子供できてから未来のことを考えるのが楽しくて楽しくて。人
震える手で今キーボードで、キーたたいてるんだけども、ああ怖い怖い。ああ怖い。
なんてね。別に何も怖くはないさ。今日、このあと、やらなきゃいけないことが山積みだって、怖くはないさ。貯金残高にいくらあったって、恐怖は尽きないよ。良いクライアントがいたって、全員来月からみんな失業するかもしれないし。ああ。怖いね。ともあれフリーランスは一寸先は闇なんですよ。そんな、体たらくなんですよ。
って、まあ怖いと思えば怖いし。怖くないと思えば怖いし。そんなの物の見方で。物の見方でしかないし。物の見方で気分が変わってしまうなら、これは、もう、自分の考えていたことが現実に実現する?! っていう自己啓発の考え方知ってますか?
知っていますかね。私、思考が現実化する、って聞いた時に、なんでそんな当たり目のこというんだろう、って思ったんですよね。だって思考してなかったことが起きたら起きたで、何かが起きただけだなって思うし、思っていたことが起きたら、あー自分の予測が当たったないしやってたことが実ったな、なんて思うんですよね。なんだろ、そこの見方かな。見方が違うのかな。
っていうのもね、なんていうか、人の頭の中は聞いてみないとわからないよね、ってハナシ!!!!!
と思う2024年6月17日8時27分に書く無名人インタビュー813回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】
今回ご参加いただいたのは ウエノ さんです!
年齢:20代中盤
性別:男性
職業:採用人事
instagram:https://www.instagram.com/8ya10_u
現在:フルタイム働いてる方は8時間、犠牲というか投資をするわけじゃないですか。自分の24時間のうち3分の1を。そういう時間、みんなが楽しい方がいいんじゃないとか、深い話とかしながら一つの目的に向かっていくほうがいいんじゃないかって
ナカザワ:
ウエノさんは今何をされてる方ですか?
ウエノ:
そうですね。ざっくり言うと採用人事をしてます。
ナカザワ:
採用人事。お仕事ですか?
ウエノ:
はい、仕事で。あ、質問、職業じゃなかったですか?もしかして。
ナカザワ:
いや、何でも大丈夫です。具体的にどんなお仕事されてるんですか?
ウエノ:
私がいる部署というか事業は、RPOっていう領域の事業で、要は採用領域をアウトソースしてもらって、私達はそれを支援する立場なので、本当に企業様の中に入って、面接したり書類選考したりみたいなことをしています。
ナカザワ:
実際にウエノさん自身もどこかの企業に入って、その採用人事を外部委託という形でされてるんですか?
ウエノ:
そうですね。今は、外資のメーカーで採用をしていて、今日も面接5個ぐらいやってました。
ナカザワ:
じゃあ普段のお仕事としては、本当に面接したり書類で選考したりとか?
ウエノ:
そうですね。はい。
ナカザワ:
なるほど。実際こういう仕事だと、普段関わるのってどんな方ですか?
ウエノ:
やっぱり、一番は候補者さんですね。転職したいって思ってる方。で、あとはそういった方を紹介してくださる人材紹介会社の、いわゆる転職エージェントの皆さんであったり。あとはチームのメンバーですね。それがメインかなと。あと、今、部門の営業職を採用してるんですけど、営業課長とか営業本部長さんとか、そういった方たちとも、お話をさせていただいたり、関わったりしておりいます。
ナカザワ:
ありがとうございます。今、仕事のお話をお聞きしたんですけど、何かそれ以外にやっていることとか、趣味とかそういったものはありますか?
ウエノ:
そうですね、趣味、ビールが好きで。クラフトビールなんですけど、うちゅうブルーイングっていう。山梨の北杜市っていうところに構えてるんですけど、結構本当にいろんな種類のビールを出してて。定期的に19時に販売をネットでしてるんですけど、もう争奪戦、ポチポチ戦争みたいな。それを宇宙戦争って思ったりするんですけども。
ナカザワ:
なるほど。
ウエノ:
そういうビールをECで頼んだり。あと結構なんかギークというか、本当にお酒好きな酒屋さんとかボトルショップとかにたまに置いてたりするんで、それを見つけては買って飲んで、ラベル剥がしてラベル集めてみたいなことをしたりしてます。
ナカザワ:
なぜビールが趣味になったんですか?
ウエノ:
なんでなんですかね。大学生になって酒飲み始めた時から、あんまり甘い系のお酒っていうんですか、ジュースとかで割ったりするのがあんまり好きじゃなくて、スピリッツとかも好きじゃなくて、ずっとビール飲んでたんですけど。
きっかけは本当にビールがすごい好きな友達がいて、その友達にうちゅうを紹介してもらって、っていうところからだった。
最初は「すごい美味しい」で止まってたんですけど、去年まで長崎に住んでて、そのときに行った居酒屋さんにたまたまうちゅうがあって、「うちゅうあるんですね」って言ってそこからすごい店主さんと話が盛り上がって仲良くなったことがあって。うちゅうから広がる世界、みたいな。文字で聞くとなんかすごいスピリチュアルですけど。そう感じると、なんかより好きが募るというか。深まっていった感じがしますね。
ナカザワ:
うんうんうん。そのビールが趣味ですっていう状態、状態っていうのかわかんないんですけど、それになったのっていつですか?その長崎での出会いですか?
