Fuji ||子どものユニークさに✨🔦学びをデザイン

20代半ば自分が望むライフスタイルを求め、メルボルンへ。海外🇦🇺🇸🇬で教師生活20年(IB…

Fuji ||子どものユニークさに✨🔦学びをデザイン

20代半ば自分が望むライフスタイルを求め、メルボルンへ。海外🇦🇺🇸🇬で教師生活20年(IB 教員歴8年含)。日本の中と外、学校の中と外を見て考えたことまとめています。息子のユニークさを広げる学びをデザイン・実現中

最近の記事

子どもの邪魔、していないだろうか…

「子どもの邪魔をしていないだろうか?」 時々自問します。 教師・親といった大人は、没頭する子どもにとって、邪魔ではないか。 子どもの好奇心の火を消していないだろうか。 やる気を押さえつけてはいないだろうか。 「木登りをやめるように」と、伝える時も感じていたこと。 学校内で、「実は大人って邪魔?」と感じる時の話。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 日本語の授業中、時に作文の神

    • 成長って、みんな一緒?

      この10数年間、頭に浮かぶ言葉があります。 Normal この言葉は、妊娠定期検診で担当医が口にしていた言葉。 ここのNormalは「普通」と訳さず、「身体が順調に成長している」と、私の脳内翻訳機は自動転換していました。 産婦人科担当医は、口数の少ない方でした。ヒヤッと冷たいジェルを私のお腹にぬり、超音波検査器具を動かしていきます。 暫くの間、真剣にモニターを見つめる医師。 世間話なし。私も静かに待ちます。 医師が言葉を発するまで、緊張したものです。 暫く超音

      • 子どもが自由に遊ぶ大切さ

        Dr. Peter GrayのTED Talk。 子ども達が椅子に座り学校内で過ごす時間が増え、自由に遊ぶ時間が減ったことでの影響を指摘。 確かに、今の子ども達って忙しい。 肯定的にいうと、沢山のオプションがある時代よね。 私自身が子どもの頃。40⁺年前。 子どもの遊びに親はついてくるわけでもなく、 近所の友達と一緒に暗くなるまで遊びまわっていました。 川でザリガニとったり、カメ・カニが取れたら大喜び。神社でニワトリ拾ってきたり(!)さすがに、ニワトリは返してくるよう

        • 「言葉」が響くのは「信頼関係」があってこそ :メルボルンの小学校で学んだ事

          教室内で見た言葉の力。 思い出話を。 新米教師の頃へタイムトラベル。 メルボルン移住後、Secondary School(日本の中学校・高校に該当)で教師の仕事スタート。でも実は、ずっと小学校にいきたいと思っていました。 7年後やっとご縁があって、幼稚園から高校3年までの私立の一貫校へ。 それまでティーンネージャー対象に働いていたので、小学校キャンパスでは驚きが。 20年程前の事だけれど、鮮やかに思い出すカルチャーショック。 国の違い。 ティーンと小学生の違い。

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          回転寿司店の帰り道、本屋で手にしたメッセージ

          詳しい関係等背景は分からないので、 伝えたいのは、その場にたまたま居合わせた私の心の動きについて。 他人には分からないご家庭の歴史や事情など、色々あるでしょうからね。 聞こえてきた情報は、私の学びになるメッセージ。 日本帰国中、回転寿司店での出来事です。 後ろのブースからの声が大きいので、はっきりと話し声が聞こえます。 私よりも年上のご夫婦が、ご高齢の女性と食事をしています。どちらかのお母さんかな。 ご高齢の女性の声は聞こえないのですが、 ご夫婦がご高齢の女性に対し強

          回転寿司店の帰り道、本屋で手にしたメッセージ

          学校外体験活動「ラーケーション」のニュースから蘇った記憶と影響

          日本の外から教育関連ニュースを見ていると、 「おっ?」 好奇心アンテナに引っかかる情報があります。 ちょっと前に気になったのが、このニュース。 「ラーケーション」 「ラーケーション」って… これまた新しい言葉が生まれたのね! 「申請」…⁉ これまたフォーマルな表現で。 けれどこの論点は、私が小学4年生だった頃にも耳にしたことがある話。 記憶が蘇ってきました。 「ラーケーション」と聞いて遡った記憶は、40年ほど前。東京ディズニーランドが創立されてすぐ。私は小学4

          学校外体験活動「ラーケーション」のニュースから蘇った記憶と影響

          Where I belong to: どこに属する?サードカルチャーキッド、そして誰でも。

          ある時期、まだ生まれてもいない子どもの将来についてとても悩んでいました。 今振り返ると、「考え過ぎだよ」と優しく伝えてあげたいのですが。 シンガポールでの生活もまだ数年だった頃。 慣れていない土地での出産、気持ちが不安定だったのでしょうね。 何について悩んでいたかというと、 彼が「国籍」と違う国で育つこと。 アイデンティティーに悩まないかどうか。 10代になると、「自分探し」の時期が来ます。 自分は誰なのか。誰もが通るプロセス。 ただでさえ、10代は悩む時期。 両親

