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人ともっと関わりたい人

味の素使って料理すると怒る人いるじゃないですか。自然のものじゃないとか、体に悪いとか、手抜きだとか。
どうして! 他人の! 人生に! 口出しするんだ!
とも思うんですが、私qbcも十分すぎるくらい他人の人生に口出しする場合もなくはないので、あるかと思うので、まあまあ、おあいこですね(むしろ私も他人の人生に口を出す派?)
とはいえ私は、味の素ではなくて、ほんだし派です。すこし前までは、めんつゆ派でした。
でもね、なんか味の素の真っ白さってちょっとケミカルな感じがして怖さ、ちょっとあるんだけど、ほんだし顆粒は茶色っぽくて、なんか自然のものっぽくて安心する。
そのようなものなんだよ人間なんて。
と、いうことで私も人と関わっていたいと思いますよ。
でもね、その加減が難しいんです。玉虫色っていうか。
ずっとは嫌なんです、人とずっと一緒は。
でも、ずっと一人も嫌なんです。
だから、味の素みたいに真っ白はちょっと怖くて、ほんだしみたいにちょっと色がついているほうが安心するの(むりやりすぎィ!)
と思う2024年6月1日11時22に書く無名人インタビュー789回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】

今回ご参加いただいたのは でぐちさん さんです!

年齢:30代前半
性別:女
職業:元ゲームプログラマー、元イラストレーター、現ITなんでもや
特になし

X:https://x.com/digTeam3


現在:仕事がちょうど今日から1ヶ月ほど休職しようというふうになってまして、なんでお休み中ですね今。

くじらぐも:
でぐちさんは今何をしている人ですか。

でぐちさん:
はい。今私はフリーランスでエンジニアをやったり、企業に所属して、なんだろうな、なんかIT系のいろんなものを作ったりする、結構何でも屋みたいなことをしています。

くじらぐも:
ITでどんなものを作ってるんですか。

でぐちさん:
そうですね。会社が求めてる、こういうサービス作りたいとか、もしかしたら会社内でこういうツールが欲しいとか、そういうものを企画して、作ってとかそういうところですかね。

くじらぐも:
それは顧客の方から依頼があって、そういうものを作るというふうな感じなんでしょうか?

でぐちさん:
それで言うと、会社から求められたものを作るっていうのが、今いまやってることですね。顧客から求められたものを作るっていうことをしてたこともありました。

くじらぐも:
では、その会社に属して、その社内で必要なシステムを構築するというか。

でぐちさん:
そうですね。

くじらぐも:
そういうことなんですね。では、お仕事は今どんな状況でいらっしゃるんですか。

でぐちさん:
はい。仕事がちょうど今日から1ヶ月ほど休職しようというふうになってまして、なんでお休み中ですね今。

くじらぐも:
差し支えなければどういう経緯で休職するのかなど、伺ってもよろしいですか。

でぐちさん:
そうですね。経緯というと、今年頭ぐらいから今所属してる会社に、元々は業務委託というか、フリーランス的にいたんですけど、それがあの契約形態をちゃんと雇用契約を結んで所属することになりまして。それ結んだあたりから、ちょっとなんか私の様子がおかしいぞみたいなふうに私の中でなりまして。
仕事を求められるものが変わったっていうのもあったんですけど、あんまり前みたいに精力的に仕事が進めれない、みたいなのがちょっとずつ起こり始めたっていう感じですね。それがちょっと積み重なりすぎて、駄目だ仕事を進めれないなと思ったので休みたいですって言って休ませていただいたっていうのが、本当に先週末とかからの出来事だったっていう感じですね。

くじらぐも:
もともとお仕事自体は好きか嫌いか、どういう感情を持たれてたんですか。

でぐちさん:
あーなるほど、そうですね。好きか嫌いかで言うと、難しいな。好き嫌いどっちもあるなという感じですね。なんか好きなところもあれば嫌いなとこもある。何もしないで生きていけるならそれが一番嬉しいではあるんですけど、っていう意味だと嫌いもあるのかなっていう感じですね。そうですね、なんか怖いっていう感情がちょっとあるかなっていうふうに思いました。好き嫌いっていうところより。