ウエノ:
いつだろう。もうちょっと前ですね、留学から帰って来たときはまだ、そんなに。でも2022年の秋ぐらいですかね。
ナカザワ:
留学に行かれてたんですか?
ウエノ:
そうなんです。留学は2020年、本当にコロナ真っ只中の今の時期、6月か7月ぐらいから1年間デンマークに行ってました。
ナカザワ:
これは学生のときですか?
ウエノ:
そうですね。そのときは学生。僕でも2回休学してたんで、学生と言いつつ24歳とかだったんですけど。まだ学生でした。
ナカザワ:
なるほど。今、生活の中心と言えるのは何をしてるときですか?
ウエノ:
何をしてるとき…でも、やっぱり仕事ですかね。
基本在宅で仕事してるんで、正直、その仕事とそれ以外の境目みたいなところはぼやっとしてはいるんですけど。
そこが中心になりつつ、でも仕事を終えたっていうタイミングは、シャットダウンするとときですかね、PCを。で、大体いつも仕事終わってジム行って、帰ってきてご飯食べて寝てみたいな感じの生活ですね。
あと、朝起きたら、絶対に観葉植物に水を霧吹きであげてます。
ナカザワ:
あんまり境目がないんですね。
ウエノ:
そうですね、本当に。なので、仕事始めるときはちゃんと髪とかセットして、ゆるめのシャツ着てみたいな。
ナカザワ:
仕事が中心ということですけど、お仕事されてるときは、どういう気持ちでお仕事に向き合ってますか?感情とかで言うと。
ウエノ:
新しい発見が常に多いんで、発見というか、日々面接とか通して新しい方とやっぱ喋るんで。そういう意味では、こんな生活もあるんだとか、あとはまだ僕は比較的若いとは思うんですけど、30中盤になってくるとこういう悩みがあるんだみたいな。なんか、やっぱ転職って大きな節目ではあると思うんで、そういった人の節目を目の当たりにって言うか、聞かせていただきながら、新しい発見、自分に置き換えたりみたいなそんなことをしながら、仕事をしてます。
ナカザワ:
そういったことに触れる機会もあるんですね。
ウエノ:
そうですね、やっぱり多いですね。転職される方は志望理由とか転職動機とか聞いてると。
ナカザワ:
なるほど、そういうところで。お仕事のモチベーションっていうと、今おっしゃっていただいたようなところですか?
ウエノ:
そうですね。あとなんか僕、学生のときから、コミュニティみたいなのがすごい好きなんですよね。
会社もコミュニティだと思うんで、今はコミュニティの入口の採用っていうところに携わってますけど、もう少ししたら、制度とかエンゲージメント高める施策とかみたいな、そういったコミュニティの中っていうところにも関わっていけたらなと思ってるんで。
やっぱり人事っていうのもすごく幅が広い中での一つにしかすぎないので、全貌がつかめてないっていうか。そういう意味では、頑張りがい、そういうところがモチベーションになってる気がしますね。
ナカザワ:
なるほど。コミュニティが好きっていうのは、どういうことですか?
ウエノ:
そうですね。やっぱこれもデンマークの留学とか、あとは学生時代にインターンしてた前職の環境とかが大きいかなとは思うんですけど。
留学の時は、全世界30カ国くらいから100人ぐらいの生徒が、全寮制なんで、学校に泊まりながら半年間生活するっていう環境だったんですね。30カ国から来るんでいろんな人がいるわけなんですよ。年齢も国籍も性別も。性別も、二つって全然別れないですし。
多様な環境だけど、そういう人たちが同じところに留まって、最初はなんかみんなどこか様子を見ているところから、その期が終わる頃には一緒に半年間過ごしたのも相まって、大体どういう人がどこにいるかとかもわかるしみたいな。
最初孤立してた100人が、一つの、何だろう、単位が一つになるみたいな。
最後学校が終わったときに、そんな感覚が得られて。すごく居心地いいし、もちろん信頼してるとか綺麗事だけじゃなくて、たくさん喧嘩とか、もうイライラとかしながらの上だったので、そこで一つになっていくみたいな感覚がすごい楽しかったんですよね。
振り返って、すごいいい空間だったなって思ったときに、やっぱ仕事としても、対価が発生するもので、働いてその分給料をもらってってところはあると思うけど、でも1日、それこそ僕も仕事が中心ですし、フルタイム働いてる方は8時間、犠牲というか投資をするわけじゃないですか。自分の24時間のうち3分の1を。そういう時間、みんなが楽しい方がいいんじゃないとか、深い話とかしながら一つの目的に向かっていくほうがいいんじゃないって。
ナカザワ:
なるほど、ありがとうございます。ちょっと話変わっちゃうんですけど、最近楽しかったことは何ですか?
