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うつ病患者の1日の過ごし方


こんにちは。

フォローしてくださり嬉しいです。記事に対して反応を頂いたりと、大変光栄です。


早速2日間程サボってしまいました。ごめんなさい。

この2日間、何をしていたかというと、色々な手続きやお買い物等していました。

と言っても、難しい話をされて頓挫したり、買い物先で人が少ない時間を見計らって行ったのに人が多く、物凄いプレッシャーとストレスで死にかけました(笑)

そんな3つ目の投稿では、うつ病のリアルな心境・毎日の過ごし方をお届けしたいと思います。「怠惰」「情けない」「甘え」等の感想は思っても私に言わないで下さい。毎日そんな自責で死にたくなっていますから、人にそう言われてしまうと本当に死んでしまいます。

「この人なりに頑張ってるんだなあ」と、温かい目で見て下さると嬉しいです。


1. うつ病ってどんな病気?


改めて、うつ病ってどんな病気なのか調べてみたいと思います。

うつ病は、気分が強く落ち込み憂うつになる、やる気が出ないなどの精神的な症状のほか、眠れない、疲れやすい、体がだるいといった身体的な症状が現れることのある病気で、気分障害*1の一つです。気分障害は大きく「うつ病性障害」と「双極性障害(躁うつ病)」に分けられ、いわゆる「うつ病」はうつ病性障害のなかの「大うつ病性障害」のことです。うつ病では気分が落ち込んだり、やる気がなくなったり、眠れなくなったりといったうつ状態だけがみられるため「単極性うつ病」とも呼ばれますが、一方の双極性障害はうつ状態と躁状態(軽躁状態)を繰り返す病気です。

(「こころの健康情報局 「すまいるナビゲーター」 1.うつ病とは」より抜粋)


一重に「うつ病」と括っていても、様々な種類のうつ病があるんですね。

例えば女性のうつ病、思春期のうつ病など、色々なうつ病があるそうです。

私の場合は元勤務先が原因のうつ病なのですが、元から思春期の時にも不登校気味であったり、そういった心の負担はありました。

元勤務先(ブラック企業)のリアルな実録は以下の記事で纏めています。(経験された方等刺激が少々強いものになっていますので、閲覧はご自身の責任でお願いします。)


皮を剥いてみるとそこは真っ黒なブラック企業…結果うつ病になり、未遂までしてしまった。とある新入社員のお話。


2. 普段は何をして過ごしているの?


こうして改めて自分の生活を文字に起こしてみると、本当に自分って情けない…と思うばかりです。

でもこうして向き合うというのも一種の整理整頓になるのかもしれない。同じようにうつ病で毎日がしんどい方で「自分ってこんな生活のやりかたで良いのかな…」と不安になっていらっしゃるのを、他にもこういう人はいるんだという安心をお届け出来たら、私は嬉しいです


まず朝ですね。

基本、朝は起きられません。睡眠薬を飲んでいるというのもあるのですが、起きる気力が無いんです。また1日が始まってしまったな、という憂鬱さから、頭がぼーっとしたり、金縛りにあったように身体が動かなかったりと、その時によって反応は様々ですが、基本、朝は起きられません。

朝に飲まなきゃいけない安定剤と難病のお薬もあるのですが、それも飲むことすら億劫なのです。家族が家にいる時は、お薬を飲むだけでも良いから一旦起きて、と起こしてもらえます。たまに部屋までお茶とお薬を持ってきてくれたりもします。本当に家族に支えられているんです。ひとりじゃ多分、生きていません。


そうして、気付いたらお昼になっています。大体、この時間から活動を始めます。

お昼ご飯は母が用意してくれているので、それを食べています。用意されていなかったら食べません。食べる気力が起きないので、ベッドの上でぼんやり動画を観たり、猫と遊んだりしています。

お昼の安定剤もあるので飲まなきゃなんですが、これもつい忘れてしまったりします。夜になって、家族が私の飲んだお薬を見て「あれ、お昼飲んでない?」と言われて気付く事も多々あります。