くじらぐも:
それはどういうところが怖いですか。

でぐちさん:
そうですね。資本主義なんで当たり前なのかもしれないんですけど、やっぱり成果とか、より良くするものを求められると思うんですよね。何かしら会社とかクライアントに対して。っていうところで成果を出せないんじゃないかとか、もっと早くやらなきゃいけないんじゃないかみたいなところが、私の中で結構強めに根付いていて、それで自分自身で自分のケツを叩いてるみたいな、こら早く働け早く働けみたいになってて、その状況がちょっと怖いでもあるし、会社から何か言われないかなみたいなのも、ちょっと臆病になってるとこがあるのかなと思いましたね。

くじらぐも:
でぐちさんはご自身の性格はどんな性格だと思われますか。

でぐちさん:
性格ですか。ひとつは几帳面だったり真面目だったり、責任感がある方なのかなと思います。でもそれを持ちつつも、何か自分のイメージとして怠惰な面があるなというか、ていうふうにも感じていますね。あとはよく考える人だなと思います。

くじらぐも:
そういった性格は周りの人からもそう見えているなと思われますか。

でぐちさん:
なるほど、面白いですね。周りの人からだと、そうだな、半分ぐらいは周りの人とそう変わらない認識なんじゃないかなと思います。違うとしたら、多分私は几帳面ではあるけど、そんなに几帳面じゃないとか、怠惰に関しては周りから見て怠惰に思えてるかはちょっとわからない、微妙なのかな。私が思っているだけかもしれないなっていうふうに思いますね。うん。

くじらぐも:
ご自身で今怠惰だなって思う瞬間とかってあるんですか。

でぐちさん:
なるほど、そうですね。仕事への恐怖が勝っちゃってるよっていうときとかに、いつも同じ速度で仕事ができてないなとかなったり、とりあえず休憩しようみたいな、そういう仕事に対して進捗悪くなっちゃってるよっていうときとかは、あー、怠惰になっている、うわー、みたいなったりしてるかもしれないです。

くじらぐも:
ありがとうございます。では、仕事の中でこれが楽しいなとか、やりがいあるなって感じた瞬間っていうのは逆にありますか。

でぐちさん:
そうですね。今の仕事でいうと、作ったものが、リクエストくださった人が喜んでくれるとか、作ったものが私の想定通りのクオリティになっていて、これは人様にお渡ししてもいいものだなっていうふうに満足感があるとか、あとはミーティングのファシリテーションとかをちょくちょくしたりするんですけども、そういうときに今まで進んでなかったことが私がファシリテーションしたことで進んだよ、とかいうことがあると、私の価値を発揮できたな、みたいな喜びがありますね。

くじらぐも:
私、ITのことをあんまり知らないので教えてほしいんですけども、クオリティが高い仕事っていうのはどういう状態になるものなんでしょうか?

でぐちさん:
なるほどそうですね。私の中の見解にはなるんで、もしかしたら人にはよるかなとは思うんですけど、私としては、私は一応プログラマーとかエンジニアとしての面が強めなどあって、クライアントが使いやすいとか、見やすいとか、あとは作ったもの自体のソースコードみたいなところが綺麗にある程度書かれていて、拡張がしやすい改造しやすいみたいな、っていうところとかがうまくいってるとよりいいのかなと思います。

くじらぐも:
なるほど。何か他との兼ね合いというか、互換性というかそういうところなんですかね。

でぐちさん:
確かにそうですね。

くじらぐも:
ありがとうございます。お仕事する日の1日ってどういうふうに過ごすんですか。

でぐちさん:
そうですね。現在は1日にこれだけの時間働くよっていう契約にしてるので、好きなタイミングに働いてるっていう感じです。あとはあれですね、今ちょっと廃れつつありますがリモートワークをしているので、基本的に家とか、カフェとか、っていうところで仕事してます。

くじらぐも:
では、仕事が終わった後とか、休日はどんなことをされるんですか。

でぐちさん:
仕事が終わった後は、そうですね。家事をやるとか、寝るとか、YouTube見るとかよくある感じかもしれないですね。

くじらぐも:
休日は?

でぐちさん:
どこかにお出かけをする事があるかな。あとはイラストレーターみたいなのもひとときやってまして、お絵かきみたいなのも結構好きなんですけど、そういう趣味をやったりもしてます。

くじらぐも:
イラストは今はそんなにはされていないんですか。

でぐちさん:
そうですね、今は趣味程度でやってますね。もしかしたらまた仕事にするかもしれないけれど、今はちょっと違うのかなっていう感じです。

くじらぐも:
イラストはどんなものを描かれるんでしょうか?

