地キャラ好きでもある(このnoteを見てたらわかるか)。

町のいたるところにとまチョップ(幸せ)

さて、改札を出て右手、南口へ出る階段を降りた先に小さな公園があって、そこにホッケー小僧もフィギュアスケートの少女もスピードスケートの少年もいました。ロウとハルナが到着したときにおじいさんに電話してるところで登場しますね。
どうやらおじいさんの家は北口のようです。

駅前の様子は1巻の記載に比べるとかなり違う…眼鏡屋さんとかなくなっちゃったんですね。
アイスホッケー・スピードスケート・フィギュアの3つの像の周りには緑が増えてました。そりゃそうか12年は経ってるんだもんな。

輝・舞・風

そういえば、苫小牧はJRの長い線路を境に南北に街が分かれているのですが、踏切を見かけませんでした。全部アンダーパスや大きな陸橋で南北を繋いでありました。昔からないのか、地下化・高架化が進んだからなのかはわかりませんでしたが。

三星〜シャーベットパン

着いてまず、お腹が空いてたので駅前の三星へまっしぐらッ! そう、ここは2巻でハルナがマサトくんとロウの話をしていた場所!!

そのまんまー! 2巻p.13「ハルナちゃん!?」

ラスイチのシャーベットパンには、お店の方の「#それ僕のシャーベットパン」ポップがありました~みんな食べるんですね(笑)

ラスイチ。補充されたかな?

苫小牧駅前にはカフェなどがほとんどなく、バス待ちのお母さんたちが店内のイートインスペースで一息入れてました。中には時刻表が各テーブルに置かれるなど、地元の方にとって貴重な休憩場所でもあるんだなあ、と思いました。

ハルナの座ったとこに座ってみた

なお、パンを買った方にはお水と紅茶のセルフサービスがあります。ふたりが飲んでたのもその紅茶ですね。
シャーベットパンはシャーベット感はよくわからないけど(笑)パンの中にバタークリームがもりっと入っていて甘いパン。バタークリーム好きにはたまらん、好みの甘さで瞬殺でした。

店内に入ってすぐ左手には、野田先生の色紙が飾られていて、ホッケーの絵柄のお菓子「ホワイトパック」が山積みでした(撮影許可いただいてます)。

きゃーー♥

よいとまけ、買いました。ホワイトパックは旅の帰りがけに買うつもりが忘れました(痛恨)。

レモン美味しかったけど食べにくかったッ

王子製紙苫小牧工場

単行本未収録ですが、第28話で慶一が学校から携帯で煙突の写真を撮っているシーンがあったんですよ。
王子製紙の煙突とアイスホッケーとともに育った純粋培養の少年。「苫小牧」にこだわる慶一と、世界に視野を広げていく浩一の対比がくっきりする回です。

駅の南北通路から

ほんとに町のどこにいても目に入る煙突です。
冬はもっと煙が強く見えるそうで、ドッグスレッドに描かれているのは今のところほぼ冬の煙突なので、また冬に見に来たい。
ホテルのチェックインの時間まで、ロウ達が歩いていた工場脇の線路沿いの道を歩いてみました。

9月に入ったばかりとはいえ、北海道なのに、苫小牧なのに、30度超えの暑い日で死にかけました。

工場からの運搬に使われていたらしい廃線。痺れる。

近くで見るとガチでデカい。ずーっと、ラインの動くゴオンゴオンという音が静かに鳴り響いてました。

どおーん 2巻p.91の画角に近づけてみた

今さらやめるなんて許さない
ロウ君なんかより
私のほうがフィギュア
大好きだったのに

12話でハルナの怨嗟が渦巻いてたあたりです。
ほんっとに人が歩いてなくてたまーに車がシャーーッと通り過ぎていく程度。
この先もずーっとずーーーーっと工場敷地です。線路挟んだ向こう側も。今はどのくらい稼働してるのかなー。

その煙突、お前のクチに突っ込んどけよ!
ロウが座り込んでたあたり

転んでも立ち上がらないと!と叫んだロウの背後に映っていたパイプ。
ひとり、このへんかな、このへんかな、と角度を確認してました。楽しかったけど、誰かいたらただの変人ですね…(笑)


ナチュラルな鹿との遭遇にビビる…

さて、煙突巡りのあと、市役所に向かう途中で王子製紙そばの団地の中を通っていたら… 
ぬっ!? えっ!? 鹿の群れ…!??

