見出し画像

【無名人インタビュー】エニアグラムで生きるのが楽になった人

今回ご参加いただいたのは中井美幸さんです!
Twitter Blog Instagram

▷イントロ

ぽよぽよ。疲れたわ。
中井さん。今回も中野美紀子さんコミュニティからの参加者でございますね。中野さんコミュニティにご興味のある方は、こちらへ。
中野さんコミュニティのメンバーの方を編集するたび、バイタリティあるコミュニティだよなあと思っています。うんうん。
中野さんはインタビュー参加の際、ちょうどエニアグラム100人チャレンジというのをやっていて、エニアグラム中心のお話となりました。
てか、私も受けたんですよねー!! おもしろかったです!
ということで中野さん回、お楽しみくださいねー!!

1、カメラマンとベビーサイン

qbc:どういったインタビューにして行きましょうか?

中井:今ちょうどエニアグラム100人チャレンジというのをやっていて、そのあたりの話をさせてもらおうかなと思ってます。

qbc:ぜひぜひ。エニアグラムはいつごろから?

※エニアグラムとは? まあ、ざっくりいって性格診断です。性格の地図って思っておくといいでしょう。

中井:エニアグラムを学んで、一年ちょっとかな。エニアグラムに出会ったのは、あるコミュニティで勉強会に参加たときに、木村龍星さんに出会いました。

qbc:はい。

中井:この方すごいな、この方についていったらなんか良いことありそうみたいな。そのうちヒットするような、そういうのがあって、
で、ちょうどそのころ、オンラインで仕事をする人が自分の周りに少しずつ出てきて。私もオンラインでできることを持っておかないといけないって思ったんです。

qbc:なるほど。

中井:その中で私、写真を撮ったりとか、赤ちゃんに手話やジェスチャーでコミュニケーションを取る方法を教えるベビーサインとか、対面のお仕事ばっかりだったんですね。
で、龍星さんは、ZOOMを使ってお仕事をされていて、新規の人も勝手に入って来るみたいな感じで。20カ国500人~600人とか。

qbc:年間?!

中井:年間です。

qbc:すごいなあ。

中井:新規ばっかりで。口コミが口コミを呼ぶみたいな。エニアグラムを覚えておいたらいつか役に立つんじゃないかと。
あと、仕事でプロフィール写真を撮る時とか、私は人見知りなところがあるので、相手を知っておくと、すごい撮りやすくなるんじゃないかなと思って。

qbc:なるほど、はい。

中井:で、受講しました。藤原聡子さんという方とそのお姉さんがやってるコミュニティですね。子育てに役立つって感じの内容でした。

qbc:はいはいはい。

中井:龍星さんクラスだと、相手のことをぱっと見て、話し方とか雰囲気とかで、性格が分かってしまうんですよ。

qbc:あれ、エニアグラムって質問するやつじゃなかったでしたっけ?

中井:質問するやつです。質問をしていって詰めては行くんですけど、龍星さんは結構なんかもう、人の表情とかで。

qbc:えー?!

中井:質問もするんですけど、究極の占い師的な感じで当たって行くから、みんなビックリして。
これってすごい、エニアグラムをもっと学んでみたい、みたいな感じで申し込みが来ているようでした。

qbc:へええええ。

中井:子育てにも活かせそうだし、お客さんとのやり取りにも活かせそうだし、いろんな意味で学んだら面白そうだっていうので飛びこんだ感じです。

qbc:実際どんな感じでした? エニアグラム自体は。

中井:エニアグラムは、簡単に言うと、まず人を9つのタイプに分けるんですね。
それは古代ギリシャから伝わるもので、師匠からお弟子さんのほんの数人にしか昔は伝えられていなかったもので、秘伝だったみたいなんです。
それを1970年代くらいから、心理学者さんとかが研究するようになって、それでまあどんどん広まって、たくさんの人に知られるようになり、企業にも取り入れられるようになっていったと。

qbc:うんうん。

中井:でまあ一番面白いのは、タイプ診断で、あなたはこれですって言われて、当てはまってんのかなーていう感じがあるけど、エニアグラムは本当に、図で示されているから成長している方向が分かったり、逆に戻るのを分裂って言うんですけど、分裂する方向が分かったりするので、すごい面白いなと。
一つの数字だけじゃなくて、隣合った数字にも割と寄る傾向があって、それをウィングっていうんですけど、1のタイプなんだけど2寄りだねみたいな。

この画像を見ながらご覧ください!