でぐちさん:
イラストは、そうですね、アニメキャラクターのイラストみたいなものが多いかなと思います。仕事にしてた分野もそうなんですけど、オリジナルキャラクターっていうんですかね。創作的に自分で考えたキャラクターとかを絵に起こしてほしいっていう人を、リクエストをもらって書くとか、自分が作ったものを書くとかっていうことが多いです。

くじらぐも:
絵は、アナログで描くんですか。デジタルですか。

でぐちさん:
デジタルですね。

くじらぐも:
では、お仕事でも趣味でも結構パソコンを使うことが多い生活ですかね。

でぐちさん:
確かにそうですね。パソコンかiPadとかでやってますね。

くじらぐも:
今の生活で一番情熱を注いでるというか、熱が入っていることってありますか。

でぐちさん:
なるほど、難しいな。ちょっと前まではゲームをよくやってたんですけど、最近だと、最近はイラスト書くのがちょっと熱いのかなという感じです。あとちょっとなんだろう。趣味かわからないんですけど、今後こういうことをやっていきたいなっていうのを固めるというか、みたいなことをじりじりと進めてたりもします。

くじらぐも:
ちなみに今後の展望というか、どんな方向でいこうと考えてらっしゃるんですか。

でぐちさん:
今後の展望はですね、2軸あるかなと思ってまして。1つは今、休職してるっていうところにあたって、休職っていう経験が1度目じゃないっていうので、多分私は休むことが苦手というか、休むのを怠惰に捉えちゃうっていうところが1個、どうにかしてかなきゃなと思っているところなので、これをいい意味でこう休み尽くせるようになっていきたいなっていうのが、目下の今後やっていきたいことの1つですね。もう一つは、創造的なものなんですけど、創造って作る方の。そちらだとそれこそ、……くじらぐもさんってお呼びして良いですかね。

くじらぐも:
大丈夫です。

でぐちさん:
はい。くじらぐもさんがおっしゃってくださったようにデジタル系のツールを使ったり、今まで人間と喋るよりパソコンと喋る時間の方がずっと長かったんで、もっとアナログな出会いとか、風景を見るとか、いろんなちょっとした冒険をするとか、まさしく今この場を設けていただいてるのもそうなんですけど、人とお話するみたいなっていうところをもっと広げていきたいなと思ってますね。

過去:周りの子供たちと遊んでるときに、いちいち周りの子と自分の違いを比べて、何か私間違ってるのかな、しょぼしょぼ、みたいなるのがよくあったのかなっていうイメージです。

くじらぐも:
ではここからですね。過去のことについてのお話を伺いたいなと思うんですけども、でぐちさんは子供の頃はどんな子でしたか。

でぐちさん:
子供の頃、子供の頃はですね、すごい繊細な子供だった気がします。あとは、結構過集中気味なところがあって、読むのが大好きだったんですけど本を読むと本当に周りの音が聞こえなくなって、ずっと本読んでるみたいな子供でしたね。

くじらぐも:
繊細だったなと思うエピソードとかって何かありますか。

でぐちさん:
そうですね。周りの子供たちと遊んでるときに、いちいち周りの子と自分の違いを比べて、何か私間違ってるのかな、しょぼしょぼ、みたいなるのがよくあったのかなっていうイメージです。

くじらぐも:
周りと結構比べちゃうタイプだったんですかね。

でぐちさん:
そうですね。そう思います。

くじらぐも:
あとは、印象に残っている本とかってありますか。

でぐちさん:
そうですね。子供の頃好きだったのは、私が子供の頃にめちゃくちゃ流行ったんですけど、ハリー・ポッターとか、それ系の分厚い、なんか冒険系の小説というんですかね、そういうのをよく読んでましたね。

くじらぐも:
なるほど。何か習い事とか、長く続けて頑張ってきたこととかってありますか。

でぐちさん:
なるほどそうですね。それで言うと、今の仕事に繋がってるんだと思うんですけど、とても幼い頃からパソコンをずっと触っていて、IT系とかツールとかを触って習得するっていうのはすごい得意なのかなと思います。あとは、同じ頃から多分イラストも描き始めたので、それも今も続いてる長い趣味だなと思いますね。

