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常に追いかけられる人でありたい人

対人関係苦手意識って、私ずっと苦手意識マンだったんです若いときって。30代くらいまで苦手でさ。30代からはむしろ得意に感じてたんだけど、それは仕事上とか、席がばちってきまってるときで、なんかフリー雑談みたいなのは苦手のままだったんだよね。
つまり私は根っから人と話すのが得意というかそういうんじゃないタイプなんだろうな、って。
で、そこで40代になって編みだしたのがインタビューって方式だったんですよ。場、役割、テーマが決まっててめちゃ話しやすい。ふふ。
あはは。
でも、やっぱやきもちやいちゃうよね、根っからのコミュニケーション上手の人は。てか、だいたい私はそういう人とパートナーシップを結ぶことが本能的にか多いんだけども。
そういう、根っからコミュ強の人を見てると、なんか話しかけるの自然だし、同じタイミングで笑えるし、良いなって思うよ。私、同じタイミングで笑うとかあんまりないもの。他人の世界と協調するのめんどくさ、って思うほうかな。
できればそういう明るい人の、人たらしみたいな人の人生をすこしでも味わってみたいかなあ。経験の一環として、ね。
と思う2024年5月28日9時12分に書く無名人インタビュー785回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】

今回ご参加いただいたのは 姫崎ゆー さんです!

年齢:50代後半
性別:F
職業:喋る、もしくは聞いてあげるお仕事


現在:書き始めた時に、スキをもらえたことがすごく嬉しくて。

erica:今何をしている方ですか?

姫崎ゆー:会社員なんですけれども。コールセンターのオペレーターです。

erica:いつ頃からされているんですか?

姫崎ゆー:そうですね。もう2年以上ですかね。病気して、それから再就職といった形で。

erica:具体的にはどんなお仕事ですか?

姫崎ゆー:主にお客様とお話をしながら、データを入力するんですけれども。業務内容によって、また違ってくるんですが。

基本的には、対話者のお話を伺って、それをパソコンに入力していく。

あとはですね、電話をかけてきてくださった方に、分からないことについてご案内をする業務です。

erica:お仕事をされてみていかがですか?

姫崎ゆー:1日1回は、この仕事に就いていて良かったと思えることがあります。

お話が長時間に及ぶこともあるんですね。説明が非常に分かりやすかったので、もしまたかけることがあったら、あなたに繋がりますかって言われた時はとても嬉しかったです。

erica:再就職される前は、どんな生活を送られてたんですか?

姫崎ゆー:離婚して、とある男性に囲われていた形ですかね。

それ以前は、長いこと美容関係の仕事でメイクアップアーティストをやっていたので、化粧品に携わることなどが多かったです。

erica:好きなことや趣味はありますか?

姫崎ゆー:音楽鑑賞、読書。芸術一般。絵を描くのはあんまり得意ではないんですけれども、音楽がすごく好きです。

あとはやっぱり、noteを始めとして物を書いたり。若い女性を綺麗にするのがとっても好きです。

erica:音楽はどんなジャンルを?

姫崎ゆー:J-POPから洋楽から多岐に渡るんですけれども。洋楽が多いですがクラシックも聞きます。アニソンも。ヴィジュアル系ロックはかなり大好きですよ。

erica:どんな時に音楽を聞かれますか?

姫崎ゆー:仕事をしていない時は、大体映画を見てるか、読書してるかなんですが。読書してる時も、大抵音楽聞いてます。

erica:読書している時はどんな音楽を聞くんですか?

姫崎ゆー:その時の気分によって違うので、本の内容とはあまり関係のないジャンルでも聞いてますね。

だけどパンクロックは、読書には向かないかな。

erica:どんな文章を書かれるんですか?

姫崎ゆー:今は少しお休みをしているんですけれども。エッセイもどきであったり、たまに短歌を読んでみたり。

あとは未発表の小説などがあります。

erica:今はどうしてお休みをされてるんですか?

姫崎ゆー:フルタイムで働いているんですね。どうしても8時間パソコンを叩いているわけで、目が疲れちゃって。今はあんまり書いてなくって。

一昨年くらいまではnoteの更新を一生懸命していたんですが。今は書きたい時でも力を抜いてという感じですかね。

erica:書いている時はどんな気持ちになることが多いですか?

姫崎ゆー:これもまた内容にもよるんですけれども。やっぱり、その時の心情であったり、言葉遊びが非常に好きなので、どんな気持ちかはやはり内容によりますね。

辛い内容を書いている時は、泣きながら書くこともありますし。あと猫飼ってるんですけれども。猫が喋っている体で書いている時は、自分も母猫になったような気持ちで書いたりしています。

erica:noteはいつ頃からされてるんですか?