画像1

qbc:あーなるほどなるほど。

中井:2のタイプだけど3寄りだねみたいな感じで。

qbc:はいはい。

中井:人の二面性が分かるのが面白かったですね。

qbc:セッションは何分くらいですか?

中井:私が今一生懸命目指しているのはは30分です。ただ実際、回数をやってみないと分からなくて。タイプがすんなり分かると30分くらいで終わるんですけどね。迷走して色々やって60分とか。
あとエニアグラムにすごい興味を持ってくれて、会話が弾んで60分というのも。さきほどの龍星さんは75分だったかな。

qbc:なるほど。

2、無料でも需要がないものは来ない

中井:私は龍星さんにしか教えてもらってないので、本は読んだことないんですけど、書籍も色々出てるみたいで。スマホでタイプ診断的なものもあったりします。
でもそういう質問って、その時々の気持ちで答えが変わったりするじゃないですか。

qbc:はい。

中井:なのでセッションに来てくれた人の中には、本で読んだ時はしっくりこなくて、セッションしてみたらしっくりきたと言われることもありますね。

qbc:あー、私、エニアグラムってやったことあるのかな。なんとなく見覚えがあるんですけど。

中井:就職活動の時に出てきたりしますよ。

qbc:あ、同じ内容の質問が形をちょっとずつ変えて何回も来るやつか。

中井:私はあんまり質問をしないんですけどね。龍星さんに教えてもらった質問を、その人に合わせてこれ言ってみようかな、くらいで。

qbc:どんな感じで診断ができるようになっていくんですかね?

中井:エニアグラムを学んでもう一年以上なんですが、最初の半年は、これ教えてもらったところで、私では診断できないなって思いました。
で、そもそもコロナで仕事がない。なので試してみたいなって思って、でもいきなり知らない人をやる勇気はなくて、まず知ってる人だったら無料でどうぞ、みたいな感じでエニアグラム100人チャレンジを始めました。
過去にはですね、無料でやっても全然集まんなかったこと、いっぱいあるんですよ。美紀子さんのコミュニティでも、無料でも需要ないものはないよって言われて。
でも、エニアグラム100人チャレンジは集まってきたんですよね。これはなんらかの需要があるんだなって。

qbc:なるほど。

中井:最初のセッションは、コラボしてるパートナーさんが最初だったんですけど、明らかに違うっていうのは分かるんですけど、細かい部分がなかなか分からない。
龍星さんに言われたのは、大勢の人の中にいる時の、人の仕草で割と絞られるって。例えば大勢の初めての所でも全然平気な人ってなると、もう三つくらいに絞れるんですよね。

qbc:何番? 何番?

中井:7の楽しいのが好きな人と、8番の自己主張する人と、他人の評価を気にしながらも成功を目指す3番。

qbc:はぁーなるほど!

中井:その逆を遊離型っていうんですけど、遊離型の人は9番のナチュラルな人。マイペースで、ペース乱されたくないみたいな。
あと、調べるのが好きな人。黙々と調べるのが好きで、思考がうちに閉じこもってる感じかな。あと、4の個性的な感じの人が、芸術家タイプの人ですかね。

qbc:はいはいはい。

中井:結構ニコニコしてるお世話好きさんの2番と。1番の人は自分のルールに対して厳しい人で、自分の為には頑張れる人。6番の人は人目を気にしながら、人の懐に入るのがうまいような人。
大勢の人がいる時に、大人しめながらも溶けこめる人と、全く溶けこめない人と、ガツガツ行く人みたいな。