くじらぐも:
パソコンを触ることとか、イラスト描いたりすることって、どんなところが好きですか。

でぐちさん:
そうですね。子供の頃はすごい楽しいでやってた覚えがあるんで、そういう意味で言うと新しいツールを使って、それが使えるようになるとか、便利になるっていうのは好きだったかな。あと、イラストだとこの色を置いたらどうなるんだろうみたいなのを試すのが好きでしたね。今だと、ちょっとなんだろう、身近になりすぎたというか、よくあるものになりすぎていて、それを使って何か作ったときに満足感を覚えることはあるかなっていう感じです。

くじらぐも:
ありがとうございます。

でぐちさん:
はい。

くじらぐも:
では、その繊細な性格だったり過集中だったということなんですけども、それはもう小学校中学校で大きくなってからもずっとそういった感じでしたか。

でぐちさん:
そうですね。繊細な性格については、そう、そうですね、まあマシになったかなという気はします。今も繊細な部分はあるなとは思うんですけど。あとは過集中は今もありますね。ちゃんと集中するとなんだろうな、時間と周りが見えなくなるみたいな。

くじらぐも:
では子供の頃に何か転機エピソードとか、大きく変わるような経験って何かありましたか。

でぐちさん:
なるほどそうですね。今、ご質問いただいてぱっと思い浮かんだのは、2つあるかな。1つは小学校のときの先生がすごい個性的な先生で、その頃にしてはもうめちゃくちゃ先進的なことをしているというか。
例えば、他の小学校と連携して、まだパソコンが学校にあるけど、そこまで何かこう、なんだろう、リテラシーみたいな授業が根付き始めた頃ぐらいですかね。のときに、チャットシステムを使って他の学校の人と関わりを持って、それぞれ同じメダカを育てるっていうテーマをやりながら、こっちのメダカはこうだよ、こっちのメダカはこうだよ、みたいなのをやり取りするとか、スレッドを立てて、そこに対して意見を投げかけてくみたいなっていうことをしたりとか。
その様子をNHKのテレビ局の方を呼んで、ドキュメンタリーで撮っていただくみたいなこととか、みたいなのを、そうなんですよね。なんかよくわからないつてが、いろんなつてを持ってらっしゃる先生で、いろんなことを挑戦させてもらったなと思ってまして。その先生は結構恩師なのかなっていうふうに思ってます。
もう一つはこれは今思うとちょっと悪手だったというか、あんまり良くなかったなと思ってるんですけど、繊細だったがゆえになんていうんですかね。小学校高学年とかになってくると、嫉妬とか難しい感情を身につけていくかなと思うんですけど、そういうときに私の中に嫉妬心がある、これは良くないことなんだみたいなふうに思って、それをなくそうとしたっていうことがちょっとありましたね。
そのときに結構この感情は駄目、この感情はいい、みたいなのをしっかり自分の中で区切りをつけてしまったみたいなことがあって、後からちょっとなんだろうな、いろいろ影響があった気がします。最近は、昔つけてしまった枷みたいなのをだいぶ解いたんで、そこまで気にはならないんですけど、結構それで人生紆余曲折した気がしますね。

くじらぐも:
ありがとうございます。では中学生高校生ぐらい、育ってきた頃は、どうでしたか。どんな生活を送られましたか。

でぐちさん:
中学生が、小学生のときまで関西にいまして、中学生からまた引っ越して、中部の方に移動しまして、引っ越しを経たということもあって、周りの環境とか性格、結構大阪の子ってその時代とか私の世代かもしれないんですけど、性格が強めというかグイグイくることが多くて、それがもうちょっと引っ越し先の方だと穏やかな子が多いのかなっていう感じでしたね。中学校からはこれはその世代とか偶然とかがあるんですけど、結構いじめとかが蔓延っている中学校だったっていうイメージです。なので、結構なんというのかな、抑圧的な中学生活を送った気がしますね。
高校はもうちょっと世界が開けてきて、結構村っぽい同調圧力みたいなのもなくなってきて、なので高校の方が楽しく過ごせたように思います。高校では演劇部に所属していたんですけど、そこでは部長やったりとか、結構いろいろ、なんだろうな、リーダー的なことをやらせてもらったりして、楽しい思い出があるなと思います。

