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「居場所がない」と感じて自殺を選択したり自分以外の要因で何かを諦める人が減った未来だと嬉しいVRに興味のある大学生の人

人間が能力を発揮するという意味において、才能が大事かそれとも環境か?
これ、私の中では結論が出ていて、「環境」のほうが大事。そしてこの結論はくつがえらないのじゃないか? だってどんなに才能があったって、周囲が妬んでその才能を潰したり、不要にチヤホヤチヤホヤしてほめ殺しにしたりなんて、かんたんにできてしまうものだ。才能の持ち主と競争して追い抜くよりも、足を引っ張ったほうが労力もかからない。
じゃあ、どうやってその環境を作るのか? 新天地を探そう。人類なんてもう、太古から歩いて歩いて歩いて新しい土地と出会って開拓してきたんじゃないか。そうしたらいい。
って言っても現代には地球上にはフロンティアなんかないじゃないですか?!
宇宙かバーチャルワールドしか残ってないのですよ。宇宙はお金かかりすぎるしな。
というわけでみずみずしい才能たちバーチャルの世界、VRへ。
自分たちの望む世界は自分たちで作りだすしかないのだ。
熱い。決めた! 年内にはVRChatで無名人インタビューやるぞ!
そして今回のインタビュアーは今回が初登場になる森逸崎海です! どうぞ成長する姿をお見守りください。
さあ。今回の無名人インタビューも刮目してお楽しみくださいませどうぞ!(主催:qbc)


今回ご参加いただいたのは.(ドット)さんです!

現在:VRやりたい

森逸崎:どんなテーマでお話していきましょう。

.(ドット):就活が近いので、それに沿った自己分析ができたら嬉しいです。noteは割と自分が普段考えたことだったり、感じたことの整理に使っているのですが、noteにも記載できていない部分が引き出せたらとても嬉しいな、って。

森逸崎:承知しました。今は大学何年生ですか?

.(ドット):今二回生で、この春で三回生になります。

森逸崎:何を学ばれている方でしょうか?

.(ドット):学部は心理学部です。この春からのゼミで、神経生理心理・知覚心理という、脳や視覚・聴覚などの五感から人の心理を検討する勉強をする予定です。
でも割と「心理学部って就職難しいよね」って周りから言われることも多くて(笑)

森逸崎:今自分の中で、就活に対して不安に思っていることや疑問に思っていることって何かありますか?

.(ドット):自分にはとても入りたい企業があるんですけど、そこが理系のメーカーなので、自分が今いる「文系」という領域から本当に入れるのかな、とか、入っていいのかな、とか。あとはそもそも「自分を入れてくれる企業があるのかな」という不安があります。

森逸崎:差し支えなければその志望している企業様のお名前伺ってもいいでしょうか。

.(ドット):大手メーカーS社さんです。その中でやりたいことがあって。「VR」なんですけど、なかなかそのVRの研究や商品化が進んでいる企業が日本にそんなになくて。そのVRの最先端を行っているのがS社なので、そこに入りたいなという、単純な動機です(笑)

森逸崎:私VRの領域に詳しくないので、色々教えて欲しいです。
そもそもVRに興味を持ったきっかけって何だったんですか?

.(ドット):元々は大学入った年が新型コロナウイルスが蔓延したころだったので、自分たちが大学入ってやりたいと思っていたことが、ほとんどできなかった学年だったんですよね。
それで、「もしVRの技術が発展した先の未来にコロナがきていたら」って考えて。
そしたらきっと旅行もできただろうし、友達ともVRの世界で会えただろうし。もっと寂しくなくコロナ禍を過ごせた人がたくさんいたんだろうなと思いました。

森逸崎:うんうん。

.(ドット):新型コロナウイルスの影響が小さくなったとしても、これから先同じようなことが起こるかもしれないし、病気だけではなくて、経済的理由や住んでいる地域の差で、いろんなチャンスを失っている人がいるかもしれない。そういう人に、VRが届いて行ったら、もっと人の可能性って広がるんじゃないかなって。

森逸崎:このコロナ禍で、ご自身でもVRに触れる機会はあったんですか?