qbc:なるほどね。

中井:でも、最初やった時はそういう絞り方もすぐ思い浮かばなくて、根掘り葉掘り聞いていました。1番から順番に聞くみたいな時もありました。
基本的に考え方としては、上下と左右を見ろって言われてて、例えばタイプ7っていう楽しい人って、良いところは好奇心旺盛ですごい色んな人とも仲良くなれて手広くやるみたいな。
だけど不健全で元気のない時は、楽しさに逃げちゃう。なので、7でも上下がある、良い時と悪い時があると。

qbc:はいはいはい。

中井:7だとしたら8と6のそばなので、隣の8の自己主張的な甘えられない要素を持っているのか、それともちょっと人の目を気にしながら上の人の機嫌を気にしながら行動を取る6のタイプ寄りなのかとか。どっちに寄ってるのか色々考えながら狭めるっていう感じですかね。
なので段々やり方が分かってくると、最初からある程度、これは無いかなって疑って、でこれかなって思うところを聞いて、これが違うと他も聞いてみたいな。そういうやり方がちょっとずつ分かって来ましたかね。

qbc:なるほど。

中井:本当にはっきり分かる、典型的な人もいましたね。初めましてでも分かる。

qbc:ちなみに私は、どんな印象なんですかね?

中井:カメラに映ってないと難しいですね。声だけだと若干ハードルが上がります。コミュニケーションに対して、ちょっと伏し目がちだったりとか、最初の印象でありますよね。

qbc:あーなるほどなるほど。

中井:目を合わせてコミュニケーションできる人もいれば、そこでもう伏し目がちになっちゃう人とか、ニコニコしてくれる人とか。

qbc:あー。私あんまり見ないですね。人の目。

中井:本当ですか。そういうので徐々に狭めます。

qbc:なるほどね。このインタビューも、私が一番やりやすい形態にしているんですよ。カメラあっても別に良いんですけど、やっぱり顔を見ちゃうじゃないですか。どんな表情したのかなって。で、そうするとその分の集中が削がれるじゃないですか。だから声だけに集中するために、カメラオフにしているんですね。
なので相手の方のカメラが映っていても、私は見てないです。

3、エニアグラム

中井:今までエニアグラムを知るまでは、この人はこういうタイプだって分かるツールが自分には何も無かったから、面白いですね。
今まで付き合ってきた人にも、あのタイプかな? だからああいう行動するのかな? とか。
すごい波長合うと思っていたら同じタイプだったみたいな。そういうのがちょっとずつ分かるようになってきました。

qbc:すごい。へー。
 
中井:100人チャレンジ始めて、今日で45人だったかな。始めて1ヶ月くらいですね。毎日のようにしていました。多い時は1日4件とか。
私、スイッチが入るとコツコツやるタイプなんですよ。無理してやってるっていうよりは、やるって決めたことに対しては苦じゃなくコツコツやれる。その面が今動いてるなっていう感じがします。

qbc:精度は変わってきましたか?

中井:確実に上がってると思います。当てずっぽうでいかなくても分かる人は分かるようになってきたし。
ただ、分からない人も出てきましたね。でも分からない人って、今はすごい変わってるみたいな人です。昔はこうじゃ無かったみたいな。

qbc:あーなるほどね。はいはい。

中井:エニアグラムでは、本質は変わらないって言われているんですよね。なので、本質のところは変わらないけど、本質からだいぶ離れている場合もあるので、そこの本質を探ってかなきゃいけないんです。
若い頃とか◯◯してるの? みたいな質問をして探ったりしますね。

qbc:よくする質問ってどんな質問ですか?

中井:龍星さんが言ってたのは、休日何をしますか? ですね。何もない時にその人がどういう行動するのかって質問で、けっこう見えるみたいです。

qbc:私、休みの日はほとんどインタビューしてますね。

中井:インタビューは好奇心でやってんのかな? 人を知りたいっていう気持ちですよね。そうすると、いろんな経験、体験を求めてるんですか? あと興味が広く浅いですか? とか。切り替えは早いですか? 悩みを引きずらないですか? というような質問をしていって、その人がどのタイプか探っていきます。7タイプの人っぽいですね。

qbc:私は7ですか?