くじらぐも:
特に楽しかったことってどんなことですか。

でぐちさん:
そうですね。特に楽しかったことは、演劇部の人たちが心おきなくいられるメンバーが多かったので、その人たちとゲーム大会をやるぞみたいなのを企画して遊んだりとか、そもそも演劇部って演劇の大会があったりするんですよね。大会でみんなで頑張って、何らか成果を出したりとか、っていうことはすごい楽しかったなって思います。

くじらぐも:
では、高校の卒業後はどういった進路になるんでしょうか?

でぐちさん:
はい。高校卒業後は、大学に進学しまして、その後は新卒でゲーム会社に所属しました。そうですね。ゲーム会社にしばらく結構長いこと所属して先ほどちらっとあったんですが、1度目の休職があり、その後復職したんですけどもう1回ちょっとなんだろうな、お仕事合わないのかなっていうふうな感じになって、やめて、1年ぐらい私的には修行の期間だったんですけど、なんか少年漫画によくある2年後シャボンディ諸島で、みたいな、そんな自分と向き合う1年間をがっつり過ごしまして、その後に今の会社と巡り合って、しばらくフリーランスで働いた後、今年の頭に契約形態を変えたっていうのがその後のあったことかなと思います。

くじらぐも:
休職を3回されたっていうのは、1回復職をした後、退職して修業期間が2回目に当たるってことですかね。

でぐちさん:
そうですね、それで言うと休職して復職して、もう一度同じ会社で休職を少しだけして、その後仕事を辞めて今の休職が3回目みたいな感じです。

くじらぐも:
そうなんですね。

でぐちさん:
はい。

くじらぐも:
以前のゲーム会社で休職されたのは、どういったことからだったんでしょうか?

でぐちさん:
はい。以前のゲーム会社で休職をしたのは、そうだな、いろんな理由があって難しいんですけど、そうですね。すごいざっくり言うとストレスが積み重なりすぎて、仕事できる状況になくなってしまったっていう感じでした。もうちょっと俯瞰的に考えると、これが全てじゃないんですけど、私の価値観とそのゲーム会社の評価軸とか、そういった価値観っていうところがあんまり合ってなかったのかなっていうふうに今は思います。どっちが悪いとかじゃないんですけどね。

くじらぐも:
その後の修行期間は、どんな過ごし方をされてたんですか。

でぐちさん:
はい、修行期間はもう何か思想とかなっちゃうんですけど、結構マインドフルネスとか、そういうことが好きだったりするんで、ひたすら瞑想したり外に出るというよりは本当にうちにこもって、自分の部屋でノートに対して自分の考えをばーっと書き出したり、他にも心理的な本とかっていうのをたくさん読んだりして、自分とずっと向き合うみたいな感じですかね。そうですね、漫画で言うならBLEACHってご存知だったりしますか。

くじらぐも:
あー、名前だけです。

でぐちさん:
すごいふわっとなんですけど、BLEACHって自分の世界みたいなところがありまして、卍解って言って刀を進化させるっていうことができるんですけど、自分の刀みたいな。自分の刀を進化させることができるようになるためには、自分の刀と対話をしなきゃいけない、みたいなのがあったりするんですよね。他にもよくある漫画とかでも何か精神と時の部屋みたいな感じで自分と向き合う時間みたいな、それにすごい近いかもしれない、もっと泥臭いことをやってたなと思います。

