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立て板に水~流るる先は太平洋

所変われば人も変わる

本日、12月7日は古舘伊知郎の誕生日です。
宗田は古舘伊知郎をリスペクトしている。


あれだけ面白く解説することが出来る人は、
そうはいない。世の中にはおしゃべりに長けている人はたくさんいるかもしれない。


そんな中でも頭をひとつどころか、ふたつみっつは抜き出ている。
人間を他のものに、的確に分かりやすく形容する言葉のチョイスが鋭い。


みんなにわかるということもあれば、非常にニッチにウィットにとんだ例えも使いこなすので、万人に受けたり、マニアックなコアなところにも届くということを、実況などの瞬間的に映像を描写しなければならないところで、やってのけるのだから、ハンパない。


その中のひとつがアイルトン・セナを形容した言葉のひとつで「音速の貴公子」。
実にしっくりとくる、ピッタリな表現。
音速の貴公子と聞けばアイルトン・セナが思い浮かぶ。これくらい言い得ている言葉だ。


彼は幼少のころ、とても無口だったようです。お母さんとお姉さんがものすごく饒舌であったことから、その隙間を縫って話さなければならない環境にいたので、話すことが出来ず、苦手だったと言われている。


そんな彼が今のような人間になるきっかけは、お母さんとの記憶勝負。
プロレスに興味を持った古舘少年は、プロレスラーの名前を200人以上覚えていきます、そうするとお母さんも外国の俳優・女優の名前を覚えて、それを言い比べするという対決が喋ることの目覚め。

 

年齢によっては古舘伊知郎といえば、報道ステーションの人のイメージが強いと思うが、
それに彼はトーキングブルースというおしゃべりの単独ライブをやっていた。


その中の1つに早口言葉・滑舌練習の「外郎売」を
栄養ドリンクの種類の多さ、名前のややこしさ、成分の細々とした複雑なニュアンスを、
あれよあれよとまさに立て板に水のごとく、
「薬局ドリンク売り」として披露している。


↑こちらがその映像。


1994年のものなので、今はないドリンクなどもあるが、今も現存しているドリンクはそれだけ世間から需要があるということなのだろう。


このドリンク売りを古舘伊知郎が報道ステーションを辞めた2ヶ月に、バラエティに復帰する番組ぴったんこカン★カンの中で、安住アナが本人を目の前に披露するシーンがある。


安住アナは古舘伊知郎を敬愛しているので、
その復帰に自分の番組を選んでくれたということの恩返しがドリンク売りに表れている。


前日にスタッフを集めて、何度何度も練習を重ねて、本人を目の前にして、それを披露するというのは、とんでもなく覚悟のいること。
それをやってのけるのだから、安住アナも度胸も、技量もすごいんだなぁ。


最近、YouTubeで古舘伊知郎がやっているチャンネルを見たのだけど、報道から解き放された彼はやっぱり面白い。


いつまでも元気に、快活にしゃべり続けていてほしいものです。お誕生日おめでとうございます。


本日、12月7日は古舘伊知郎の誕生日です。






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