ナチュラルにいた


しかのこのこのここしたんたん!!!

びっくりしてたの私だけ…。
団地のお母さんとかお子さんとか無反応…。
車が群れの横を通り過ぎるとき、みんな、人が歩くより遅い速度で通り過ぎていくのすら、ナチュラル。

あとで地元の方に話を聴いたら、ナチュラルに山から降りてくるんですって…特別なことじゃないんですって…そうなんだ…。
ロウもそういや、練習帰りに群れに囲まれてましたっけね…(第24話)。

こちとら時折、濡れた瞳でこっちを見つめる鹿にどうしたらいいのか、角のデカい雄にビビりながら見送るしかございませんでした。鹿だけに。

市役所展望台からの景色

上から眺める苫小牧。
市役所12階に展望台があるので行ってみる。綺麗な庁舎でしたわー。

ぐるっと苫小牧市内を見ることができます。
細長い市だなーというびっくりと、山と海とどっちもあるんだなーという実感と。
なんしか、デカいなーって思いました。

山側と海側と

左手が王子製紙側、樽前山が奥に見えます。
右手の白い丸い屋根がnepiaアイスアリーナ。でけえなー。
左下は西側、白老の方面かな。新しい市民ホールができるんですって。
右下が苫小牧西港の様子。フェリーが出ていくところでした。

なお、この回廊、クーラーがありません。
サーキュレーターを置いてガンガン回してたけど全然追っついてねえ!!
長時間はとてもいられませんでした。ので、真夏は行くと危険です。行くなら朝早く、日暮れ近く、いっそ冬にして、冬。

アイスホッケーの街ですなあ

王子製紙スケートセンター(閉館)

さみしい光景…

市役所から駅の方に戻りつつ、寄り道。
ロウが狼之神に入学したころはまだ現役だった、王子製紙スケートセンター。おじいさんから、展示資料を見せてもらったり、入学までの間、基本を教わった場所です(2巻、第13話冒頭)。
今はnepiaアイスアリーナに役割を譲って閉館となっていますが、取り壊すでもなく資料館になるでもなく、ただただ、そこにありました。
連載の中で、もしかするとその頃の様子も描かれるでしょうか…。

nepiaアイスアリーナ(白鳥王子アイスアリーナ)

11話ラストにハルナが背負って現れたオブジェ

聖地巡礼のメイン、nepiaアイスアリーナ。
11話で狼之神がインターハイで八戸鮫王に負けた試合の会場でした。当時は「白鳥王子アイスアリーナ」。

でっかーーーーーーーーー

リンクだけではなくトレーニング室なども備えてあり、とにかくデカいっす。

シーズン・インすると土日はアジアリーグの試合等に使われますが、この日は平日で、終日、レッドイーグルス北海道の練習見学が可能でしたので行ってきました。

ロビーに入るとヲタク大喜びなこんなものが。
きゃあきゃあ。

ドッグスレッドのカラーは「赤」がメインなのは王子製紙・レッドイーグルスのイメージですかね?