ウエノ:
楽しかったこと、本当に今日なんですけど、ちょうど今日パートナーが妊婦健診に行ってて。すごい動きが活発だったらしくて、赤ちゃんの。それがすごい楽しかったです。
ナカザワ:
一緒に行かれたんですか?
ウエノ:
いや、行けなかったんですけど、帰ってきてから話聞いてて。お医者さんがびっくりしてたよ、こんな動いてるのって言ってて、話をしてるときは楽しかったですね。
ナカザワ:
今、どのくらいなんですか?お子さんは。
ウエノ:
3ヶ月とかなんで、まだ安定期入ってないんですよね。
本当にこの前の検診、この前の検診は一緒に行ったんですけど、なんか今回から病院が変わって。
エコーの見方って2種類あって、いわゆる超音波みたいな感じでお腹の上からやるパターンと、下から突っ込んでそこから見るみたいなパターンと。今の病院はその突っ込む方で。そのときは、パートナーとかが同席できないんですよね。前回は手がちょこっと動いてる感じだったんですけど、2週間経つともうだいぶ大きくなったようで。
ナカザワ:
今、どうですか?お子さんが育っていくのを見て。
ウエノ:
初めての感覚ですけど。個人的にやっぱり私の中にはいるわけじゃないので、どちらかっていうと、新しいパートナーとの関係を楽しめてる感覚っていうのが大きいですね。子供に対してというよりかは。
ナカザワ:
どういうふうに新しいですか?
ウエノ:
やっぱりシリアスというか責任が伴うことではあるんで、子供を持つということは。そういうところは、全然これまでとは違うかなというふうには思います。
あとはパートナーとはずっとお酒を飲んでたんですよ。お酒を一緒に飲むのが好きで。それがなくなって、けっこうシラフで話すことが多くなって。っていうところもあるかもしれないですね。その関係性の変化っていうところは。
過去:なんか人間関係はそういった、周りのエゴと自分のエゴの満ち引きみたいな感じで形成されてる気がしますね。
ナカザワ:
ちょっと過去にさかのぼる質問させていただきたいんですけど、ウエノさんは子供のときは、どんな子供だったか覚えてますか?
ウエノ:
すごい鮮明に覚えてるのは、幼稚園のときの将来の夢が、ゾウになりたいっていうことって言うのはすごい覚えてて。
で、あとはずっとサッカー少年でしたね。年中さんから高校卒業するまでずっとサッカーをやってて。大体でも、どの年代でもキャプテンとかやってたんで、割とそういうリーダー的ポジション。ちっちゃい頃から学級委員とかも含めてやっていたかなとは思ってます。
ナカザワ:
じゃあゾウになりたかったのは、そのときだけですか?
ウエノ:
そうです。今は思ってないですね。いつぐらいに変わっちゃったんだろう。ちょっとわかんないですけど。
ナカザワ:
なんでそのゾウになりたいっていうことをはっきり覚えてたんですか?
ウエノ:
多分、こういうふうにエピソードとして喋ってたからだと思うんですけど、各年代で。あとは母親からよく言われてるので、あなたちっちゃい頃からゾウになりたかったんだよという話を。
ナカザワ:
なるほど。お子さんのときっていうか、生まれ育ったところはどんな場所、風景でしたか?
ウエノ:
育ったところが、途中で転校してるんですけど、小学校4年生ぐらいの時。4年生までいたところは、駅近だった。あれは中央線沿いか、中央線の駅近で、すごい畑とかがあった気がするんですよね。なんかそんな記憶があって。
あと、父親の会社の社宅だったので、集合住宅みたいな感じで、駐車場がずらっと並んでて、よくその駐車場でサッカーをしたのは覚えてます。
あー、あと目の前に公園があったんだ。そこでもサッカーしてて、ある日、その蹴ったボールが、木の間に引っかかっちゃって、その木の横にハチの巣があったんですけど、何も考えずに大丈夫でしょって思って取りに行ったら、ハチから猛攻喰らって刺されちゃったみたいな。そんなこと覚えてます、今でも。アナフィラキシーとか残ってるんで。
ナカザワ:
小さい頃は、サッカーとか外で時間を過ごすことが多かったですか?
ウエノ:
あー、多かったですね。うちなぜかテレビゲームを持たせてくれない家庭だったので、PSPとかDSとかは持ってたんですけど、基本的には鬼ごっことかサッカーとかずっとしてましたね。
ナカザワ:
じゃあテレビゲームだけがなかったんですね?
ウエノ:
そうですね。ポータブルゲームだけがOK。
ナカザワ:
不思議ですね。ポータブルだけOKなのは初めて聞いたかも知れない。
ウエノ:
親からは、母親が韓国ドラマを見られなくなっちゃうからっていうふうに聞いてるんですけど。でもなんか本当は、外に出てもらいたかったからじゃないかなっていうふうに思ってます。外で友達と遊ぶっていうのが、多くなるんでやっぱ、テレビゲームがないと。
ナカザワ:
確かに。ちなみに1回お引越しされたっていうことだったんですけど、そこから環境としては変化ありましたか?
