見出し画像

平等ということ

最近どこでも男女平等を謳っている。所謂、フェミニズムと呼ばれるものだ。こういったものは所詮時代の産物であり、いつかは淘汰されていくだろう。しかし今の現状を見ればこの思想は間違っていない。

だがそれはあくまで日本ならということだ。

フェミニストたちは自分たちの思想を世界に広げようとしている。しかしこれが正しいのか。

現在では男尊女卑が問題なんて言われているが、大昔ではむしろ逆で女尊男卑のような世界だった。これは女性が子供を産み育てるため当然ともいえる。

そもそも動物的に考えれば女性のほうが立ち位置が上という考えになるだろう。なぜなら男性は子孫繁栄に際し、ほとんどエネルギーも時間も使わないが、女性はたくさんのエネルギーと時間を使う。人間という種族は未熟なまま生まれるためなおさらだ。これを鑑みれば女性が男性を選ぶというのは至極当然な成り行きであり、男性は女性に選ばれない限り、子孫を残すことはできない。

しかしこの女性が権力を持つ時代もおわる。これが文明の発達だ。この文明の発達によって、女性は家のことを、男性は力があるため外へ出て行って農作業や狩りに従事する。そして集落の誕生に伴い支配者も誕生する

この時にはすでに男性は多く交流などをすることが必然であり、彼らの中から支配者が誕生することは、また必然と言える

そうしてこの男尊女卑的な社会が誕生した。実際にアテナイでは女性は子供を産むだけの存在と化していたといってもいい。そしてその後工業の発展は男性の地位を大きく上げた。これには力が必要なためだ。

たしかにレデイファーストという文化も存在するだろう。これは先に述べたような動物的本能のようなもののいく末であり、社会全体で見れば女性は軽視されており、この文化自体も昔は上流階級の嗜みのようなものだ。大衆まで浸透はしていない。

しかし第二次世界大戦で女性が軍事品の製作にかかわるようになったことで、女性の権利が主張されだしたいつの時代も権利というのは血と共に認められていたようなものだ。

そして現在のわれわれのほとんどがサービス業と呼ばれるものについている。これは言うなれば知識があれば、女性にも可能な仕事と言える。よって男女平等が言われてもおかしくないだろう。

しかし世界にはほとんどを1次産業、2次産業で賄っている国はごまんといる。彼らに対して男女平等を求めることは酷ではないか。

男性、女性得意なものは違う。それに彼らには余裕も金もない。そうなれば彼らの産業構造にとって男性は必要だが、女性は必ずしも必要ではない。かつてのアテナイと同じように子供を産み、育てさえすればいいのだ。今日を生き抜くためには彼らは男性の力を欲してる

つまりここまででわかるのは所詮男女平等など、裕福なものの意見であるということだ。それを一般化することはできない。もし本当に世界で男女平等をめざすなら、彼らの産業構造を変えなければならない。彼らが裕福にならなければならない。どうしてもしたいなら、あなたの身銭を切ってこれを改善しなさい。口だけなら何とでもいえる。

しかし彼らの発展は国外で資源を賄っている日本にとって、安い労働力を求めている大企業にとって打撃となる。それも考慮していかなければならない。

こんな問題だらけの世の中で一つの偏ったものの見方、偏った意見をできることが僕は不思議でならない


できればサポートしていただけると嬉しいです。お金は僕の本代になると思います。。。本を読めばきっともっといい記事が書けるはず。。。