中井:っぽいだけですね、まだ。人を好きっていう感じがあったんですよね。さっき人を気にしてるって言ってたから。
好奇心で調べてるのなら、5の思考、調べもの好きの可能性があります。知識を集めたくて調べてるのか、好奇心で調べているのか。

qbc:あー、どっちだろう。でも両方かもしれないですね。

中井:なので、頭の中ですごい黙々と考えてる5なのか、好奇心で外で考えてる7なのか、で違ってくると。

qbc:私、どっちかっていうと社会から離れてる感じがしてるので、5なのかもしれないですね。

中井:芸術家タイプかもしれないですね。気分が落ちた時とか内に篭りやすいですか? う自己嫌悪とか自己否定に落ちやすいのかとか。

qbc:自己嫌悪はするけど、他の人と比べてどうだ、ってのは分からないですね。

中井:気分が悪いと味も不味く感じますか? 気分が良いとめっちゃ味も美味しく感じますか?

qbc:ご飯食べると元気が出ますね。お腹空いてたから元気なかったのかな、みたいに思います。気分が落ちてても、ご飯は美味しいです。

中井:心配性なところはありますか?

qbc:今はなくなったんですけど、子供のころは心配性ってよく言われてました。

中井:人の目は気になったりしますか?

qbc:空気あんまり読まないですね。

中井:人のこと、あんまり気にならないっていう感じですかね。

qbc:気にならないわけじゃないけれども、相手をなにか嫌な気分にさせるって、どうしても発生しちゃうことなんで、気にしなくはないけどどうしようもないでしょ、みたいに思ってます。

中井:と、こんな感じでセッションを進めていきます。

qbc:これ、面白いですね。サイトの診断でやるよりもはるかにいい。私、応募してみます。

4、100人チャレンジ

中井:美紀子さんのコミュニティで振り返り会っていうのがあって、いろいろオンラインであの手この手でやってみたけどうまくいかなくて、すごい悩んでるんです、という話をした時に、ベビーサインの先生を対象に無料で撮影するっていうのもいいかな、と言ったんです。
そうしたら、それいいね、って美紀子さんがすごい背中を押してくれて。それでベビーサイン協会の理事長のプロフィールを撮ったこともあったし、仲良くさせてもらっていたので、ベビーサインのサイトに無料で写真が撮れますっていうのを載せてもらったんです。
でも1件しか申し込みがなかった。なのにエニアグラムはすぐに100件行きそうになっている。流れに乗ってるほうをがんばってみることにしました。

qbc:面白いですねえ。

中井:引き寄せたのはエニアグラムだったのか、みたいに思いました。とりあえずやってみるしかないな、みたいな。

qbc:ところで、写真を撮ること、ベビーサインのこと、エニアグラムもですが、なぜそういったこと始めようと思ったのですか?

中井:もともとは看護師していたんですよ。でも看護師は全然向いてなくて、3年で辞めようと思った時に、結婚しました。
で、ベビーサインは、独身時代だったころにテレビで見て知って、子供を産んだらこれをするんだと思ってました。

ベビーサイン!

中井:最初、独学でやろうしたんですが、ちょっと難しくて、教室を探して通いはじめました。そうしたらすごく楽しくて。
当時、ベビーサイン自体はあんまり知られてなくて、けどこんなに良いものなら資格を取って広めたいなと思って、それで講師になりました。もう10年ですね。
で、資格を取ってすぐ動かないとやらなくなるよって周りから言われて、私単純なのでそうなの? じゃあやらなきゃなって思って、自宅で始めました。