          Where I belong to: どこに属する?サードカルチャーキッド、そして誰でも。

          「つまらない時間」の大切さ

          旅行中、息子の創作意欲は爆発します。 彼の創作意欲の向かう先は、ゲームのアイディアを考えること。 旅行は、バックパックに本と紙とペンシルケースを入れて出発です。 移動中等の「つまらない時間」がいいんです。 この空白時間があるからこそ、アウトプットがスイッチオン。自分の中にある無限の想像力が稼働し始めます。 YouTube等からのインプットの時間を否定しているのではなく、あえて空白の時間を持つ重要さを唱えたい。 常にオンディマンドで、情報のインプットが可能な彼

          「気持ち」にこだわるのは、「安心する場所」を求めて@教室編

          自分の気持ちを把握し、相手の気持ちの動きも感知し適切に対応できる。 満足できたら、それはスーパーパワー⭐。 どうして私が気持ちの動きにこだわるかというと、「ここが始まり」だから。 特に教室内で多数の子ども達と時間を過ごす際は、彼らの気持ちの動きを見逃さないようにと、アンテナ感知度を敏感にするように意識していました。 見ていないと思い、こっそりとしたイタズラ。 見てほしいなぁと願いつつ、こっそりとしていること。 どちらも見逃さない。 生徒に「え~何で分かったの!」と言

          「気持ち」にこだわるのは、「安心する場所」を求めて@教室編

          夫と息子が留守中に生まれた格言

          「幸せというものは、Messyに違いない」 友人と話しながら口から出た言葉。 (長嶋さん・ルー大柴さん調なのは、お許しを) 今月夫と息子が、10日間の旅行へ。 その間、私はお留守番。 こんなにも私一人だけで過ごす時間を持つのは、もうどの位ぶり?! 彼らの出発に向けて、「あまり嬉しそうにしていてもなぁ」と思い冷静を装いつつ。一人の時間を待ち望み、胸躍る! 好きに生きているとは思うけれど、やはり共同生活は気の使いあい。 一人ならば、(些細なことだけれど) 聞きたい音楽、

          子どもへの性犯罪予防対策「日本版DBS」?!

          「日本版DBS」法案って? 8月日本滞在中「日本版DBS」法案についてのニュースを耳にしました。 「え、DBS?」 シンガポールで生活している者にとっては、DBSは大手銀行の略語でして。 「なぜ、日本でシンガポールのDBS銀行がニュースに?」 気になりニュースを聞くと、性犯罪歴証明を求める制度を導入するかどうかの議論でした。 そして、昨日も。 私からすると、「え、まだ?」。 即急に導入しましょうよ! 日本全国的な導入には、つめて話し合う点も多々あるのでしょう

          子どもへの性犯罪予防対策「日本版DBS」?!

          感情の奥深さよ

          最近考え続けているEmotional Intelligence (感情を扱う能力)。 自分1人で時間を過ごしても、頭の中に常に考えが浮かんできません? 例えば、「絶対に自分には無理!」等、自分の頭の中に浮かび続ける否定的な考え。誰かに言われたのではなく、自分の不安な気持ちから否定的な考えが生まれてきます。 根拠のない頭の中の否定的な考えに飲み込まれてしまうと、挑戦する前に可能性が止められてしまうことも。 自分の中に生まれる感情のマネージメントは、スキル。学習可能なスキ

          身につけてほしいと願うスキル

          「子どもに身につけてほしいスキルを1つだけ」 何を選ばれますか? きっと色々ありますよね。 最近目にしたものに、こんなものもありました。 確かに、納得するスキルです。 生きていくうえで、必要なスキルの数々。 私が1つだけ選ぶとすると、Emotional Intelligenceかな。 自分の感情を理解し飲み込まれず、メンテナンスする能力。そして、他者の感情も尊重し対応していけること。何をするにしても、「感情」は生まれてくるので。 年齢を重ねると、自分の感情の動

          スキルを1つだけ選ぶとすると?

          私達が子どもに様々な学びのチャンスを与えるのは、彼らが未来への準備ができるように。 そこで今日考えたいのが、 「子どもに身につけてほしいスキルを1つだけ選ぶとすると?」 まずはじっくりと、考えてみて下さい。 1つだけです! 正解、不正解ではありません。 私達自身の経験から、頭に浮かぶスキルはきっと違います。 きっと、自分が困った経験があったり、 「こうだったら良かったのになぁ」と望む点から浮かぶかな。 「こうすれば、人生がより豊かになる」と、自身の気付きからも大

          コロナが開いた、新しい学び場の扉

          日常生活で、コロナについて考える機会は最近なくなりました。時々思い出しては、遠い昔のことのように感じる時もあります。我が家の教育への視点は、コロナを期に大きく変わりました。 コロナで普及したオンライン授業2020年4月、シンガポールはコロナで突然の学校閉鎖。オンライン授業へ移行しました。(色々と苦しかったことも多いのですが、今回はその話は横に置いておきます😂) 開いた教室の壁 オンライン授業は、子どもの「学び」を気軽に目にするチャンスをくれました。学校の壁が取り払われ、

          学びのスタイルも柔軟に選ぶ時代

          こんにちは。 今息子は、夫とメルボルンへ帰省中。 私は束の間のシングルライフを満喫しています。 息子は、今年の夏は2ヶ月間私と日本へ帰省。 そして、今度は夫とメルボルンへ。 学期休みのタイミングを気にせず帰省ができるのも、現在私たち家族が、Private education@Homeを選んでいるからです。 「現在」と書いたのは、これから選択が変わる可能性もあるからで、「学び」も、柔軟にスタイルを選べる時代になってもいい頃ですよね。 Private education