くじらぐも:
なるほど。1日は、どんなふうなスケジュールで過ごされてたんですか。

でぐちさん:
そうですね。まず自律神経的のところはどうにかしなきゃいけないかなと思ってたんで、ある程度朝起きて夜寝るは意識できるとこはしてました。あとは、本当にひたすらベッドに座って瞑想するか、ノートに向かって考えを書き出すとか、そのとき頭を中に浮かんだ言葉を書き出すとか、っていうことをしまくっていたかな。うん。そうですね。
どういうこと書き出してたかとかっていうと、それまでは本当に資本主義の社会とか会社の評価軸とか、ていうところに自分の価値観を寄せすぎていたというか、私の価値は会社で何かを成すことにあるっていうふうに捉えすぎていた節があって、それって会社にとっては全然いいことだし、なんだろうな自分がどんどん役職を上がっていくことに対しても良い効果があるなと思うんですけど多分、なんだろうな、休職に至った理由にも関わるんですけど、私自身の価値観みたいなのが、よりわかりやすくなってきた結果、その状況に耐えられなくなってやめたんだと思うんですよね。
なので、やめてすぐっていうのが私の中の依存してた部分、何かに依存して自分の自己肯定感とか、自分の存在価値みたいなのを担保してた部分が空っぽになったっていうこととか、あとは、その仕事を辞めたってことはお金が一切入らなくなったっていうことなんで、お金が減っていく恐怖とか、ていうものが大きくそのときはあったんですよね。なので、瞑想して、主にノートに対して、私の価値観はこうでとか、会社はこうでとか、お金が減ってることに対してこんなふうに怖く思ってるなとか、みたいなことをわーって書いて、可視化するというよりは、なんだろうな自分を落ち着けるみたいなイメージでやってましたね。そんな過ごし方をしていました。

くじらぐも:
1年を経て、何か学んだこととか、得られたことってありますか。

でぐちさん:
そうですね。学んだこと、得られたこと。1つは、そのお金が減ってくだけで増えていかないっていうことが私にとっては結構大きな恐怖だったんですよね。それが、なんか生きていけるなっていうふうなところまで持ってこれたなと思いました。なんで手に入れたというか手放したに近いんですけど、お金の恐怖みたいなのはだいぶ減りました。
あとは、そうですね。会社に対して、自己同一化っていうのかわかんないですけど、そういう自分を会社と一体にしちゃってるみたいなのもだいぶ減らせたなと思います。その上で、今出会った会社が、結構前の会社よりずっと私の価値観に近いなと思っていて、なので、そこと出会えたっていうのは1個自分と向き合ったからこそ、見つけれた場所でもあるのかなとは思いました。
怠惰の話が絡んでくるんですが、その辺私が高校生とか大学生のときに全然就職したくなかったんですよね。本当に就職したくなくて、でも就職しないと生きていけないっていうので無理やりこれはしなきゃいけないことなんだっていうふうに思い込んで就職したっていうのが昔昔にありまして、今回は就職したくなったらしようっていうふうに思って1年間過ごすっていう、ちょっと裏テーマがありました。
なので、結果的に今の会社に所属してるんですけど、就職を無理にしなくてもいいよ、したくなったらすればいいよ、っていうふうにやってみた結果で、結果的にはお金が本当に底を尽きるぞってなったときに、あヤベって思って就職したって感じだったんですけど、なんで何かあんまり就職したいっていう欲が生まれたわけじゃないけど、でもやばいなって思ったら、私は就職するんだなっていうことが知れたみたいな。結構なんだろうな、こんなやり方を全然周りの人はしてほしいとは思わないんですけど、ある意味実験結果が出たなっていうのを思いました。

くじらぐも:
ありがとうございます。

でぐちさん:
はい。

未来:その場限りのチームを作って、何かを成したら解散するみたいなことを、ゆくゆくはできるようになりたいなと思ってますね。

くじらぐも:
ではここからですね、未来のことについてお話を聞いていきたいと思うんですけども。でぐちさんは5年後や10年後、あるいは死ぬときまで想像してみて未来に対してどんなイメージを持たれますか?