qbc:なるほど。

中井:カメラはベビーサインの講師を取った時に、ベビーサインの先生からカメラ講座やるから来ない? みたいに誘われて。ベビーサインの先生にいろいろ教えてほしかったし、つながりたかったので「参加します」みたいに参加したら、めっちゃ面白かったのが始まりでしたね。
その先生の講座は、一年かけて学べる丁寧な教室だったので、どんどんハマっていきましたね。

qbc:ほんと丁寧ですね。

中井:で、そのあたりで夫が転勤することになりまして、岡山に行ったんですよね。その時に二人目を妊娠してて、すごくマタニティを普通に楽しんでたんですけど、またベビーサインをやりたい欲求が出て、そのときにブログとかこつこつやっていたら。カメラについてのことを書いてみると、岡山ではすごいアクセスが良かったんですよ。

qbc:おおー、すばらしい。

中井:岡山って、ママが参加できるようなカメラ講座が全然なかったんですよね。
で、これは需要あるんじゃないかと思って、カメラを教えてもらった先生に、「こういうのやりたいんですけどやってみていいですか?」って許可をもらって、それで先生の資料を参考に、カメラ講座をはじめたんです。
そうしたらけっこうお客さんに来ていただいて。それから、授乳フォトというのも見様見真似で始めてみました。
ベビーサインと並行しながら、カメラ講座もするようになって、授乳フォトもするようになって、っていう感じで流れていきましたね。

qbc:なるほどね。

中井:で、また3年後に転勤になって。今度は名古屋にやってくると、カメラ講座、わんさかあるんですよね。ここでカメラ講座は厳しいなあと思って。
で、その時にブログに引っかかったのが授乳フォトだったんですよね。なので、引っ越した最初の仕事は授乳フォトから始まって、そっからまたベビーサインにつなげたりとか、カメラ講座につなげたりとか。あとベビーサインの先生に声かけてもらって、コラボしませんか、みたいな。それで親子向けのイベントはじめたりとか。

qbc:自然にそういうふうな動きが生まれる人な感じなのですかね。すごい。

中井:エニアグラムの方も、オンラインでできることを探していて見つけた感じでしたね。

5、完璧主義

qbc:もともと、ネットでお金を稼ごうとか、そういうことに興味がおありだったのですか?

中井:たぶん、そんな家事が好きじゃない。仕事をしてれば家事さぼっても悪くない感じしませんか? 普通に家で教室やるっていうときれいに支度するじゃないですか、お客さんが入ることで片付けするやる気になったりとか。
お金がほしいっていうのもありますけど、でも主人の扶養でもいいや、みたいなところもあるので。

qbc:アルバイトとかじゃつまんないってことですかね?

中井:たぶんそういうの全然やる気ない。幼稚園の子がいるっていうのも大きいんですけど、オンラインだと、家の家事の合間にできたりするし。
動かなくても良いっていうことの便利さ。だから1日に4人もエニアグラムのセッションできたりするんですけど、普通じゃ考えられないですよね。向こうへ行ってとかしてたら、移動時間とかもあるのに。そういう意味では、これいいじゃんって。
家の家事もね、ちょっとずつやりながら。今日はセッションで忙しかったから、家事諦めた、みたいな。なんか理由付けがほしいんですよね。

qbc:なるほどね。

中井:子育てって完璧にはできないんだなってことを、すごい感じさせられたんですよね。て。で、もともと家事も好きじゃない。
私は、エニアグラムの9なのですけど、完璧主義なところがあります。でも、同時にちょっとだらしのないところというか、今のままでいいわーみたいな、だらだらして今日は何もしたくないみたいな、両方持ってるんです。
でも、完璧主義がなくなってるわけではないので、家事を完璧にしなきゃいけないってどっかで思ってるんですよ。

qbc:なるほどエニアグラムってそういうふうに使うんですね。

中井:なので、本当は家事苦手だし、完璧なんてできないの知ってるんだけど、それを専業主婦として完璧にできない自分を知ってしまうと、耐えられないんですよね。
だから、なんかいろいろやってる。だから、仕事してるからできないんだ、みたいな。完璧な自分に言い訳を与えてほしいっていうか。
それが根本にあるんじゃないかって思ってます。