ウエノ:
そうですね。あったと思います。めちゃくちゃ都会になったんですよね。引っ越した先が。
ほんとタワマンばっかの、いっぱい立ち並んでるような環境だったんで、校庭とかもめちゃくちゃ狭かったですし。もう土じゃなくてなんていうんですかね、ゴムチップみたいなあの陸上競技場みたいな。なんかそんな校庭だったんですよ。泥んこにならずに帰ってくるんで、親は喜んでましたけど。
そうですね、小学校から中学校とかもそこで、本当に六本木と西麻布と広尾の真ん中にあるみたいな中学校だったんですよ(笑)
ナカザワ:
はいはいはい。
ウエノ:
だから子供たちの親とかが、みんなお金持ちの人たちで。小学校の転校する前まではなかった、隣のクラスのあの子の親どっかの社長らしいよみたいなのとか、芸能人の息子だよみたいな、なんかそういう話を聞いて、親の肩書きで友達を紹介しあう世界戦なんてあるんだみたいな、そんな記憶があったのを覚えてます。
ナカザワ:
なるほど。さきほどサッカーではキャプテンとか学級委員とかやってらっしゃったっていう話だったんですけど、学校生活の方ではどんな様子でしたか?
ウエノ:
どうだったんだろ。小学校とかは、何か別に一番うるさいやつとかじゃ全然なくて、盛り上がる、クラスを盛り上げるみたいな感じでも全然ない。よくカーストとかあるじゃないですか。カーストっていう感覚はちっちゃい頃からあんま無かったんですよね。
でもちょっと1匹狼でもないみたいな。なんかそんな宙ぶらりんな感じですね。多分、小中高どれもそんな感じですね。
ナカザワ:
カーストに入るわけでもなく?
ウエノ:
はい。いやまぁ客観的に見たら、どっかに入ってるんでしょうけどね。自分がこの人より上とか、この人より下みたいな感覚はあんまり無くて。だから、この人にはちょっと媚売るみたいな感じもない。
ナカザワ:
うんうん。
ウエノ:
面白いのは、中高どっちもすごいいじられキャラみたいな。いじめられキャラみたいな子とすごい仲良くて。今振り返ると、結構無意識的にそういう輪に入れない子と仲良くなりたいみたいな思いはあったのかなと。
ナカザワ:
それは中高で別の人ですか?
ウエノ:
別の人です。根本はやっぱ人とちょっと違うことがしたいみたいのがあったかもしれないですね。
ナカザワ:
なるほど。
ウエノ:
みんなが別にあんまつるまない子とつるんでる自分が好き、みたいな。天邪鬼なところかもしれないですね。
ナカザワ:
なんかそういうポジション、ポジションっていうのが多分無いというか、ご自身の中ではそこに入るみたいな意識がなく過ごして。で、リーダー的な立場にはいたかもっていう話だったんですけど、これは自分からやるんですか?
ウエノ:
いやー、自分からじゃないんですね。サッカーとかだったらわかりやすく実力ですけど、学級委員とかはやっぱ、結局誰とでも仲いいみたいな感じだったと思うから。そういう意味で、一番丸く収まったのかもしれないですね。周りからしても。
ナカザワ:
なんか学校生活、中学とか高校で印象に残ってることとかありますか?
ウエノ:
高校の方が記憶は新しいんですけど、でも、卒業旅行とかですかね。修学旅行とか、
あとは監督、サッカー部の監督と全然うまくいかなかったこと。なんかそういうことが記憶に残ってますね。
ナカザワ:
旅行はどうして印象に残ってるんですか?
ウエノ:
修学旅行は長崎だったんですけど。あ、九州か、福岡長崎熊本みたいな。高2とかのくせして、いっつも鬼ごっこしてて。佐世保のハウステンボスでやった鬼ごっこが楽しすぎて。すごい印象に残ってるのと。
あと長崎の、夕陽が丘そとめっていう道の駅があるんですけど、そこで見た夕日がめちゃくちゃ綺麗で、すごい鮮明に覚えてて。去年長崎にいるときとか、その高校のときの景色を見たいがために何回か行ったりしたんですけど。その、東京育ちだったんで、あんまりまだ夕日とか見たことがなくて。海に沈む夕日を見たことがない自分からしたら、すごい衝撃的だったので、それがすごい覚えてるのかもしれないですね。
ナカザワ:
なるほど。都内で生まれ育って、中高も都内で、大学生になるときはどんな将来の選択をされたんですか?
ウエノ:
大学はあれなんですけど、エスカレーター式だったんで、高校受験、大学受験しないで入学したんです。なので、そんなに何か勉強してとかじゃないんで、なんか普通に高校の進学みたいなそういうノリで、大学には進学しました。
ナカザワ:
選んだとかっていう感じでもなくってことですよね?
ウエノ:
そうですね。あんまりそういう感覚はないかもしれない。
ナカザワ:
ちょっと私があんまりそういった経験をしてないのでわからないんですけど、どこからエスカレーターですかね?
ウエノ:
高校からですね。
ナカザワ:
じゃあ高校大学が繋がってるんですね。どういった理由でその高校に行かれたんですか?
