有名アスリートと地方の小さな企業がTwitterでつながって起きたこと
弊社ユニバルは今春4月、マラソンランナーの神野大地選手と共同開発したランニングソックス「RETO×IDATEN」(仮称)をリリースすることになりました。
今回のnoteでは、なぜ地方の小さな企業と有名なアスリートが一緒にランニングソックスをつくることになったのか、そのいきさつを書いていきたいと思います。
RETOとは?IDATENとは?
神野選手については説明するまでもなく、2015年の箱根駅伝で「山上り」といわれる5区を走り青山学院大学を優勝にみちびいた立役者のひとりです。
この区間で圧倒的な実力を示した選手に対して付けられる「山の神」の称号を持つひとりでもあります。
その神野選手がプロデュースするスポーツギアブランドがRETO です。
一方 IDATEN は2019年に誕生した弊社ユニバルの自社スポーツブランドで、
そのメインアイテムが IDATENハニカムテーピングソックスになります。
弊社ユニバルと IDATENハニカムテーピングソックス(通称イダテンソックス)については下記のnoteにくわしく書いています。
コラボ誕生のきっかけはTwitterの質問募集ツイート
さて、ユニバルが神野選手と出会うきっかけになったのがタイトルにもある通りTwitterでありYouTubeなのですが、この出会いはユニバルからすると今でも信じられないほど衝撃的な出来事でした。
順を追って簡単に説明していきます。
Twitterで質問を募集していたのでダメもとで質問してみた
弊社ユニバルのTwitterアカウントユニバル公式ではランニングソックスをつくっている関係でいろいろな中長距離選手を一方的にフォローしています。
去年(2021年)の1月Twitterを見ているとフォローしている神野選手のこんなツイートが流れてきました。
「YouTubeチャンネル開設一周年を記念して質問を募集します」「どんな質問にも答えます」みたいな内容のツイートでした。
どんな質問でも?!
有名な長距離ランナーさんのYouTubeで、ランニングソックスについての質問が取り上げられたら注目を浴びるかもしれない!
小さな無名ブランドにとって一番の願いは「とりあえず、一人でも多くの方にブランドを知ってもらこと」ですから、これはまたとないチャンスだと思いました。
ただはたして、魂胆見え見えの企業アカウントの質問にあの有名な神野選手が答えてくれるのか?
ダメ元でリプ欄に書き込んだのが下記の質問でした。
https://twitter.com/univalofficial/status/1349649422624333825?s=21
魂胆は見え見えでも(笑)質問は本当に聞きたかったことを聞いています。
動画がアップされるまでドキドキしながら待っていました。
質問に答えてくれた!そしてそのあと更にサプライズが
このときの神野さんのYoutubeでの質問コーナーは6回に分けて配信されました。毎日チェックしていてもユニバルの質問はなかなか出てきません。
「やっぱり企業アカウントの質問には答えてもらえないか…」
ともうほとんどあきらめていた6日目、ついに下の動画があがりました!
ユニバルの質問は動画の初っ端に出てきます。
神野選手は質問に対して
「靴下の滑り止めは必要なものだけど人それぞれ好みがある。足の形も人それぞれだし締め付け具合の好みもさまざまなので、自分に合った靴下を試しながら探していくのがいいと思います」
と答えてくれました。
あの神野大地が質問に答えてくれて、その人気ランナーの動画に何秒間かでも弊社ユニバルのTwitterアカウントが映し出された。
それだけでもとてもうれしいことでした。本当にありがたかったです。
ところがこれだけでは終わらなかったのです。
コメント欄に神野選手から衝撃の返信が
お礼を伝えたくてコメント欄にその気持ちを書き込みました。
もし取り上げてもらえたらお礼に弊社のIDATENハニカムテーピングソックスを送らせていただくことは決めていたので、その前振りのつもりで書いた
「一度おためしいただけるとうれしいです」
のひとこと。
これに予想もしていなかった返信が神野選手からありました。
「今まさに履いてます!何度も注文しています。」
このときのEC販売部の驚きと喜び!!
想像いただけるかと思います。
下記が実際のコメント欄をキャプチャーしたものです。
コメント欄にそのときの衝撃が残っているのがおわかりいただけますでしょうか?
最初のお礼コメントでは改行を入れて読みやすいよう配慮していますが、神野選手の返信のあとのコメントはびっくりし過ぎて改行すらしていません。(笑)
そしてこのあとすぐ
「神野さんがこのやりとりを覚えているうちに!」
と弊社から神野選手の事務所宛に、何かコラボ企画をお願いできないかというメールを送らせていただきました。
すると前向きに検討しますという返信があり、神野選手とユニバルのコラボ企画がスタートすることになったのです。
ドキドキしながら神野選手のTwitterのリプ欄に質問した段階では、社内の誰もが想像もしていなかった展開。
Twitterを本格的に運用し始めて3か月目に起きた出来事でした。
SNSのつながりから商品が生まれる時代
何度も言いますが、弊社は地方の小さな企業です。
ひと昔前、たとえば十年前ならユニバルと神野大地が一緒にコラボソックスを作ることなどなかったでしょう。
たとえできたとしてもそこには代理店などが間に入り、おそらく神野選手の名前を借りるだけのコラボになっていた可能性が高いと思います。(もちろん今回のコラボソックスはその類のコラボではありません)
何年も前からSNSを語るときに非常によく使われてきたフレーズですが、今回の一連の出来事はまさにSNSでつながったからこそ起きたことです。
間もなく「RETO×IDATEN」のコラボソックスが出来上がります。名前を借りただけではない、神野大地のこだわりとユニバルの技術が結集した「ガチのコラボソックス」です。
SNSは企業にとって自社の情報を発信する道具であり、お客様と交流をする道具、そして出会うきっかけを作ってくれる道具。
これからも様々な出会いを信じてこつこつと更新して行こうと思います。
▼神野大地RETOモデル商品ページ
▼なぜ神野選手はIDATENソックスを選んでいたのか、その理由はこちらにくわしく書いています。
▼神野選手が動画のとき「今まさに履いています」と言ったソックス
※足袋タイプ・5本指タイプもあります。
※神野選手とのコラボソックスは4月24日発売予定です。
※コラボソックスには足袋タイプ・5本指タイプはありません。