qbc:面白い。

中井:エニアグラムを知って、ちょっとだらしがない自分もOK、まあいっかなみたいに思えたりとか。過去の自分を振りかえって、あの時すごい自己否定してたなとか。
看護師も、みんなから「良い仕事だし、また再開するの?」とかいろいろ聞かれるんですけど、でも完璧主義な自分の中では、看護師は完璧にできなかったんですよね。今まで生きてきた中で、けっこう何でもそこそここなしてたんですが、だけど初めて、看護師になってできない自分が見つかって。

qbc:はいはいはい。

中井:それで苦しんだんですけど、でもそれを助けてくれたのはエニアグラム診断だったんですよね。
泣いたら忘れちゃうとか、穏やかとか。病棟でしょっちゅう泣いてたんですよ。だから友達とか、病気じゃないかってよく心配してくれたんですけど、それストレス緩和だったんですよね、今思うと。泣くことで自分のストレスを緩和してて、何とか三年保ったんだなって。

qbc:え、面白い。

中井:ちょっと周りには隠してました。

qbc:残りあと10分というところで、今後、どうしていきたいとか、今後のお話を聞かせていただけたらと思います。

中井:まずはエニアグラム100人達成です。あとやってて思ったのが、親子の関係とか夫婦の関係とかをそれぞれエニアグラム診断やったら面白いだろうなって。

qbc:関係ってどういうことです?

中井:夫婦関係とか親子関係を良くするのに、エニアグラムは最適だなと思って。たまたま友達の娘さんが受けたいって言ってくれて、親子で受けたのがきっかけですね。
てくれたりして。

qbc:なるほど、面白いですね、それは。

中井:それに私自身もね、主人がわかるようになって、ちょっと楽になったとこがあったので。これ、夫婦で知るといいんじゃないかな、みたいな。

qbc:なるほど。

中井:なので、エニアグラムをやりつつ、写真はやっぱり楽しくって、やっぱりこっちもやりたい。エニアグラム落ち着いたら、もうちょっと写真のほうもがんばろうかな、みたいに思ってますね。

qbc:苦しかった看護師時代のあとは、わりとポジティブな気分で過ごされているんですかね?

中井:そうですね。人との出会いとか、看護師の時にはすごく楽しめなかったんですよね。私のエニアグラム的にも、楽しむのがちょっと苦手なところがあって。
ベビーサインやカメラの仕事に出会って、楽しいことを見つけたっていうのがすごく大きいかもしれないです。そこからたぶん、だいぶポジティブになったと思います。

qbc:なるほど。

中井:臨機応変になってったというかね。自分に合わせたものを使い分けるみたいな。

qbc:いやーエニアグラム、面白いですね。あの図は見たことあったのですが、セッションで実際に話しながら診断されると、深みがまします。

中井:良かったです。ありがとうございました。

qbc:こちらこそ、ありがとうございました!

▷アウトロ

私のエニアグラムは4と5って感じでしたああ。
性格診断。もちろん絶対ってわけではないですが、ひとつの物差しをもってものを考えるっていうのはひじょうに有用だなと思って話を聞いておりました。
人間の基本的な性格の組み立てはやっぱり決まってんじゃないのかなって思いました。

無名人インタビューを続けてきて、100人近い方の話を聞いてきて、誰かに自分の話を何の不安もなく話すということが、何かを作ったり、新しいことをはじめたりする力を生みだすんだなと思いました。
思考を整理するにも、他人に受け入れられるということがとても大切、というかそれが前提。これがないと、ほんとうにもう前に進めない。
これって、インフラになるべきではないですか?
これを家族に担わせるとかはむりですわ。そもそも、血縁ではなく他人が担うべき役割なんですよ。わ。
前へ。

編集協力:有島緋ナ さん

マガジンで過去インタビューも読めますよ!

インタビュー参加募集!

この記事が参加している募集

自己紹介

いただいたサポートは無名人インタビューの活動に使用します!!