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言葉の変化を記録する意味

彼女と同居して早1年。これまであまり意識していなかったけど、お互いが使う言葉が以前よりも優しくなってることに気づいた。

これまでは、事象をストレートに表現していた。

例えば、朝の弱い彼女がなかなか起きられない様子を見て、僕は「昨日と同じじゃん」とか「予定に遅れちゃうよ」とか言っていた。それが相手にどう伝わるかを考えられていなかった。

強い言い方をされると、自分が否定されたように感じてしまう彼女はそのような言葉の掛け方を嫌っていたと後で知った。

そこで彼女が教えてくれたのは、「一緒に行動を促すような声かけだと嬉しい」ということ。

例えば、「もう朝だよー。朝ごはん一緒に食べよー」とか「途中まで方向が同じだから、駅まで一緒に行こう」とか。

近い未来の行動を想起させる伝え方。起きるとこんないいことが待ってるよという肯定的な言葉。

思い返してみれば、もう起きないといけない時間であることは彼女自身も分かっている。それが昨日と同じことも、このままだと遅れてしまうことも。

何を相手に伝えたくて言葉を発するかという意図が自分の中になかったことに恥ずかしくなった。

最近は相手を傷つけない言い方を心掛けている。彼女は僕に対してそれが自然にできているので、そこはとても尊敬している。

家をお互いにとって居心地のいい場所にするのが大切だなと思っている。外の世界では他人と触れ合う中で、上手くいかないことや理不尽なことをたくさん経験するし今後もしていくことだろう。

そんな時に安心して帰ってきたいと思ってもらえる空間にしたい。そのために、僕の日々の生活態度を改めて考え直さないとなぁと思ったりした。

スマホのメモを見返してぼんやりそんなことを思った。昔のメモが役に立つこともあるもんだな。


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