でぐちさん:
面白い質問ですね。そうですね。死ぬときでいうと、私は一休さんが結構好きなんですよね。一休さんの晩年とかってご存知だったりしますか。

くじらぐも:
いやあ、知らないですね。

でぐちさん:
そうですよね、多分結構マイナーかと思います。一休さんがですね、ちょっと詳細は細かく覚えてないんですけど、確か一休さんが生きてた時代に対して2倍3倍ぐらい生きたんですよね。年齢が。なんですごいなと思うんですけどその上で、一休さんは最後に、全然死にたくないわ、やりたいこといっぱいあるわみたいなことを言いながら死んでたみたいなことが、史実では確かふんわりですけどそんなことがあった気がします。
なので、人生を、なんですかね、のらりくらりと楽しんでるっていう一休さんの姿勢とか、いっぱい長く生きてることもですけど、その上で何かまだ全然死にたくないなみたいなふうに思えるのっていいなと思うので、そんなふうになりたいなっていうのはちょっとあります。
あとはそうですね。人ともっと関わりたいなというのは、序盤に話しましたけど、あります。この間、ちょっと横道それてしまうんですけど「タニモク」っていうものがありまして、他人に目標を決めてもらうみたいな対話をできるディスカッション用のメソッドみたいなものですかね。それを使って他人に目標を決めてもらってみたんですよね。そのときに、私の目標はいろんな出会った人とか、どんどんコレクションしていきたいなみたいなところが、私の価値観として大きくあるのかなと思いまして。で、そのためにも、いろんな面白い人とか、いろんな楽しい活動されてる方とかと出会いたいなっていうふうに思ってますね。

くじらぐも:
これから人ともっと関わっていくために何をしていこうとか、そういう考えはあるんですか。

でぐちさん:
はい。そうですね。一つはいろいろと参加させていただこうかなとは思ってます。対話会とか、この場もその一環のチャレンジというか、お願いさせてもらったんですけども。こういう何らかの場を設けてくださってる方がいらっしゃるので、そこに対してどんどん参加してみて、そういう場を開いている方がどういうふうに開かれているかなとか、ていうのを学びつつ、そこでいろんな人と出会いつつ、っていうふうにして、そうですね。人の人の縁をコレクションしていくみたいな感じにしたいなと思ってます。

くじらぐも:
他に何か今後していきたいなと考えていることってありますか。

でぐちさん:
他にですか。そうですね、人との縁をコレクションするに波及するんですけども、私的には、なんだろなプリクラ帳をコレクションすることが幸せっていうよりは、皆さんの名刺とかをいただいて、そこから私がこういうことをやってみたいなとかを、もしかしたら対話会とかかもしれないし、私はIT的に何か作れたりもするので、そういうのでこういうサービス作って、みたいなことかもしれないんですけど、っていう何かしらのやってみたいことができたときに、いただいた縁のある方とかにお声がけして、これ一緒にやりませんかっていうふうに、なんだろうな、チャレンジするというか、その場限りのチームを作って、何かを成したら解散するみたいなことを、ゆくゆくはできるようになりたいなと思ってますね。
っていうのが、コレクションしたいみたいなやつのもう1個先の野望かなと思います。
ちょっともう1個あるんですけど。これは私の思想なんですが、魂の家族みたいなのが欲しいなと思ってまして。実際の家族っていうのは、あるんですけども、実際の私の家族がみんないい人なんだけども、私とあんまり話が合わないっていうとこがちょくちょくありまして。
なんだろうな、私が多分結構クリエイティブなタイプの人間で、家族はそれぞれクリエイティブさはあるんだけど、そこまで深い関係にないというんですかね。難しいな。それがもう少し新たな、別に血も繋がってないし、法的拘束力もないけど、すごく気が合って、安心できるような人たちっていう、ある種のチームみたいなものですかね。みたいなものがつくれたらいいなとすごくふんわり希望してます。

くじらぐも:
そういう魂の家族になりそうな人ってどういうところにいそうですか。

でぐちさん:
なるほど、どういうところか。今までの経験でいくと、何かを一緒に成し遂げるとなれるかどうかがわかる気がします。なれそうかどうかみたいな。演劇をやってた身としては演劇部の大会をチームで全力出してやったっていう経験があると、この人ってこういう人だなみたいなのがすごい言える気がしていて、そういうときとかに、なんかこの人とはすごいシンパシー合うなとか、安心してお話できるなとか、みたいなのがわかるのかもしれない。

くじらぐも:
魂の家族になる人ってどういう考えを持つ人とか、どういう性格の人だと思いますか。

でぐちさん:
そうですね。1個ちょっとやってみないとわかんないのはあるんですけど、現時点でっていうところだと、自分が何かの活動をしてるみたいなのは、必要というかあるといいのかなと思ってます。その活動っていうのは社会的に何かしててもいいし、そうじゃなくって、家事とかでも全然いいと思ってます。
なんでそうだな、難しいなその活動をしてて自分が楽しいと思ってるっていうんですかね。自分がこれをやってると楽しい、楽しいから楽しいを通して人に貢献している状態みたいなのが、できてる人たちで集まれると嬉しいのかなと思います。そもそも私がまだちゃんとなれてないんですけど、そういうふうになると理想かなって思ってます。