姫崎ゆー:アカウントは2019年の6月に作って、何も書かずにいたんですね。2019年の秋に、おっかなびっくり呟き投稿をしてからですかね。

ずっと何かしら書いていたかったので、書く場所を別な場所に移したくて、それでたまたまnoteでした。

erica:元々、どんな場所で書かれていたんですか?

姫崎ゆー:ハガキ職人であったこともありますし、別なところで書いていたこともあります。

erica:じゃあ、note自体は5年くらい?

姫崎ゆー:もう2024年なので。初めて読んだのが、好きな漫画家さんについての記事で、そこでnoteというものを知って。

アカウントがなくても読めるのかっていう感じで最初は読み専だったんですけれども。自分も何か投稿してみようかな、書いてみようかなって思って。

erica:どうして書いてみようと思ったんですか?

姫崎ゆー:若い時に作家というものに憧れがあって。何かどこかで書きたいなっていうけれども、小説はなかなかハードルが高いっていうか、ちょっとトラウマがありまして。

それでもっと気軽にいろんなことを書ける場所を探していました。文芸志向の方がいらっしゃったり、交流重視の方がいらっしゃったり。何よりもやっぱり、無料で利用できるっていうのが魅力で。

書き始めた時に、スキをもらえたことがすごく嬉しくて。あとコメントですね。そういったことが嬉しかった。

働ける状態ではなかったんですね。事情があって。家事などの合間に、他の皆さんの企画に参加をさせていただいたりして。

若い頃の文芸部時代のことを思い出しながらすごく楽しかったので、書いてました。書く時間が取れないことが多かったっていうのが一番の理由かもしれない。

erica:書けなかった状態は、いかがでした?

姫崎ゆー:苦痛ですね。物理的に時間がとれなかったんですね。

さっきちょっと囲われているっていう表現をしましたけれども。交際相手の男性がいて、細々手話を焼かないといけないわけなんですよ。食事の支度をして、洗濯したり、お掃除したり。

やっぱりフルタイムで働いているので、それからスーパーに寄ったりしても、帰りはやっぱり7時半。もしかしたら8時になっちゃうんですね。

それから、朝はやっぱり5時40分起床で早いので。どうしても、書きたくても時間が取れなかった。つい数日前に、ほぼ愚痴のnote記事を書いたんですけど。

元々、子供の頃から作文や国語の授業も好きだったので。やっぱり何らかの形で自分のうん、何かを発信したいというか、誰かに自分のものを読んでもらいたい欲求が強かったように感じますね。

erica:ご自身の性格はどう思いますか?

姫崎ゆー:あんまり怒らないですね。割とおっとりしている方かもしれないです。

erica:どんな場面で感じますか?

姫崎ゆー:イライラはするんですけれども。年齢もあるのかもしれないですけど、怒っている時間が無駄。エネルギーも消耗するし。

だったら他に楽しいことをやった方がいいんじゃないって思いますね。

erica:周りの方からは、どう言われますか?

姫崎ゆー:髪の毛真っ赤なロックのおばさんだと思われてます。

erica:格好はご自身が好きでされてるんですか?

姫崎ゆー:そうです。幸い、髪色もピアスもネイルも服装も自由な職場で。おしゃれすることがとても好きで、赤は元気の出る色なので。月2回くらい赤を入れますね。

erica:赤色にすることが多いんですか?

姫崎ゆー:そうですね。2021年からまた、メイクアップアーティストの頃みたいに赤にしましたね。

erica:また赤にしようと思ったきっかけはあったんですか?

姫崎ゆー:乳がんで全摘っていうことになりまして、自分を鼓舞するためもあったと思います。

erica:もっと親しい方からは、どんな方だと言われることが多いですか?

姫崎ゆー:馬鹿と言われます。
その方はあまりボキャブラリーが無いのでまた始まった、くらいかな。バカバカ言われても、まあいいやくらいで。

ただ、私より5つ年が若いので。見た目は私よりずっと老けてるんですけれども。また言ってるなくらいで、気にはならないです。怒ると疲れるし。

だから、子供を本気で怒ったのは2回だけですかね。子供が学生時代の頃。あとは叱ったこともないです。

ただ、放任していたわけではないんですけれども。物の言い方を少しきつく言わないようにしようと心がけてはいたので。人が怒っている顔を見るのがやっぱり嫌なので、そういう顔をしたくないかなっていうのがあります。

過去:もうちょっと世の中いろんなことに寛容であってもいいんじゃないのかなと思います。

erica:幼少期の頃はどんなお子さんでしたか?