.(ドット):はい。これも単純なんですけど、自分の場合はアニメ「ソードアートオンライン」を友達に勧められて観て、めちゃめちゃハマってしまって。それがちょうどVRが発展した未来のSFなんですけど、その技術自体がもしあったら、という目線で観ていましたね。

森逸崎:ソードアートオンライン! 私も友達に勧められてまだ観られていないやつ!

.(ドット):話数多いですが、シーズン1だけでもぜひ観ていただきたいです(笑)

森逸崎:そこで描かれていた世界が、割と自分が理想とする世界というか、「こうなったらいいな」が詰まっていた、という感じでしたか?

.(ドット):そうですね。「もう一つの現実」という印象をすごい受けて。その世界(VR)の中で時間を共にする人はリアル世界の友達でもいいし、仮想空間内で初めて出会った人でもいいし。現実世界に「自分の居場所がない」と思っている人でも、もっといろんな人と出会うチャンスが仮想空間内にできて、自分の居場所自体を見つけられる世界になるんじゃないかな、って。それがすごい理想だなって思います。

森逸崎:自分ではそのVRの領域と、今やっていることにギャップを感じている、ということでしょうか?

.(ドット):そうですね。少しでもそのギャップを埋めるために今動いている、という感じです。元々は人が「心理学」という言葉を思い浮かべた時に出るであろう「コミュニケーション」とか「人の感情」とかの方面に進もうと思ってたんですけど、今は少しでも心理学がVRに貢献できる領域をやろうと思って、「脳」や「知覚」に関するゼミに入ることにしました。
それでもやっぱり技術職に向けて、だと自分が今得られるものには限界があるので、ギャップは全然埋まらない感がまだ(笑)

森逸崎:希望する職種は何になるんでしょうか?

.(ドット):理想はR&D(研究開発)という、「最新技術を創っていく」部署ですね。でもやっぱりそれに届かないとなったら、企画職で、その技術を活かす方面に行けたらな、って思います。

森逸崎:やりたいことも筋通ってるし、本当によく調べられているなあ、って私、今感心しかしてない(笑)
いきなりなんですけど、もし「自分をひと言で表現するとしたら?」って質問されたら、なんて回答しますか?

.(ドット):それ、最近すごい考えていて。就活の自己紹介でキャッチフレーズみたいなの言えたら印象残るかな、って(笑)
表現するとしたら「軸ある多面体」ですかね。暫定ではあるんですけど。

森逸崎:何それ何それ。どういうことですか?

.(ドット):好きなことがとにかく沢山あるので、「あれも好きだしこれも好き」の意味の多面体。でも、八方美人なわけではなく、曲がった事が嫌いだったりとか、嘘をつけなかったりとかするので「軸のある」多面体。人に合わせてコロコロ言うことを変えるって意味での多面体ではないです。

森逸崎:なるほど。
よく聞かれるかもしれないですが、その自分の中で「強み」を挙げるとしたら、何になるんでしょう?

.(ドット):強み、、実はバイトの面接とかで聞かれたりもしたんですけど、うまく言葉にできた試しがないな、って。なんなんだろう。

森逸崎:へえー、めっちゃありそうなのに。
例えば好きなものが沢山ある、割と昔からですか?

.(ドット):そうです、昔から。プロフィール帳とかもらって書く時に、趣味とか将来の夢とかの欄見て、「欄小さすぎない!?」って思ってます(笑)

森逸崎:あはは。好きなもの一覧の記事、これですかね?
これは一回ハマったら、割とどれも継続する、って感じですか?

.(ドット):そうですね。

森逸崎:それぞれ継続できている理由というか、共通項って何なんでしょう。

.(ドット):なんだろう。
あ、でも自分の中で、「一つでも多くのことを知りたい」というのは多分あって。それがなんでかというと、自分が知っていることが「他の人にとっての好きなもの」である可能性って結構あると思っていて。人と繋がりたいと思った時に、その人が好きなものや興味があることを知っていることが一番の近道なんじゃないか、って。
一つでも多くのことを知っていたら、一人でも多くの人のことが知れて、一人でも多くの人と仲良くなれるチャンスができる、って自分の中で考えているんです。

森逸崎:サービス精神がすごい。それはいつからなんだろう。

過去:小・中・高で人間関係で、つまづきまくって

森逸崎:幼少期は、どんな子供だったんですか?