くじらぐも:
出口さんにとって人とか社会、他社に貢献するっていうのは大切なところですか。

でぐちさん:
なるほど、そうですね。私にとっては多分、あんまり大切じゃないです。多分私にとって大切にした方がよさそうかなと思ってるものは、自分が楽しいことですね。自分だけが楽しいっていうよりは、自分が楽しんでいることっていう感じです。その先に、何らか社会に対して貢献できるっていうふうになった場合、それは社会貢献ではあるけれど、自分が楽しんでいる状態、自分が楽しいだけみたいな感じかなと思うので、なんで多分大切なことは、私が楽しんでいることなのかなと思います。

くじらぐも:
ありがとうございます。

でぐちさん:
はい、ありがとうございます。

くじらぐも:
では、もしもの質問というのをお聞きしているんですけども、もしもお金がですね、市とかから無尽蔵に与えられるようになって、もう何をするにしても自由だとなった場合、もう生活にも困らないし、何でもできるが、今後一生続くとしたら、何をしだすと思いますか。

でぐちさん:
なるほどそうですね。お金がもう何でももらえて何でもできるなら、もうまず仕事はやめて、何か世界的にいろんな国に対して繋がりを作りたいなと思いそうな気がします。
なんだろうな、何か例えば、いろんな国に自分の作ったアパートとかみたいなものを点々と作っていって、そのアパート同士はいつでも行き来できるとか、住んでも良い場所が担保されている状態とかにして、アパートに住んでいる人たちが交流ができるとか、例えば、リビングのところにカメラが設置されていて、テレビ会議的なものがずっとついていて、時差はありますでしょうけど、日本人の人が起きてきたら、その他の国のアパートのメンバーとかにおはよう今朝ですみたいなことができるとか、そうですね、特にそこに住む人は、何か面白い人だと嬉しいなみたいなのはふわっとあったりします。なんかそんなふうに思いましたね。

くじらぐも:
面白い人っていうのは、先ほどの何か活動していて楽しんでいる人っていう感じですか。

でぐちさん:
うん、そうですね、そうだと思います。

くじらぐも:
ええ。ありがとうございます。

でぐちさん:
はい、ありがとうございます。はい。

くじらぐも:
では、インタビューももう終わりとなるんですけども、これを読む人に伝えたいこととか、遺言とか。

でぐちさん:
遺言。

くじらぐも:
言い残していただきたいなと思うんですが、何かありますか。

でぐちさん:
はい。読んでくれてありがとうございます。そうだな、休むことっていうのも本当に仕事だと思うんで、休むことを極めることを頑張れたらいいのかなと思います。これを読んでる人が疲れてたら。はい、そう思いました。

くじらぐも:
ありがとうございます。

でぐちさん:
はい、はい。

くじらぐも:
では、インタビューはこちらで終了とさせていただきます。ありがとうございます。

でぐちさん:
ありがとうございます。

くじらぐも:
では、録音の方を切らせていただきます。

でぐちさん:
はい。

くじらぐも:
切れましたかね。どうでした。

でぐちさん:
よかった。はい、大丈夫だと思います。

くじらぐも:
ありがとうございました。はい、ありがとうございます。はいとても楽しい。お話をたくさん聞かせていただきました。

でぐちさん:
いや、こちらこそ何か人のお話を聞くことはよくあるんですけど、聞いていただくことって私の経験にあまりなかったのでちょっとドキドキしました。

くじらぐも:
パートです。ありがとうございます。では、また記事が止まりましたらですね、お送りさせていただきますので

でぐちさん:
はい。はい、お待ちください。はい楽しみにしております。ありがとうございます。

くじらぐも:
ありがとうございました。では失礼を押させていただきます。

でぐちさん:
はい、失礼します。失礼いたします。

あとがき

休むことを極める、は今を生きる多くの人にとって共感できるテーマだと思います。わたしの昨年の目標も「頑張らないを頑張る」でした。
まずは自分が楽しむ。本当にそれがいちばんですよね。でぐちさんの将来のビジョンからは、調和と個性の溢れるクリエイティブなエネルギーを感じました。とっても素敵!

【インタビュー・あとがき:くじらぐも】

【編集:meadow】

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