姫崎ゆー:幸い経済的に恵まれた家庭で育ったので、みんなが持っていないリカちゃん人形にリカちゃんハウスにみたいに、いろいろあったんですけれども。

みんなが勝手に私のもので遊んでいる時に、1人で本を読んでました。話しかけられば応じるんですけれども、いいよとか。それならどこそこにあるよみたいに。あんまりおままごとが好きではなかったので。

erica:どうして好きではなかったんですか?

姫崎ゆー:大人になって分かったんですけれども、ASDなんですね。高機能自閉症って呼ばれる。

だから、あまり他人に興味も持てなくて。ただ、いじめに遭ったこととか、人をいじめたこともなかったですね。

マイペースでずっときました。

erica:どんな本を読まれることが多かったですか?

姫崎ゆー:小さい時は、ディズニーの絵本であったり、ディズニークラシックの結構大きな本なんですけれども。毎月1冊ずつ、父が学研の図鑑と一緒に購入してくれていました。だから図鑑と絵本。

あとは父の書棚や、学級文庫は全部読んでました。学校の図書館もすごく好きで、漫画も大好きでした。

erica:本を読む時は、どんな気持ちになることが多かったですか?

姫崎ゆー:物語の中に入り込むんですね。だから、映画を見るように読書をしていたと思います。

例えば、里芋の煮物を作っているような下りが出てきたら、なんとなくその情景が浮かんで、香りを楽しむ。

あとは、登場人物の声がそのまま頭に浮かんでしまう。読書するのはすごく好きでしたね。

erica:お気に入りの本はありました?

姫崎ゆー:赤毛のアンであったり、若草物語であったり、性善説に基づいたお話がとても好きでしたね。

erica:小学校時代はいかがでしたか?

姫崎ゆー:とにかくラジオが大好きで。小学校3年生の時に小さなラジオを父に買ってもらって、それからラジオにハマってしまって。

AM、FMだけでなく、短波放送が入るラジオを買ってもらったり。流れてくる音楽を聞くのも、とにかく楽しかったですね。FMが一番好きだったんですけれども。

小学生の時は、ラジオから流れてきたベイ・シティ・ローラーズが好きで。それ以外にも、フレンチポップだったり、いろいろ好きだと思ったものはあると思うんですけど。

このバンドのこういう音楽が好きだって洋楽を意識したのは、ベイ・シティ・ローラーズかもしれないですね。

erica:ラジオはどんなところにハマったんですか?

姫崎ゆー:イヤホンやヘッドホンでしょうかね。ひとりで好きな音量で聴いていられる。あとはやっぱり、ラジオ番組ってハガキの投稿もできるじゃないですか。リスナーとして番組宛にハガキを書いて、リクエストした曲がかかったりとかですかね。

あとは、中学生のときに、小林克也さんの夜中のFMの番組がすごく好きでした。

erica:中学校時代で、印象に残ってることはありますか?

姫崎ゆー:吹奏楽をやっていて。1年生の時は、部員が全員女性だったんですね。で、その時に3年生から、男子部員が欲しいっていうことで、なぜか男子部員のスカウトに行けって言われて。

やってくれそうな人を数名あたったけど、反応がなかったので諦めていたら、ある人が入部してきて。特にそんなに恋愛とか興味なかったんですけれども、お付き合いをするようになって中学生でボーイフレンドができました。

あとは、さっきあんまりいじめに遭ったことはないと言ったんですけれども。彼は背も高くてかなりハンサムでモテる方だったので。

付き合っていることは誰にも言ってなかったんですけれども、自分が3年生だった時に下級生に知れ渡ってしまって。練習中に譜面台を1年生から蹴飛ばされたことがあって、なんか理不尽だなと思いました。

erica:どんな点に対して理不尽だと感じました?

姫崎ゆー:1年生は部長であった彼に憧れて入ってきた女の子たちが多かったんですけれども。もう既に私とお付き合いしていたわけで。

これは部活で誰かに話す必要ってないじゃないですか。部長は私の彼氏なのよとか。相手もそういったことは一切言わなかったので。学校は学校、プライベートはプライベートだったので。

練習中に席を立ってそういうことをすることが、やっぱりちょっと理解ができなかったですね。特に文句を言われる筋合いもないし。

顧問の先生に言うわけにもいかず。生まれて初めて理不尽って感じたのはそのことかもしれないです。

erica:この出来事でも、怒りの感情はなかったですか?