.(ドット):よく言えば「素直」、悪く言えば「自己中になりかねない子」ですかね。

森逸崎:へえー。例えばどんなことからそう思うんですか?

.(ドット):幼稚園の時に好きだった男の子に、「結婚して!」って追いかけ回していたらしいんです(笑)自分では覚えてないんですけど。

森逸崎:あはは、可愛い。欲求に素直(笑)
「自己中になりかねない」はその表裏一体の表現ですか?

.(ドット):そうです。だって追いかけ回すって。相手がどう思うかとか、相手の気持ち何も考えてないじゃん、って思います(笑)

森逸崎:うんうん。
でもそこから今こうして、人の感情とか心に興味を持つようになったきっかけって何だったんですか?

.(ドット):それは小・中・高で人間関係で、つまづきまくって。なんかもう、ハブられたり無視されたり悪口言われたり、「もう何回目やねん」ってくらい。
その度に、自分の何が悪かったのか、それを直していったからかなあって。
誰も教えてくれないから、自分で気づくしかないし、一つ一つ要因を考えていって、色々試してうまくいく方法を探るしかない。
実際嫌われたら辛いじゃないですか。だからもしかしたら、「サービス精神旺盛」というよりは、最終的に自分が嫌われないようにするためにそうしているのかも。

森逸崎:なるほどなあ。その時に、要因のベクトルを自分に向けることができたのはなんででしたか?相手のせいにして終わる人も中にはいるだろうに。

.(ドット):それまで相手にベクトルを向けすぎていて、だから相手も変わらないんだってことに途中で気付くことができたから、ですね。でも逆に、ベクトル自分に向けすぎて、「そこまで自責で取らなくてもいい」って言われるくらいになってしまったんですけど(笑)

森逸崎:そうなんですか?

.(ドット):いろんな意味で限度を知らない人間なので。多分いつも、0か100しかないんです。自分がこうだと思う方を100にしてしまう。

森逸崎:うんうん。今もそれは変わらずですか?

.(ドット):今は前ほど極端ではないですが、自分で決めたことに対してはそうかもしれません。納得いかないと動かない方ではあるので。
割とnoteを始めた理由とかもそうなんですけど、自分が納得いく言葉を模索して、その言葉で表現した目標みたいなものに向かうために、この態度はこうした方がいい、って調整する。
自分で決めたことに対しては0か100だけど、その目指すものを決めるまでの微調整が今はできるようになった感じです。

森逸崎:なるほど。
自分の言葉で言語化すること自体は、これまで意識して訓練してきたことなんですか?

.(ドット):いや、意識してはいなかったです。なんでだろう。
でも、わからないことをわからないまま放置するのが好きじゃないからですかね。数学の問題とかは別にして(笑)
特に自分も含めて「人」や「人の気持ち」に対して、自分が納得するまで理解したい、と思っているのかもしれません。

森逸崎:なるほど。就活の自己分析抜きにして、ここはもっと深掘りしたいなあ。
他人のことは無条件に受け入れられたりしますか?

.(ドット):うーん、正直「受け入れる」ことに対してYESと言い切ることはできないかもしれません。自分が思う正義感があるし、それに反する人に対してはものすごい反発するし。
どんな人とでも付き合っていく、というのはできないんですけど、「この人はこういう人なんだ」とラベリングする感じかと思います。

森逸崎:うんうん。
人との付き合いって観点でいくと、「一緒にいたいなあ」と思う人はどんな人ですか?

.(ドット):大前提は、「人をいじめない人」ですかね。
理由は、なんでだろう、多分、自分がずっといじめられる側だったので、「あんな人にはなりたくない」と思うし、「あの仲間に入りたくない」って思うんですよ。それが全てかも。
ちょっとこの部分、自分でもあとで深掘りしたいですね。「なんでそこまで曲がったことを嫌うのか」。

森逸崎:いいですね、ぜひ。
じゃあ、仕事の軸で考えたらどうでしょう? どんな人と一緒に働きたいですか?