それから夕方から夜にかけて。平日は家族が働きに出ているので、お昼はひとりでお留守番をしています。お留守番といっても、昔は晩御飯を作って待っていたり、掃除をしたりも出来ていたのですが、今はそれすら億劫で出来ません。怠惰でしょうか。本当に家族には申し訳ない気持ちでいっぱいです。

夕方になると母が帰ってきて、夜になると父が帰ってきます。今日はどうだった?と母はいつも心配してくれます。ちょっと調子が目に見えて悪いなという日は朝と昼、帰る前に電話をしてくれます。一回、失踪しかけた事があるので、心配してくれているんだろうなと、ありがたい気持ちでいっぱいです。

そうして夜ごはんを家族と食べて、雑談をして、猫と遊んで、夜9時くらいになると頭が痛くなるので、睡眠導入剤を飲んで就寝です。


え?1日何もしてないじゃん?

そうです。何もしてません。ごめんなさい。それがうつ病のリアルなしんどさ・億劫さなんです。


3. 何でも「うつ病」って理由にしたいわけじゃない


こうして見ると「もう少し頑張れるんじゃない?」「億劫って…みんなしんどいのに頑張ってるんだよ」「うつ病って勝手に理由を付けてるだけで、怠けたいだけなんじゃないの」と思われるかもしれません。

でも、私だって、うつ病を理由にしたくないんです。やれるなら頑張りたい。頑張って当たり前の事を当たり前にして、働いて、もっと家族孝行したい。私がそれは一番分かっているんです。だから毎日が自責の気持ちで圧し潰されそうなんです。


うつ病になってから、初めて分かった事がたくさんあります。

始めは私も怠惰の一種で病気と混同しているのでは?と思っていました。でもうつ病になってから、当たり前の事が当たり前に出来なくなってしまってから、これがうつ病なんだって分かりました。


皆さん、普通にお風呂入りますよね。食事もお腹すいたら食べますよね。必要な事だったら手続きとか役所に行きますよね。電車に乗ったりバスに乗ったりしますよね。

それが1個も出来なくなる。突然、今まで普通に出来ていた事がまるで赤ちゃんになったみたいに、何にも分からなくなるんです。

今の私は数を数える事も出来ません。数えて3だから足りない、1つ足そうと思って物を持ってきます。もう1回数えるんです。あれ、5になってる?さっきまでは3だったのに、4?数えても数えても、毎度数字が変わるんですね。分からなくなって、家族にお願いした事も多々あります。

薬とか何錠、何mgって指定されますよね。数えられないから、過剰摂取やその逆だって普通にあります。怖いなと思います。


4. うつ病になってから気を付けている事


当たり前の事が冷静に出来ない、と分かっている時は予め手を打っています。その一例を書いてみたいと思います。

難しい話や手続きのやり方は家族と一緒に聞く
薬は朝昼晩寝る前で仕分けが出来るケースに声を出して数を数えながら仕分ける
お風呂は家族の催促が無いと本当に入れないので、最低でも3日に1回は声を掛けてもらう
食事も声を掛けてもらう
お金の管理は家族の助言を元にする(使いすぎたりする事がある為)
出来る事を出来る時にひとつだけでも良いからやっておく

などなど。挙げればきりがないので一例ですが、こういう風に、焦らずひとつずつ正確に出来るように、私なりに頑張っています。

家族の支えがないと、なかなかうつ病の患者さんの日常は難しいんです。一人暮らしの方だと、もっと大変だと思います。


5. これからやりたい事


こんな私ですが、駆け出しのイラストレーター・漫画家です。

仕事が出来る気持ちの環境では無いのですが、いつかきちんと仕事が出来るくらい整理出来て、少しでも家族孝行が出来ればいいなと思っています。

それまでまだまだ長い道のりですが、いつか私も一世を風靡するようなイラストレーター・漫画家になりたいですね。


明日は精神科の診察日です。

通院も億劫で家族同伴じゃないと出来ませんが、先生ときちんとお話して、少しでも良くなれるように、ひとつずつ頑張っていきたいと思います。


サポートを頂きました折には、今後の活動に役立たせて頂きます。いつもありがとうございます。