ウエノ:
結構、中学校の塾の先生にそそのかされた感ありますけどね (笑)
なんかやっぱり、エスカレーター式の高校の方が、偏差値高いんですよ。
ナカザワ:
なるほど。
ウエノ:
多分実績みたいなところもあると思います。もちろん塾の先生からしたら、大学受験しなくていいから、その子の将来はある程度確実性が増すと思いますし、子供たちのことを思ってっていうところはあると思うんですけど。
あとは地域柄かもしれないですね。中学校の塾は地域密着型というか、いわゆる大手みたいなところじゃなくって、渋谷区と港区の中学生としか扱わないみたいな塾で、比較的恵まれた家庭の子供たちが多かったんで。そういうエスカレーター式の学校で、偏差値が高いと、割と敷居も高いんです。そういう親たちは多分行かせてくれるから、多分他の都立の偏差値同じところだと、倍率高いけど、私立はちょっと下がるみたいなところがあるかもしれないです。
ナカザワ:
じゃあ周りの方っていうのはそういう、階層って言うのははばかられるんですけど、そういう人がやっぱり多い環境だったってことですか?
ウエノ:
そうですね。多かったと思います。
ナカザワ:
なるほど。大学入学後は、さっきの話だと、海外留学されたりとか、休学されたりとか、いろいろされてたようなお話だったんですけど、大学生活はいかがでしたか?
ウエノ:
そうですね、まず高校卒業するときに、多分それもさっきの人との違うことがしたいみたいなところがあるんですけど、卒業する段階で、やっぱり大学受験してないことって、ちょっと、トラウマというかジェラシーっていうか、焦燥感みたいなものがあったんで。
ナカザワ:
受験してないことに対して?
ウエノ:
そうですね。勉強しないで大学行ってしまうことに対して。差がつけられてしまうんじゃないかみたいな気持ちもあったんで、大学入ったら何しようかみたいなものは、大学受験みんな頑張ってるタイミングで考えたりしてて。
ナカザワ:
なるほど。
ウエノ:
大学に入るタイミングで世界一周しようっていうふうに決めて。なので本当に入学してから1年間はサークルも入らずに、バイトだけずっとしてて、お金貯めて。で、大学1年終わったタイミングで世界1周に1年間、休学して行ってましたね。
ナカザワ:
なんで世界一周だったんですか?
ウエノ:
何かそのときは別にやりたいこととか明確じゃなかったし、何やればいいかわかんなかったんで。そんな中で世界一周は自分でもできそうだなとか、魅かれたんですね。わ、楽しそうっていう。
ナカザワ:
実際行ってみてどう感じましたか?
ウエノ:
そうですね。やっぱりバックパッカーって短期滞在しがちなんで。特に私の旅はですね。なので振り返ると、なぞってる感覚がどうしても自分の中にあって。
ナカザワ:
なぞってる?
ウエノ:
はい。土地をなぞるというか。深く踏み込まずに、表面上さらーっとなぞって旅してるみたいな感覚があったんで。行ってみて帰ってくるときには、どこかに住んでみたいっていうふうに思うようになりました。
ナカザワ:
海外にですか?
ウエノ:
そうです。バックパッカーの世界一周の旅ですごいいろんなところを広く浅く回ってみた結果、どっか1ヶ所で深く生活とかをしてみたいなっていうふうに思いました。
ナカザワ:
それは、実家というかそういうところにはずっと住んでたと思うんですけど、それとは違うんですか?
ウエノ:
そうですね、海外にっていうのは、ありましたね。知らない土地を知るっていう上で、深さを作らないと知りきることができない。知りきることはもちろんできないですけど、あまりにもなんか上辺の経験で終わってしまう感じがあって。
ナカザワ:
なるほど。その後はどうされたんですか?1年休学して、大学2年生になったんですかね。
ウエノ:
2年生のタイミングで、あ、あれだ。世界青年の船っていう、内閣府の次世代グローバルリーダー育成するみたいな名目のもと行われているプロジェクトがあって。日本を合わせて世界11か国から240人ぐらい集めて、船に乗って2ヶ月間旅するっていうのに参加してましたね。それは春休みを使って2カ月くらいの期間で。それ以外は普通に大学行ってバイトしてみたいな、いわゆる大学生みたいなことをしてました。
ナカザワ:
世界青年の船、またなぜ参加を?
ウエノ:
なんででしたっけ。多分、世界一周中にどこかで日本人に会って聞いたんだと思うんですよね、多分。こういう面白いプログラムあるよみたいな。で、単純に飛び込んだっていう感じだったかと思います。
ナカザワ:
船で生活するってことですよね?2ヶ月間。
ウエノ:
そうです。なので、パナマいったり、オーストラリア行ったりして帰ってくるみたいな感じでした。
海外の青年は無料で乗れたんですよ。内閣府がお金を出して、日本人とそういう優秀な海外の人たちと一緒に生活させて、シチズンシップを育成するみたいな感じなんで。
ナカザワ:
日本がお金出してるんですね。
ウエノ:
そうですね。だから結構、海外の方本当にめちゃくちゃ優秀な方が多かったですね。
ナカザワ:
なるほど。
ウエノ:
トルコとか、1500人ぐらい応募して10名ぐらいが選ばれるくらいの確率です。日本だと東大みたいなのに通ってる大学生の中で、特に何か日本文化に興味があってみたいな。そういう人たちばっかだったので。
ナカザワ:
結構大学生活で海外に行かれてるんですね。今までの話だと。
ウエノ:
そうですね。だいぶずっと行ってました。
ナカザワ:
海外に行くっていうのは、どういう動機だったんですか?