ロビーには資料展示室があり、おもに王子製紙時代からの実業団および日本アイスホッケーリーグ、オリンピック日本代表の歴史が展示されていました。規模は小さいんですけどね。
歴々のユニフォームの変化も面白かった(だんだん派手になる)。

モノクロの創設期からの写真を見ながら、ロウのおじいさん、どれかなぁ?なんて虚実ないまぜにして楽しんできました。

展示品あれこれ

レッドイーグルス北海道

ではではいよいよ見学に…リンクへの扉をそっと開けると、

ふおおおおおおおおお、寒い!!!!(テンションあがる)。

何人かファンの方も来ていて、写真を撮る方、熱心に見つめる方、様々でした。
私はまずは、ロウや慶一のいた位置を探すなど、不審な動きをしておりました…(笑)

ひととおり、座席の写真を撮ったあとは静かに練習見学です。この日はシチュエーションに応じたオフェンスの練習をしていたみたいです(多分)。

時折コーチがみんなを集めて説明するなどして、チーム戦の形だったり、個々人の練習だったり。
正味1時間半ほど見てたんですが、面白かったです。
素人なので、ふぁーースケーティングはやーー!とか、ぶつかるの(わざとそういう練習をしてたんですが)いたそーー!とか、シュートって入らないんだなーとか、そんな視点しかまだ持てないんですけど、それでもワクワクしました。

ロウや慶一達の感じてるスピード感、重量感を、平面ではなく立体で、身体で理解する感じでした。

それにしても涼しい…
ロウが最初に立ってたのこのへんかなー
黄色の方は怪我からの調整中で個人練習中らしい
大きくてきれいなリンクでした

ちょびっとだけ動画など。


慶一が座ってたのこのへんかなー
監督達が立つベンチ(違)

今度は試合を観に来るぞー!

御食事処「何処」

アイスアリーナを出て駅前に戻り、観光協会でレンタサイクルを借りて(保証金1000円、レンタル料500円で9:30から17:45まで借りられます)、お昼を食べに「何処」さんに向かいます。

そう、2巻、インターハイ決勝直前の浩一達にナポリタンをごちそうしてくれる、あのお店です。まるっとそのまんま実在してた! わいはー!

「何処」、ここ。

扉を開けて、声を掛けると奥からおかあさんがやってきた。おかあさんは、漫画に登場するおかみさんにそれとなく似てはいるけれど、当たり前だが違う。あんなにパリッとはしてなくて、やさしい口調の方でしたよ。

おずおずと入ると「何処から来たの?」と聴かれ「あ、埼玉です」と答えると「だよね、野田先生の?」と破顔するおかあさん。
もうまず、知らない顔が来たら100%、聖地巡礼野郎なんだそうです。そりゃそうだよねー(笑)
そして、みんな必ず、ナポリタン、って言うんだって(笑)

ナポリタン定食ーーッ!

これがそのナポリタン定食。
おとうさんが奥の調理場からせっせと運んできてくれます。
美味しかった。ナポリタンもだけど、おでん、うまい。飲みに来たい(今はもう、夜は8時半で閉めてるの、身体がしんどいもん、とのことでした)。 

かなりの量と聴いていたので、朝ごはんはほぼ抜いておいて正解でした…頑張って食べきったけど、どう見ても2食分(ナポリタンと別に定食って感じ)。小鉢が沢山ッ! おかげでこのあと、東京に戻ってもまだお腹いっぱいでした(笑)

かなり早い時間に行ってゆっくり食べたので、合間合間におかあさんといろいろなお話。
野田先生のことは未だにあんまりよく知らないって笑ってましたけど(取材に来たときふたりで来てて、どっちが誰かも分からなかったそう)、「ゴールデンカムイ」の映画は観に行ったそうです。 コミックスも棚にしっかり置いてありました。
連載中、載ったことは知らず、お客さんが教えてくれて知ったんだとか。

聖地巡礼とか迷惑では…と聴いたら、ありがたいよー!と言ってくれてホッ(汗ダラダラかいてたらジュースまでごちそうになりました…ありがとうございました!)。

息子さんがかつてアイスホッケーをやってらしたそうで、そのあたりから、苫小牧のアイスホッケー人口減少の話、市民の関心もかなり下がってる話などもあれやこれや。
そういや、前日、バーのマスターが高校までバリバリにアイスホッケーやってたって方なのに「ドッグスレッド」知らなかったんだよなあ(ゴールデンカムイはもちろん知ってる)。苫小牧市、もうちょっと頑張って宣伝してーうまく巻き込んでー!と思いました。

