冥 2023/08/22

同じ病気の人が急逝した。
ああ死神が近くにいる病気なんだなって改めて実感して
わたしも最後は連れていかれるのかなって

この病気になって何が楽しくて何が悲しいのかよく分からなくなった。
今この瞬間鬱だからそう思うだけなのかもしれないけど。
それでも外で働けなくなって、次に本が読めなくなって、次に文章が書けなくなって、次にお風呂や歯磨きなどの生活が困難になって…
自分を生に繋ぐチューブがどんどんちぎれていく。

ふと、「もう終わりにした方が幸せなんじゃないか」なんて考えてしまう。
それは自転車で近所に出かける途中のとき。
それは家族でテレビを見ている夕夜のとき。
それは、それは、それは、いつもいる。いないとおもいこんでるだけで、いつもいる。

死神が。


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