ウエノ:
どうなんですかね。でも、今は全くないんですけど、行きたいみたいなのって。
ナカザワ:
あ、今はないんですね。
ウエノ:
全くないです、海外行きたい気持ち。もうむしろ国内大好きって感じなんですけど(笑)
ナカザワ:
なんでそうなったんですか?
ウエノ:
やっぱり海外で住んでみて、旅していろいろ知ってみて、やっぱり日本いいじゃんってなるみたいな感じで。食、ですかね、やっぱ。あと言語。文化。
確かに、大学のときは何であんなにとち狂ったように海外行ってたんですかね。
ナカザワ:
(笑)
ウエノ:
でもやっぱり、いろいろ挑戦してみたかったみたいなのもあったと思うんです。新しいことをしてみたい、みたいなモチベーション、動機だったと思います。
ナカザワ:
それはやっぱりお仕事にも影響してくるんですかね?その大卒後の進路じゃないですけど。
ウエノ:
あー、そうかもしれないですね。
ナカザワ:
今のお仕事をする前は、どんなお仕事をされてたんですか?
ウエノ:
前職は、世界一周団体みたいな、学生団体から始まった会社なんですけど。事業としては、そこもコミュニティって言ってスクール事業であったり。また、メディア事業。オウンドメディアの、いわゆる旅のキュレーションサイトとか寄稿文みたいなものを公開してるメディアの運用とか。あとは自治体向けに、観光マーケティング事業みたいなこともやったりしてました。
ナカザワ:
その中で、今の進路に変えるというか、実際に転職されたっていうことですよね?
ウエノ:
はい。その仕事をしてる中で、採用とかそういう業務をやることがあって、それが自分の中ではすごい転機となったというか。今もやってるように、面接とかするとき、こういう人もいるんだとか。話を聞く中で、そういう人たちと話せるような環境で、組織、コミュニティを作るところに携わっていきたいな、みたいな。そういう思いが募って転職した感じです。
ナカザワ:
コミュニティ、今そういったいろいろ活動されてきた中で、周りの人の関係性だったりとか人間関係はいかがでしたか?
今聞いている範囲では、基本は多分ご自身でやりたいことに向き合ってきたのかなと思ったんですけど。
ウエノ:
そうですね、そうだと思います。それでその延長線上にいる人たちと付き合ってるみたいな感じですし。
でもあと最近振り返ってすごいなと思ったのが、僕の高校って2、3年の学年はクラス替えしないんですね。
ナカザワ:
はいはい。
ウエノ:
その中にサッカー部が僕含めて3人いたんですよ。1人は何かサッカー選手目指して、ガチなサッカーのキャリアを考えてる子だったんですけど、気づいたら何か大学で部活引退して、世界一周してたんですよね。
ナカザワ:
え!
ウエノ:
そうなんですよ。部活引退して、なんか実業団とか、社会人サッカーって道を選ばずに、世界一周をしてたし。
あともう1人は、今ちょうど結婚して夫婦で世界一周に行ってるんですよね。
ナカザワ:
へえ。
ウエノ:
サッカー部、3分の3世界一周してると思って。なんかもちろん全部僕の影響とは言わないですけど、おこがましいですけど、一定絶対あるなと思ってて。そういう身近な人たちが、自分の好きなことを好きになってくれるみたいなことはちょくちょくあったりするので。
デンマークのフォルケホイスコーレに留学したんですけど、そこにも何人か、自分の投稿とか見て興味を持ってくれて行ってくれるみたいなことがあったので。
自分自身は、自分が好きなものを軸に生きてるし、周りもちょっとそれについてきてくれる傾向がある。
もちろん自分自身が好き、やりたいっていうことも、そのときのまわりの影響を受けながらなので、なんか人間関係はそういった、周りのエゴと自分のエゴの満ち引きみたいな感じで形成されてる気がしますね。
ナカザワ:
他に何かご自身が影響を与えたなと思う人とかいますか?
ウエノ:
いやあ、絶対それは与えられるだろうけど、弟とかですかね(笑)
ナカザワ:
うんうん。
ウエノ:
全然キャリアとか違うんですよ。むしろ同じキャリアだと嫌だとか言ってるんですけど、インスタのストーリーの投稿とか絶対似せてきてるんですよ。
ナカザワ:
えー、年齢どれぐらい違うんですか?
