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車椅子のハリーポッター・としまえん
2024年3月に行ったハリーポッター・豊島園について書きます。
事情があり車椅子を押して見学しました。
その時の感想を書きます。
3600字弱
*
車椅子の貸し出し
2024年2月時点では、ハリーポッター豊島園の公式HPには車椅子の貸し出しについて書かれていませんでした。
貸し出しについて問い合わせフォームから連絡しました。
わたしが受け取った回答では、
会場にいくつか貸し出し用の車椅子があること。
当日手配も可能だか、確実に用意するためには予約してほしいとありました。
それで予約の依頼をしました。
(メールのやりとりでできました。)
会場に入ってから貸し出し可能です
公式サイトの案内では、入場開始より時刻1時間早く入ことができます。
しかしその日の一番早い入場チケットでは、開場まで屋外で待機となるので注意です。
当然天候のよくない日もあります。
日よけ雨よけになる場所は、ありません。
ベンチはすこしありますが来場者数に対応していません。
またこの場所にいる間は、車椅子を貸し出ししてもらえませんでした。
車椅子の貸し出しは、
セキュリティチェックをし、会場に入ってからとなります。
貸し出し手続きは、開場入って右側のカウンターで返却もそこで行われます。
レストラン「フードホール」とカフェ「フロッグカフェ」
入ってすぐにふたつの飲食店があります。
それぞれ違うタイプのお店になっています。
・・・
フードホールは、大きなホールでどちらかというとがっちり食事したいひと向けです。
ハリーポッターの寮生が食事をしていたホールに見立てているので大きなテーブルとベンチシートが多い印象です。
しかしベンチは重いし、車椅子を入れるには、全体の配置が混みいって難しそうです。
ベンチシート以外の座席もありました。
テーブルも椅子もすごく高い、スツールタイプのお席もありました。
とにかくたくさん席は、あるにはあります。
しかしながら混み合っているとき、ざっと見渡してすぐに車椅子が入れられるお席が見つけられるかわかりかねます。
わたしは朝一番の入場、フードホールの利用は午後2時ごろだったのでやや混雑していました。
が、朝下見していたので割と早く座席を見つけることができました。
フードホールは、テーブルオーダーではなく入場→レジで注文→座席確保→配膳の流れです。
注文とレジは、セルフと有人があり選べます。
セルフはタッチパネルなので、車椅子だと届かないかもしれません。
またセルフレジはキャッシュレスだったとおもおもいます。
お料理は、スタッフが届けてくれるので、安心して待つ事が出来ます。
下膳もスタッフがしてくださるので助かります。
(逆に言うと希望の席の下膳が追いついていないときもあるかも)
・・
フロッグカフェは、軽食と飲み物がメインです。
入場→レジで注文→座席確保は、フードホールと同じですが、
配膳と下膳は、セルフサービスになっています。
スタッフの手助けは全く期待できませんでした。(お店は空いていたのですが)
テーブルは小さめ、座席も隣り合っており、全体のスペースはフードホールよりも狭いです。
カエルをモチーフにした特別な座席もあるのですが、車椅子から降りる必要があります。
そこは、とても人気のある座席でした。
ちなみにお持ち帰りのマフィンがあるのもフロッグカフェです。
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見学エリア内にもレストランとバタービールカフェがあるのですが、どちらも立ち寄りませんでした。
見学エリアのバリアフリー
結論から言うと、
見学エリアは、ほぼバリアフリーになっているので車椅子でも見物できました。
ツアーの始まりにスタッフがいつでもお声かけください、と声かけくださいました。
実際、優先的に入場させてくれたり、見やすい場所を案内してくださり、うれしかったです。
会場は、バリアフリーなので確かに見学そのものはできるのです。
が、展示物を近くで見たくても車椅子では難しいところが多くありました。
アトラクションがいくつか用意されてはいますが車椅子での見学のためほとんど辞退しました。
皆さんゆっくり見学されるので、どこもたいへん混雑しますから
わたしは、車椅子がじゃまにならないかと気をもむことが多かったです。
屋内の様子ですが
会場はゆるやかな坂になっていたり、やわらかくでこぼこした床があったり、車椅子を押すのがすごく大変なところもありました。
また会場は、屋内がメインですが途中屋外があります。
幸い、その日は天気がよかったので、外の展示も充分楽しむことができましたが天候が悪い場合難しいとおもわれました。
雨や風をよけるものがないのです。
次のブースに移るときに濡れます。