浩一達が座った席もほんとにあるよ

私のあとにいらした常連の方はたらフライ定食を食べてらした…あれも美味しそうだった…。常連の方と話すときに苫小牧の言葉で話してらしたので、聴けて嬉しくなる。私とは標準語での会話でした。

北大苫小牧研究林

聖地巡礼、最後は北大苫小牧研究林。
漫画の中では「北大演習林」となっています。狼之神高校の陸練の本拠地です。2巻から登場。

こんな、自然研究のための場所で練習なんかしていいんかな、と思ったら、ほんとに駒大附属苫小牧高校の野球部の練習には使われてるんだそうで。
ガチで熊も出るのにすごいね。

山王神社の説明に駒苫の文字が。

レンタサイクルで「何処」を出てから、道を確かめながらだから40分くらいかかったかな…? キロ数的には片道8キロくらいみたいです。
正直、真夏にやることじゃなかったです(死んだ)。
観光協会の人にも、えぇー私ならやりません!って笑われたんですけど、やりました! 駅に戻ってきたらシャツがビッショビショでした…着替えのTシャツあってよかった…。


駒澤大学附属苫小牧高校

狼之神のモデルともいえる、駒苫。
研究林に入る直前にたまたま遭遇しました。
研究林は裏手…というほどではないけど、確かに近くはある。

下の大池

見てこの水鏡!
あのベンチ(かな?)

研究林に入る手前に幌内川の流れ着く、下の大池があります。
二瓶監督がピーンッて飛んでるベンチだ。
ここから少し行くと大駐車場なので、そこまでは車で入れます。目の前に小さな駐車スペースあり。
作中では「狼之神池」になってますね。時々、時計が出てくる、あれは研究林ではなくもう少し離れたところにある緑ヶ丘公園のもののよう。
ハイランドスポーツセンターのリンクで氷上練習するので、2箇所をうまくひとつにまとめてあるのが「ドッグスレッド」の世界線です。

山王神社

きゅーこーばいのーさーかーみーちーーー

大駐車場の先からは、徒歩のみの散策になります。自転車もだめですよ。立入禁止エリアも多いので、森の奥まで散策したい人は受付で入林許可を受けてください。
私は時間の関係もあって、許可のいらない手前のエリアのみサクッと散策しました。

なお、奥のエリアは熊が出ます。ほんとに出るって。
彼らの行動時間である朝早くは避けたほうがいいそうです。行かれる方はガチで気を付けて入林してくださいね。


大駐車場のすぐ脇、大きなクスノキのところから見えるのが、この坂道。奥に山王神社。
3巻頭に登場する、坂道ダッシュの現場ッッ!!

こんなん無理やろ…

駒苫の野球部はほんとにここ、走るんだって…(看板に書いてあった)。足跡で筋ができてたよ。

試しに登ってみたけど、たどり着くまで3分はかかりました。無理です。もちろん、走れません。途中で心臓が破裂しそうだったし、登れるけど駆け降りれません!!

お社なので、裏から。

ひえー…登ったはいいけど、これを転ばずに降りるの無理…。

ソロリソロリと降りる途中、食い散らかされた松ぼっくり発見!

エビフライだ、エビフライだーー!

細くなくてエビフライらしさはないけど

ゴールデンカムイの中で、アシㇼパさんが杉元に教えてくれる場面がありましたね。ホントだったんだなあって感動してました。北海道!!

またもや鹿ッ

そして、ヘロヘロになりながら、休憩がてら資料館裏手の森を散策していたら、幌内川ほとりに鹿が。
またナチュラルにいる!! 