姫崎ゆー:ただ呆れましたね。怒りはしなかったです。

私はパートリーダーをやっていて、クラリネットを吹いていたんですけれども。その間、練習はタイムロスじゃないですか。

どうしてこんなくだらないことするんだろうと。そんな悔しかったら、部長に自分たちで告白するなりして、付き合ってもらったらとか思っちゃいました。

なんてくだらないことをしてくれるんだと。だから、その時は怒りもしなかったです。

erica:高校以降はどんな生活を送られてましたか?

姫崎ゆー:学校は進学校だったんですけれども。父がすごく高望みをする人だったので、自分が行った大学もしくは国公立でないと進学をさせないと宣いまして。

推薦が決まっていた私立の短大を諦めなくちゃならなかったことが、とっても悲しかったかな。

erica:結局、どういった進路になったんですか?

姫崎ゆー:父の会社にそのまま勤務といった形ですね。

erica:大学は行かずに?

姫崎ゆー:そうですね。まだ一般的にパソコンが普及していない時代だったので。商業高校などに、ようやく導入される時期。

私が高校生の時に、会社や自宅にパソコンやワープロがやってきました。いわゆる経理であったり、父の秘書?であったり、そういった形で働きました。あんまり父が他人を信用する人ではなかったので、身内に任せたいということもあったのかもしれないですね。

あとは、やっぱり習い事をきちんとして、しかるべきところにお嫁さんにっていう古い考え方が、両親や祖父母の中にあったのかもしれないです。学校を出てからは習い事ばかりでしたね。

erica:どんなことをされてたんですか?

姫崎ゆー:まず華道ですね。それから社交ダンス。学生時代の頃はずっとピアノを習っていました。ピアノは嫌でやめました。あとは、書道ですかね。

華道と社交ダンスは忙しかったです。あと余暇は、やっぱり父とゴルフに行ったり、読書をしたり。

なぜかローカルのミスコンに2回も出なくちゃいけなかったり。とにかく家のためにっていう感じだったんですね。

erica:ご家族に言われて出たんですか?

姫崎ゆー:そういったわけではないですね。一応、他薦なので。

最初は嫌だって言ったんですけれども、父の友人で取引先の方が持ってきたことだったので、断れなかった。

けど、いい経験でしたね。2回全く別のミスコンだったんですけど、どっちも1年限りのミッションなので。いい経験をさせていただいたと思っています。

erica:過去を振り返って、他に話したいことはありますか?

姫崎ゆー:そうですね。もっとみんなおしゃれしてほしいですね。今日も午前中からずっと買い物に行ってきたんですけれども、みんな量産型のメイクをして、みんな同じに見えてしまうことが多々あるんですけれども。

奇抜な服装やお化粧をする必要はないと思うんだけれども、みんな違って当たり前と思っているので。もっとみんな自由であってもいいかなって。

erica:それは何年か思い続けていることですか?

姫崎ゆー:そうですね。30過ぎてからですかね。

メイクアップアーティストの頃に、深く思っていたんですけど。無難なところを選ぶのも、コンサバなのも悪いことではないとは思うんです。

けれども、そういった人たちとお話をしていくと、本当はこういった服を着てみたいんだけれどもとか、こんな口紅つけてみたいとか。でも、みんなこんなのつけてないからっていう人がすごく多かったんですね。どうしてやってみないのかなと思いますね。

erica:ご自身は、昔から好きな格好をしていたんですか?

姫崎ゆー:いえ。そういうわけでもないんです。髪色も大人しめにしてなきゃいけなかったり、ピアスが禁止であったり。ネイルNGなところに勤務していたこともありますので。

最近ようやく自分を解き放ってきたかなぐらいですかね。乳がんで全摘しているんですけれども、右側が少し傷の痛みもあるし辛かったりもするんです。

あとは、ASDなので障害者手帳3級なんですね。非常に疲れやすかったりするんですけれども、見た目は障害がある風には見えないんですね。

ヘルプマークをカバンに付けていたり、公共交通機関を利用する時に、手帳の提示をすると割引になったりするんですけれども。あからさまに嫌な顔をされることもあるんですね。

私に対してだけでなくてですね、例えば白い杖をついている人や、松葉杖をついている人って、介助が必要だと分かりやすいと思うんですけれども。

例えば心臓が悪い男性も、スーツを着てヘルプマークをつけていたりする。あとは、お腹に赤ちゃんがいる女性も、あんまりお腹大きくない時って、目立ちはしないんだけれども安定期じゃないんですよね。

特にお年寄りに多いんですけれども。つい最近本当にこういった声を聞いて。若い者が座ってって、おじいちゃんが若い女性に対して言ったんですけれども。

けれども、もしかしたらその方はお腹に赤ちゃんいるかもしれないし、見た目では分からない疾病があるかもしれないのに、お年寄りに席を譲るのが当然だろう若者なんだから、みたいに言う方が、以前よりも多いように感じます。

もうちょっと世の中いろんなことに寛容であってもいいんじゃないのかなと思います。

未来:若作りをするのではなく、若々しくありたいですね。

erica:未来について、どういったイメージをお持ちですか?