寒い冬の時期も準備万端で行くことが必要です。
屋外の展示も
その日は、車椅子でサクサク見れたのです。が、それには理由がありました。
そこにたどり着くまで、かなり早足で見学していたので、
まだ多くの人が来ていなかったのです。
おそらく
ひとの多い時間帯になると、屋外に設置されている展示の中に入るためにでさえ、並ぶのではないか、とおもいました。
天候の悪いときはよりたいへんです。
また屋外では一部、車椅子では上がれないところや見にくいところもあり残念でした。
介助者の体力が肝心
会場が広く最短でも四時間かかると言われているハリー・ポッターとしまえん。
実際わたしも歩いてみて見学だけに五時間を要しましたが、これはかなり早いほうだとおもいます。
また休憩できるところはほとんどありませんでした。
ベンチがすこし用意されていますが、誰かが座っているのが常ですから、、
車椅子を押すのは、力仕事ですね、、
介助者は常に体調を整え、万全を期すことが期待されることを学びました。
スーベニールショップの様子
スーベニールショップは、二カ所あります。
まずはじめに見学会場外にあるスーベニールショップです。
魔法省をイメージした内装になっています。
キョロキョロしているだけでわくわくしました。
想像していたよりもずっと広く、品数がとんでもなく多いです。
本来楽しみな場所ですが、車椅子でまわるとなると話はすこしちがってきました。
わたしが立ち寄ったのは、午後3時ごろでしがはっきり言ってひとで『ごった返し』ていました。
事前にサイトをチェックして、欲しいものをリストアップしておくことを強くおすすめします。
実際、車椅子でなくても自由に動き回れない状態です。
わたしたちは、当然目当ての品を見つけられずにいました。
仕方なく、近くにいたスタッフに商品名を告げ、探してきてもらいました。
そのとき対応してくださったスタッフの方は快く引き受けてくれたうえに、魔法界らしいチャーミングな会話でわたしたちを楽しませてくれました。
今ではとてもよい思い出です。
レジにたどり着くまでも長いながい列になりました。
ここは狭いけど車椅子でも並べました。
その通路にも商品が両脇ぎっしり並べられていて退屈しませんが、車椅子は引っかかりやすいので気を付けるて進みました。
レジ数が多いので、思うより長くなかったです。
魔法界ですが、日本円が使えるのは、ありがたいですね。
・・
もうひとつのスーベニールショップは、見学エリア内にあります。
ホグワーツ特急に特化したスーベニールショップで、自分の記名入りの入学証が作れるのもここだけになります。
ショップは、小さめですが、ホグワーツ特急にまつわるものは、基本ここだけの取り扱いになります。
車椅子でも買い物や見物は可能ですが、混雑しているときは、難しいかもしれません。
最後に
一番気になるのは、トイレ事情だとおもいますが、残念ながらトイレは検証できていません。
実は子どもは足を怪我をして、長時間立ち歩けないだけで、少しくらいは歩くことはできたのです。
だから車椅子でトイレを利用することはありませんでした。
今回車椅子を介助しながらテーマパークをまわる、という経験を初めてしたのですが、いろいろな気づきを得ました。
うれしかったことは、
いろいろなひとに親切にしていただいたことです。
親子で撮りましょうか?
と写真撮影のお声をかけていただき、実際に撮っていただいたことがありました。
なかなか普段子どもと一緒に写すことがないのでとてもよかったです。
また車椅子を通すために道をあけてくださったり、見やすい場所を提供してくださる方もいました。
たいへんありがたかったです。
フクザツな気持ちにさせられたのは、
車椅子に乗る子どもに対し、気の毒そうなまなざしを向けられたときです。
わたしも普段車椅子のひとたちに対し、そのようなまなざしで見ているのではないか、と我が身をふりかえる機会となりました。
どんなにバリアフリー化されていても、すべてのひとに快適はない、ということを学びました。
テーマパークをはじめ、様々な場所は自由に立ち歩ける元気で体力のあるひとを中心に作られているものなのではないのか、ということです。
実際、ハリー・ポッターとしまえんは、構造上、途中退場することができません。
ほんとうにほんとうに広いのです。
ちいさなひとやお年寄り、体力に自信のないひとには、すこしむずかしいことがあるかもしれません。
最後にハリー・ポッターとしまえんに行くことが決まったら、Instagramのフォローは必須です。
トリビア満載できっとお役たつことを加えてお終いにします。
長文を最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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駅からもけっこう歩きます。
日よけ雨よけは、ありません。