ウエノ:
2個下とかですかね。
ナカザワ:
弟さん、インスタの投稿を見ているんですね。
ウエノ:
見てます見てます。
あと、会社のその前職の先輩とかは、すごい僕の思考法を尊敬してくれて、なんでかわかんないんですけど。なんかポジティブマインドとか、何とかなるさ精神みたいな。それですごい何か影響を与えるか、真似しようとしてくれてる。っていうのとかもありますね。
未来:やっぱり逆算思考というよりは、積み上げ思考な感じでやりたいことを見つけてきたんで。どっかのタイミングでそれが逆に見つかるかもしれないけど、今はないかもしれない。
ナカザワ:
最後に今後のお話を聞いていきたいところなんですけれども。ウエノさんは5年後とか10年後、死ぬときまでとか、ちょっと広い範囲でも大丈夫なんですけど、未来については今どういったイメージをお持ちですか?
ウエノ:
それがもう、本当に子供ができてから、未来のことを考えるのが楽しくて楽しくて。
それこそ、先ほど話したような環境で育ってきてるんで、個人的には絶対に、地方、長野とか今は探してるんですけど、そこに移住して、そういったところで子育てしたいなっていうのはありますね。
すごい近い未来だと、僕も2ヶ月ぐらい育休取るつもりなんで。その2ヶ月の間、子供も多分まだ1歳前みたいな、生後6ヶ月とかのタイミングで、おばさんがアメリカのコロラド州っていうところ住んでて、そこに行って2ヶ月間自然の中で生活しようかなとか思ってたり。
子供が保育園にいるときはさすがに東京で働こうかなと思ってるんですけど。入学するタイミングぐらいで、仕事を長野に持っていって、そっちで自然と近い場所で育てようかなみたいなことを考えています。
もちろん仕事も、それを実現するためにはつきまとってはくるんで。今まさに採用やってますけど、組織作りとか、そういった領域の仕事にもここ2、3年で関わっていきながら、将来的にはフルリモートでそういった仕事ができるところもいいなと。
今いる会社にはいろんなグループ会社があって、そういった環境も別会社であったりするっていうので、そういったところに転籍しようかなみたいなことを今目論んでます。
ナカザワ:
なるほど。将来のイメージっていうのは今お話聞いたところ、暮らしを何かベースに考えてらっしゃるんですかね?
ウエノ:
そうですね。はい。
ナカザワ:
自然に囲まれたみたいなお話もありましたが、理想の暮らしってどんなイメージですか?
ウエノ:
本当に理想ですけど、なんか仲のいい、これまで関わってきた友達とかみんなで、そういう全然人がいないところに移り住むみたいな。一つのちっちゃな町、町というか村を作るみたいな。
ナカザワ:
うんうん。
ウエノ:
でも、何か新しい交流が常に起こる仕組み、例えば旅行者が遊びに来てくれるとか。なんかそんな暮らしが理想ですかね。みんなで湖で泳いだり、山登ったり、焚き火したり、ってな感じ。すごい理想ですけど。
ナカザワ:
新しい村を作るみたいな?
ウエノ:
なんかそれ、なんですかね、政治的な意図は全くないんですけど(笑)
ナカザワ:
自然環境と人の環境ってどっちが大事ですか?
ウエノ:
難しいですね。両立してる、バランスが取れてるところを今探してるんですけど。やっぱ自然の中にいても、それは自分には合ってないと思うんです。ある程度社会との繋がりっていうところは欲しいので。
うーん、本当に山奥に誰とも繋がりがないとこにポツンと住むか、繋がりがたくさんある東京に住むかだったら、東京に住む方を多分選ぶので。人なのかもしんないですね。
人口で言うと1000人。1000人はちょっとあれか。最低300人、マックスで5000人とかそんな規模ですかね。8000人とかでもいいかな。
ナカザワ:
それは、知ってる人がですか?規模感としてそのくらい?
ウエノ:
人口が、それぐらいの市町村のイメージです。
ナカザワ:
8000人の町、結構ありそうですね。
ウエノ:
そう、結構あると思います。
前住んでた長野県の信濃町っていう町は、ちょうどそれぐらいなんですよね、確か。もちろん自然がたくさんある環境なんで、土地も広い中での8000人になるんですけど。あれぐらいがちょうど規模としてはいいのかなーっていうのが感覚としてはあるので。
逆に、長野でなんか人口60人ぐらいの集落にも住んでたんですけど、そこはちょっと、高齢化していて、少な過ぎるなと思ったんで。300人ぐらいはほしいかなと思って。
ナカザワ:
そういった理想は、住んだことのある、経験したことのある環境から導き出してるんですか?
ウエノ:
そうですね。
ナカザワ:
私の仮説なので間違ってるかもしれないんですけど、今までお話を伺ってきて、ウエノさんの人生を考えたときに、周りが均質的というか、学校とかの環境はある程度の予想のつく範囲の人がいるような環境だったのかなと思っていて。そこから海外、いろんな人がいるみたいなその多様性みたいなのに、その本当に触れたタイミングって結構大きかったのかなと想像したんですね。
で、そういった機会がもしなかったとしたら、人生はどういうふうになってたと思いますか?