写真を撮ろうと少しだけ近づこうとしたそのとき、ふっと足元に違和感…。

鹿の糞はほんとに丸いんだねー

エゾシカウンコッッ!(3巻第17話)

ロウのようにゼロ・グラビティは取れなかったので、多分、いくつか踏みました(自覚はない)。

かれらはそこに「生きて」いた

楽しすぎる聖地巡礼旅でした。
野田先生の丁寧な取材とそれを再現させる正確な筆致のお陰で、あちこちで漫画の画面と実際とを重ね合わせることができて、より物語にリアルを増すことができました。
ほんとに、ロウも慶一も浩一も、二瓶監督もハルナもおじいちゃんも、この苫小牧で「生きて」いたんだなと…12年前のその時代、同じようにきっと、スケートにホッケーに人生と青春を重ね合わせた人達がいた。その想いのひとつの具現の形なんだな、とそう思います。 

なお、この日の夜は苫小牧BarOldで冒頭にも書いたkurosawadaisukeさんのライブを見てたんですが、お客様がリアルに王子製紙の社員の方でした!!
バーのオーナーも、若いころはバリバリのホッケー選手だったとか。研究林にもよく行くそうで、「ドッグスレッド」に描かれている様々なできごとが誇張はされていても、リアルなできごとなんだなあ、という、ロウや源間兄弟が確かにそこに生きているんだなあ、という実感を強く持てました。

ライブも最高だったんで、ライブレポもよかったら見てやってー!! BarOldもよろしくどうぞッ!!


さて、今回がタイトルは「夏編」ってことは、冬編も多分あります。ありたい。だってまだまだ行けてないところ、たくさんだもん。まずは、秋冬にレッドイーグルスの試合を見に行こうかと計画中です!!
さらに、今週末には帯広に行くので、帯広の森アイススケートセンター(1巻、狼之神の全道大会決勝戦の試合会場)もしっかり見てきますよー!

おまけ1:観光協会にて

入ってすぐ右手

苫小牧はアニメ聖地88選のひとつなんですね。僕だけがいない街やパトレイバー関連の色紙もたくさんありました(撮影許可確認済)。アシㇼパさんと杉元の色紙、見られて嬉しい。お土産に買った、とまチョップのマンホールデザインのアクキーとアイヌ木彫りのストラップ、お気に入り。このストラップをつけるようになってからずっと嬉しいことが続いてます。大事にしようっと。

とまチョかわいいよとまチョ

おまけ2:駅前広場にてサビ猫ちゃん

肥えとんなー

人馴れしすぎのサビちゃん。ぽってぽて。
いつ行ってももいた。いつ行っても、みんなに撫でられてた。また逢えるかなー。

おまけ3:ホッケーショップ

突然出くわしてびっくりした

「何処」でお昼のあと、研究林に向かおうとレンタサイクルで走り始めてすぐに遭遇!
ホッケーショップの スポーツショップツタモリさん。
町中にホッケーショップがあるとかなんかもう苫小牧ッ!だなーと思いました。狼之神の選手達もきっとここで買い物してますね。

おまけ4:なんじゃこの顔。

苫小牧は水量豊富かつおいしい(実際、ホテルの水も美味しかった)とのことで、ホテルの前に無料給水スポットを発見。松本みたいだなー(松本は水道水ではなく湧水ですが)。

しかし気になる…この子は…なぜスカートを引っ張られて喜んでるのか…?(違うと思う)

暑かったけど、たしかにもう秋でした

苫小牧ドッグスレッド聖地巡礼の旅、夏編はここまで。
いい思い出だけが残った苫小牧の旅でした…嫌なことひとつもなかったです。

とまチョップに遭えなかったのが心残り。また必ず会いに行くよー!

新しいレッドイーグルスのポスター! 


いただいたサポートは私の血肉になっていずれ言葉になって還っていくと思います(いや特に「活動費」とかないから)。でも、そのサポート分をあなたの血肉にしてもらった方がきっといいと思うのでどうぞお気遣いなく。