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三歩進んだら一歩目は遠くなるけど、見に戻るのは自由

指に食い込むトマベジナイフ

前記事にも書いたのですが
こないだの祝日に指をスパーンと切りまして
圧迫しても止まらなかったので病院に行ったんです。

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すごい痛かったとかではなくて
きれいにすっパーンと切れた上に即自己処置をしたので傷はきれいで
大したアレではないともいえますが、子がいるのでそこそこ大変でした…
包帯を食おうとするな6ヶ月!気になるからって触るな2歳半!や
2人分ワンオペ入浴補助マジか…など
不注意でスパンした自分を充分呪ったのでその辺は置いておくとして
ちょっとおもしろい事態に遭遇したので今回はそのことを書きましょう

包帯はこんなかんじでした

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こんなかんじで処置してくれたのですけど(初日のみ止血パッドも)
ちょっと大きめの病院だし、毎回施術者が違ったのです

2人が全く違う対応で巻いてくれたんですけど…

数日通った中で印象に残った1人目は、40代後半女性
「防水のでガードしておきますけど濡らさないようにしてくださいねー」
といってテガダーム巻きしてくれました
テニスやってそうな快活美人さんでした

2人目は明かに70代前後のおばあちゃん系
「剥がれてましたけど中濡れてました?」と訊いたら
「これ別に防水じゃないからねぇ」とのお答え

ん????

テガダーム防水ですが??


それでね
家帰っていろいろやってたら、おばあさまの方すぐに中まで濡れちゃったのです
1人目の時は浸水ゼロだったのですけど


気づいちゃった

ひとりめのおねーさまは、「防水だと思って巻いた」
ふたりめのおばーさまは「防水じゃないと思って巻いた」

防水だと思って負けば、隙間がないように気を付けて巻きますよね
防水じゃないと思って巻けば、隙間には気が回りません

前者のおねーさんはちゃんと防水できてて
後者のおばーさんは防水できてなかったのです

と、いうことは

おねーさんは水が入らないものと認識して
おばーさんはずっと、防水じゃないと思い続けることになります
毎回毎回、その認識を強くすることと、思われます

それにおばー様。お年から考えてもおそらくほかの人からダメ出しされにくい…
つまり、今後の偶発的な修正可能性がかなり低いと、思われます

オネーサマのはずっとちゃんと防水で、おばー様のはずっと防水じゃない
そうであることが、容易に予想できるのです…

でもこれ、自分で取説見たり(目の前のその箱に書いてあったりします。
誰かの言ってるの訊いたりして
修正したり、気づいたりすること、そんなに難しくないはずなんですよね
テガダーム、広く使われるようになって10年以上経ちますし…
その間彼女はとずっとご認識してきたかもしれないのです

これ、医療の現場にだけじゃなくて、全てに関して言えることだと思うんです

パッケージ袋や説明書を君は読んだことがあるか?

実はパッケージに意外と大事なことが書いてあるとか珍しくなくて
ミルクで溶く前提のココアをお湯で作って薄いねえ、って捨てたり
やたら背中漏れすると思っててた紙おむつは前後の高さにコツがあったり
使いにくいなあと思っていた豆乳のパックは注ぎ方が間違ってたし
「こんな機能便利なのに」と思ってたテレビにはそんな機能がついてたし
そんなこと、実際の生活の中にもたくさんあると思うんです

これ全部私の例だし


「知ってて当たり前」なほど「初心にもどる」ことって大切

いつもつかってるからわかってる、も
なんどもつかったからわかってる、も
「わかってるつもり」にすぎないし

人間の記憶って、いつの間にか書き換わってることが珍しくないです
おそろしいです
そのために、説明書は「常に同梱」されているんだと個人的には思っています

どんなもんでも、ちょっとでも疑問に思ったら
何度でもパッケージや説明書をなんとなくでいいからときどき見てみるべきだと
そうすることこそが「初心に戻る」ことなんじゃないかと、思わされた事件でありました

慣れ、怖い!
思い込み!こわいよ!!!


私もこの頃サボり気味だから
ちょっとした「?」も無視せず確認できるようにしたいな、と思いながら
なんとか、あしたも、いきていきます。



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