ウエノ:
そうですね、高校の友達とかともこの前ちょうど会って、そんときにも考えたんですけど、やっぱり本当にいわゆる大手の企業に入って、定年までそこで働くみたいな未来だったと思います。多分東京から出ることもなかったでしょうし。
本当、周りがそういう人ばっかなんですよね、本当高校の友だちとか特に。
ナカザワ:
今再会するとそういう人が多いですか?
ウエノ:
そうですね。まぁ、それもそれでなんか良い面も絶対あるから、そっちはそっちで楽しんでるとは思いますけどね。
ナカザワ:
なるほど。ご自身の中でもそこのタイミングっていうのは、タイミングっていうのかわかんないですけど、経験は、人生の中で大きいものですか?
ウエノ:
あぁそうですね。大きいと思います、めちゃくちゃ。
ナカザワ:
実際、今はそういう道を選んでみて、そうじゃない方はわかんないとは思うんですけど、今までの道に対してはどう思いますか?
ウエノ:
今現時点では、どっちもそれぞれ楽しめばいいやっていうふうな考え方を持つことができたっていうことが良かったなというふうに思います。
何か一方を排斥するのではなくて。どっちもいいじゃんっていう考え方が、その転換点をきっかけに持つことがもしかしたらできたのかなっていうふうに思うので。そういう考え持ててるっていう時点でよかったなと思います。
ナカザワ:
なるほど。確かに。未来の話、結構具体的なものまで出てきたんですけど、なんかウエノさんがこれをするまで死ねないなみたいなのってありますか?
ウエノ:
いやあ、どうなんですかね。ええ…いや、ちょっとなんかそこのイメージはあんまりないかもしんないですね。
なんか僕ってこれまでの過去もそうだったんですけど、一旦ちょっと近めというか、手がちょっと届きそうなところに向かって頑張っていく中で、これがおもしろそうみたいなものが次々と出てくるみたいな。
世界1周から船が出てきて、それがフォルケホイスコーレに繋がってみたいな感覚で。そこから仕事もそういった関係の近しい業界というか、会社に入って。で、その業界でいろんなこと挑戦していく中で、人事に興味を持ってみたいな感じで、やっぱり逆算思考というよりは、積み上げ思考な感じでやりたいことが見つけてきたんで。どっかのタイミングでそれが逆に見つかるかもしれないけど、今はないかもしれない。
ナカザワ:
ありがとうございます。本当に最後の質問というか、1時間いろいろ聞いてきたところだったんですけど、言い残したこととか話しそびれたこととか、あるいは感想とかでもいいんですけど、最後にあればお願いします。
ウエノ:
ありがとうございます。なんかすごいちゃんと噛み砕いて話を聞いてくださってる感があって。
一旦間を置くとか。どうしても人と話すとき、間ってちょっと怖い人、自分もちょっと怖かったりするんですけど。そこを何か恐れないで話聞いてくれてるの、すごい喋りやすかったです。ありがとうございました。
ナカザワ:
なるほど、鋭い方ですね。鋭い方ですねっていうか、無名人インタビューは最初にもお話したんですけど、ちょっと普通の取材とは違うので、話に迷うことももちろんあると思うんですね。なので、やり方として、待つのをおそれない、みたいなことはルールとしてインタビュアーに課されているところではあるので、鋭い感想かもしれません (笑)
ウエノ:
よかったです(笑)
ナカザワ:
ありがとうございました。
あとがき
種明かしをすると、ウエノさんとはイベントでお会いしたことをきっかけにご参加いただきました。自己紹介の際に無名人インタビューの話をさせてもらったら、なんとその場で申し込んでくださったんです。目の前で入力フォームに入力していただくというのは初めての経験でした。
さて、3年以上無名人インタビューにかかわり、いろいろな方のお話を聞くことで多様な人生パターンに想像を巡らせることが増えたんですが、そんな私でも想像のつかないことの一つが、「子ども時代に都市的な環境で育った人の感覚」です。
ナカザワはかなりの田舎で育ったため、用水路でザリガニをとったとか、そういう類の感覚知はあるんですが、エスカレーター式の学校とか、周りに芸能人の子どもがいるとか、家に鍵がかかっているとか、地面に転がってもどろんこにならないとか。そういったことでどんな気持ちになるのかは想像するのも難しいです。
家庭環境も含め、子ども時代の当たり前がどんなものだったのかというのは大人になってからの世界のとらえ方に大きく影響するようです。
これを「ガチャ」とくくるのは好きではないので、「おみくじ」と呼びたいと思います。とりあえず今の社会ではアナタの環境、大吉っぽいよ、くらいの。吉と中吉ってどっちがいいか神社によっても違うよね、くらいでいいと思うんですよね。結局、何をひいたかじゃなくて、どうとらえてどう行動したか、それしかないので。
話それちゃったんですけど、とはいえ考えてみると、人口300人の村で育った人の「広い世界をみたい」と、人口300,000人の市区で育った人の「広い世界をみたい」は本質的には案外似たところもあるかもしれませんね。
【インタビュー・あとがき:ナカザワ】
【編集:mii】
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