姫崎ゆー:1人と1匹で暮らしているので。今の猫が生きてる間は、私も生きていたいですね。

終活の一環として、白菊会に登録をしているんですね。死後は、大学病院で検体にっていう。

特に人様のために役に立てる人生ではなかった気もするんです。2回も離婚してるし。ガンを患っていて、ついでにアスペルガー症候群なので、こんな面白い標本はないんじゃないかって自分で思うんです。

娘もかつて医師を目指して医学部合格したのに、母子家庭で自ら進学を諦めたっていう過去があるので。何らかの形で貢献ができたらいいかなぐらいで、そんなに長生きの願望もないです。

erica:どういう人でありたいですか?

姫崎ゆー:周りからは変人だと思われているようなんですけれども、それでいいと思ってます。常に、なるべくなら笑顔でいたいし、何も起きないことがいいですね。

あと、ゴシップとか人の噂話とか、井戸端会議が苦手なので。自分らしくずっと笑顔でいたいと思いますし、片方の乳房はなくなりましたけれども、死ぬ直前まで女性でいたいです。

erica:女性でいるというのは?

姫崎ゆー:さっきのお話と繋がるんですけれども。やっぱり小綺麗にしていたいと思いますし。年相応という言葉はあまり好きではないんですけれども、自分らしいおしゃれをしていたいと思うし、やっぱり若々しくありたいですね。

若作りをするのではなく、若々しくありたいですね。

erica:そういう状態でいる姫崎さんは、どんな気持ちでいそうですか?

姫崎ゆー:できるだけ娘の手を煩わせないように生きていきたいと心がけてはいるので、穏やかでいられるとは思います。

erica:そういう思いは、いつ頃から持ち始めたんですか?

姫崎ゆー:作家で言えば、私は村上龍と太宰治が好きなんですけれども。作品はすごく好きなんですね、太宰治。けれども、ああいった生き方はしたくないですね。

私自身も恋多き女で、随分男性にも振り回されましたけれども。常に追いかけられる人でありたいです。そして、ずっと笑顔でありたいです。

erica:noteについては、今後は何か考えられてますか?

姫崎ゆー:この春、娘夫婦が転勤のためにちょっと遠くに越したので、ちょっと寂しい思いもあったり、近しい人に不幸が続いたりしたので、気持ちの落ち込みもあったんですけれども。

心を立て直してから、以前のように音楽エッセイであったり、出来栄えが良いかどうかは分からないんですけれども、短歌を書いてみたり。

文芸志向の人たちと交流を持ちながら、自分自身の作品をまた書いていける時がきっと来ると思っております。

erica:最後に、言い残したことはありますか?

姫崎ゆー:私がnoteを始めた頃は、文芸志向の方が多かったんですね。けど、最近は特定のクリエイターさんへの嫌がらせとか、そういったことが随分増えているように感じます。

何を書いても自由なんですけれども、分かりやすい嫌がらせや、有料記事で他の方の記事をリンクに貼って悪口を書くようなことはやめてほしいと思います。

何らかの形で世に出たくてnoteを始めた方ってすごく多いと思うんです。自分なりの創作ができない時は、人に嫌がらせをするんじゃなくて、一歩立ち止まって自分自身を見つめ直してほしいなって思います。

以前、記事にも書いたんですけど。
もっとみんな文学しようぜ!ぐらいですかね。

あとがき

SNSの普及で、他者との距離がすごく近くなったように思います。他人が何しているかなんてすぐに分かるし、他人が自分をどう思っているか察せちゃう場合もある。
だから、自分のことはさておいて、順調そうな他者を僻んだり、逆に順調そうでない他者を見て自分を安心させたりと、他者をコントロールすることで自分を位置付けそうになる瞬間って誰にでもあるのかなあと思います。

そうやっているうちに、順調そうな他者はどんどん順調そうに進んでいくんですよね。

結局、僻むのも見比べるのも意味はないよな、と思いつつ、そうしないと自分を保てない時期もあるのかな、と思ったりもします。特に、このSNS社会だとね。

様々な出来事を経ながらも、前向きさと自らの意志を忘れずに進んでいる様子に、すごく勇気をもらえたインタビューでした。ご参加いただき、ありがとうございました!!

【インタビュー・編集・あとがき:erica】

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