.(ドット):そうですね、「本当の意味で仕事ができる人」でしょうか。自分の中でそれは、「相手の立場に立って物事が考えられる人」。
例えば人に仕事を頼むときにも雑に「やっておいて」と依頼するんじゃなくて、どのターゲットに対してどの目的で何をやるのか、そういう要件をきちんと伝えたり、要件すら決まっていないときには「何も決まってないのでターゲット設定からお願い」と言えたり。どういう伝え方をしたら相手に伝わるのか、どういう伝え方をしたら相手が不快に思うのか、とか。
仕事ができる人って、成果だけを求める人ではなく、「みんながついていきたいと思う人」。だから周りも動いてくれて、結果的に成功する、みたいなものだと思っています。
相手のことも、相手の仕事のことに対しても、深く考えられる。そんな人と、一緒に仕事がしたいです。

森逸崎:相手の立場に立って考える。大事ですね。
ちょっと角度変えてご自身のwant toについて伺いたいんですが、.(ドット)さんが「これやっているとき楽しいな」と思うのってどんなときですか?

.(ドット):仕事面でいうと、企画しているときが圧倒的に楽しいです。
高校時代に文化祭の実行委員をやったり、割と企画する機会が多かったんですけど、企画全体のプロセス自体も楽しいし、何かを形にできるのも楽しい。
全部終わったらさみしいとも感じたから、それで、企画が好きなんだなあ、って思いました。

森逸崎:へえー、そうなんですね。
「企画全体のプロセス」の中では、何が一番楽しいと思いますか?

.(ドット):考えないといけないことに対して「何か閃いたとき」だったり、こうすればいいじゃん、ってことを「提案できたとき」は、なんか、好きかもしれません。それが採用されようとされなかろうと。

森逸崎:へー、採用されなくても好きなんですね?

.(ドット):はい。でも、なんでだろう。
何か、考えていること自体が嬉しい。熱心に取り組めることがあること自体が、とても嬉しいなって思います。

森逸崎:「熱心に取り組める」ということが一つ、自分の中の心が動くポイントなんですかね。「熱中」に近い?

.(ドット):そうかもしれないですね。冒頭に言っていた好きなことや趣味もその一つで、熱中できることがたくさんあるって考えると、とてもワクワクします。

森逸崎:なるほど。「熱中」がキーワードなのかも。
では、.(ドット)さんの中で、「熱中している状態」ってどんな状態なんでしょう?

.(ドット):うーん、時間を気にしなくなったとき、ですね。
例えば個別指導の塾でバイトしていたときの話なんですけど、テスト期間って実は生徒から質問がない限り暇なんですよ。
その時に「この時間があったらこれやりたかったのに」と思うことがあって。教えることも子供も好きだけど、多分それは心のどこかで「つまらない」と思っていて、「熱中」も「熱心」もない状態なんじゃないかな、と思います。

森逸崎:うんうん。

.(ドット):でも一方で、企画書作成している時は、7時間くらいかかってたとしても時間を無駄にしたとは思わないし、あとは「流浪の月」という本を読んだ時も、夜11時から読み始めたら熱中しすぎて、読み終わったのが夜中2時とかで。それでも「寝る時間減った」とか「やらかした」とか思わなくて、読めてよかったな、とか楽しかったな、とか思いました。
「時間を気にしなくなった時」が一番強い自分だと思います。

森逸崎:おおー。強みが出た。
じゃあ、先ほど出たもう一つの「何かを形にする」はどんな楽しさでしょうか?

.(ドット):それは「達成感」ですね。

森逸崎:ほうほう。より優先順位が高いのはどっちですか?熱中している自分と、達成感を常に感じている自分。

.(ドット):それはもう、「熱中」ですね。
多分、完全に熱中していなくても達成感って得られると思うんです。タスク処理とか機械的にtodo整理して上から片付けていけば。
やっぱりやらなきゃいけないことはやりたいこととイコールじゃない場合もあるので。
「これに時間使うくらいなら」とか思うなら、熱中できる方を選びます。

森逸崎:じゃあ、仕事でも、熱中できる環境に身を置けたらハッピー?

.(ドット):そうですね。「仕事だから」と割り切るんじゃなくて、仕事もせっかく人生の一部なので、少しでも楽しく働けたらな、と思います。

森逸崎:ありがとうございます。
今、強みをお伺いしたんですけど、逆に自分の克服したい部分とか、直したい部分って何かありますか?

.(ドット):アドリブに弱くて、というか、予定が変更されることがすごいストレスで。
割と自分で予定を詰めこむ癖があるんですけど、午前中にインターンシップの電話で時間が潰れるとか、急遽の依頼が入ったりとか、結局やるし全然対応するんですけど、後から「うわー時間無駄にされた」とめっちゃ思います(笑)
友達からの相談とかは「役に立ちたい」が勝つので全然いいんですけど。
プライベートと仕事の境目は絶対に保ちたいので、プライベートの計画の中にいきなり仕事の依頼とか来るのは、ちょっと避けたいです。

森逸崎:話聞いてる感じでいくと、プライベートと仕事の境目を保ちたいのは、相手のためでもあるのかな?

.(ドット):あー、そうですね。相手に対しての評価を下げるのが嫌なんだと思います。できるだけ人に失望したくない。

森逸崎:さっき「直したい部分」という文脈で聞いてしまったけど、具体的にどんな部分を直したいですか?

.(ドット):「人に期待しすぎ」なところです。初めて会った時に、人に渡す期待の総量が、人より多めなのかなと思います。性善説か性悪説か、でいうと多分性善説。
「人としてそれやっちゃダメだと思うことは、しないよね?」と思っています。
そういうことをされて失望するのが嫌な割には、予防策として「期待しない」道を選べない。期待してしまう。

森逸崎:なるほど。その期待というか、自分が許せないラインってどんな感じですか?

.(ドット):自分の大切な人を悪く言われたり、人の予定を狂わせたり。不義理というか。
(詳しくは全てこれに記載されていました)

.(ドット):他の人だったら多分とっくに彼女と友達やめていると思います(笑)
でも、もっと私が期待値を下げていたら、もうちょっと傷つきとか怒りとかなかったと思うんです。一度関係を持ってしまったら、無下にできない自分がいる。

森逸崎:へえー。人に対しての責任感?

.(ドット):そうですね。それがなければきっと楽なのに。

森逸崎:その後その方とはどんな関わり方をしているんですか?

.(ドット):フェードアウトに近いかも。積極的に関わりたくないと思って。「旅行楽しかったね」とかのLINEもしてません(笑)

森逸崎:もし職場の同じチームにそういう人がいたらどうします?

.(ドット):そこはちゃんと話したりするかも。今自分がその子と縁を切りそうになっているのは、「切ったところで影響がない」と思っている部分も少なからずあるんです。大学も住んでいる地域も違う。挽回のチャンスすらあげずに去れる。
でも職場で同じことがされたら、自分だけじゃなくて周りの人も、そしてその本人も​困ると思うので、指摘して直してもらうことはすると思います。直すチャンスは与えるというか(笑)

森逸崎:なるほど。

未来:自分以外の要因で何かを諦める人が減った未来

森逸崎:では、色んな経験を経て、今強みや改善したい点を言語化している.(ドット)さんが今後実現していきたい未来について、改めて聞かせてください。
冒頭に、「VRでいろんな人の居場所を作りたい」とおっしゃっていたと思うんですけど、その理由についてより詳しく教えてください。

.(ドット):はい。今の自分は運よく居場所を作ることができたんですけど、きっと中学時代の自分は「自分に居場所がない」と感じていました。そして、そういう人はきっとたくさんいると思います。最悪、自殺したいと追い込まれてしまう人もいる。
そういう人が、VRで現実世界の人と繋がるでもいいし、仮想世界の人と繋がるでもいいし。
例えばクラスメイトレベルの中でも、ちょっとしたきっかけで仲良くなれるかもしれない。カーストを気にして喋れていないだけかもしれない。そういう人も、もう一回出会い直すことができればいいなって思います。
もちろん仮想世界で全く知らない人とも出会えて、その人が居場所になる世界があったらいいな、とも思うし。

森逸崎:うんうん。

.(ドット):本当は仲良くなってみたかったけど、立場とか普段の人間関係によって実現できていない人って結構いると思うので、そういう、ちょっとした後悔が徐々になくなっていったらいいなって思います。

森逸崎:なるほど。VRって「バーチャル」ってワードだけが印象強かったけど、実は人の「本質」に近いのかもしれないですね。役職も環境も抜きにした、その人の本質部分のマッチング。

.(ドット):そうですね。
本当にちょっとしたきっかけで、人間は変われると思っています。

森逸崎:その「居場所を作った」先には、どんな未来を実現したいですか?

.(ドット):いろんな意味で「諦める人」が減ってほしい、です。
「変わりたい」と思っていてもその環境によって変えられない人もいる。先ほど言ったみたいに「自分には居場所がない」と感じて自殺を選択してしまう人もいる。
自分以外の要因で何かを諦める人が減った未来だと、嬉しいですね。
今の自分の「もしもの未来」を描く場所でも、VRだからこその「全く新しい自分」でも。色んな使い方をしてほしいです。

森逸崎:いいですね。
ちなみにまだ大学二年生だったんですよね? 就職に対して、周りの人もこんなに真摯に取り組んでるんですか?

.(ドット):どうなんでしょう。
でも、就活を意識したのは周りの子たちよりは早いかもしれません。
今は後悔してないんですけど、実は大学受験で第一志望には落ちてしまっていて。それで、あの学校にもし入っていたら得られるはずだった未来があったんだよなって。学校によって区別されてしまうことは事実あるので。その時に改めて、環境たった一つで叶わなかった未来を作りたくないな、って思いました。
大学受験の時はスタートが遅かったのも、やる気になるのが遅かったのも理由としてあるので、「早く動く」のは一つ大事なことだな、って。
だから就活は早めに動こう、って決めました。

森逸崎:えらい…。

.(ドット):実際、意識するのが早いだけで、やっていることはスローペースですけど。でも、人の目を気にしても何の得もないと思っているので。

森逸崎:「人の目」はどんな感じのものがあるんですか?

.(ドット):「早くない?」とか「意識高くない?」とか、やっぱりトゲがある言葉をもらったりすると「みんなに合わせないとな」と思ってしまうこともありますよね。
でも、それに惑わされるのと、自分の希望が叶わない未来がきた時に、絶対後悔するので。
自分の中だけでも、人に惑わされずにやるべきだなって。誰に何を言われようと、止めようとは思わないです。

森逸崎:かっこいい。
では、最後に。「もしもの未来」を聞いてもいいでしょうか。
もしも「就活」がなくて、全部フラットな状態の自分になった時に、今後やっていきたいことを挙げるとしたら、何をしますか?

.(ドット):そうですね。今は就活を意識して、「遊べなくなるから今のうちに友達と遊んでおこう!」とか、「資格とろう!」とかを優先して、自分だけで完結するやりたいことは削ってしまっている感じがするので、、、
多分、もう、好き放題やります(笑)

森逸崎:あはは、好き放題の中身はどんな感じですか?

.(ドット):朝は絶対8時には起きる。

森逸崎:そこから!(笑)

.(ドット):受験の時に染み付いた癖なんですよ。早起きは三文の徳なので。それで、あとは泳ぎにも行くしカラオケにも行くし本も読むし、Netflixも観るし、時間かかるようなお菓子も時間を気にせず作るし、気の向くままに時間を使いたいなあと思います。

森逸崎:今、結構時間に追われている?

.(ドット):そうですね。やりたいことをやるにしても、「want」なのに「to do」になってしまっているのがおかしいよなあって思うこともあって。全部が中途半端に終わってしまう感覚。
だから、思う存分自分がやりたいことをやる自分だけの時間。
今日は贅沢に一日中本を読もう、とか今日はずっとカラオケ行こう、とか、そういう贅沢な時間の使い方をしたいです。

森逸崎:なるほど。いいですね。
一通りお伺いしましたが、最後に、何か言い残したことや聞いて欲しいことはありますか?

.(ドット):いや、めっちゃ話せたので大丈夫です!

森逸崎:就活応援しています! 今日は本当にありがとうございました!

.(ドット):ありがとうございました!

あとがき

60分だと足りなくて、気付いたら2時間強話してました。あっという間。
それなのに終わってからもまだまだ聞きたいこと、深掘りしたいことがたくさんありました。魅力的なお人柄です。
物事に熱中できるし、自分で考えていることをきちんと言語化もできるし、相手と向き合うスタンスもあって、企画して細かいto doにまで落とし込んで推進する力もある。
これからがますます楽しみですね。就活、応援しています。

インタビュアー森逸崎の成長日記
・タイムマネジメントはちゃんとしましょうね
・もしも未来の質問、今のその人を形成している(コアとなる)部分を外したらどうなるか? って視点で投げてみる

インタビュー担当:森逸崎 海

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