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夫婦の心理的距離感について~距離感の違いで夫婦関係が拗れる~

結婚生活で重要だと思うことの一つに、配偶者に求める心理的距離感があります。この配偶者に求める心理的距離感がすれ違ってくると、夫婦関係が拗れやすくなります。

例えば、
片方は、生活の中で相手に30mの心理的距離感を望むタイプ。
片方は、生活の中で相手に0mの心理的距離感を望むタイプ。
みたいな感じで、社会における他人とは違った、家庭における配偶者との心理的距離感の違いです。

夫婦の心理的距離感の違いで口論になる

妻が夫へ色々と要望を伝えても、夫が無視やスルーをしたり、その場しのぎの空返事をする場合があります。(夫婦が逆パターンもあります。)
そんな時の夫の本音は
『妻に自分の意見を言うと、結局、妻の思い通りにならないから、怒り出す。じゃあ、黙っていよう』と、夫は妻との心理的距離を取ろう(この場合だと本音を言わない)とします。
ですが、妻は『私の要望を受容してくれない、夫が悪い』と、夫を責めて攻撃しながら、さらに夫へ向かっていこうとするので、心理的距離を縮めようとします。
これでは、夫は逃げる、妻は追いかける。さらには、夫は追い詰められる。という状況になるので、妻の要望は聞き入れられることはなくなります。
仮に、夫が妻の要望を最終的には聞き入れてくれたとしたら、それは、夫が妻からねじ伏せられた結果になります。
こんな関わり方の生活を続けていたら…確実に夫婦関係は悪化していくことでしょう。

夫婦の心理的距離感が近すぎる人は夫婦関係が拗れる

夫婦と言えど、元は赤の他人です。基本は、原則として人間関係なので、心理的距離を縮めるとか、相手の心に配慮する必要があります。
それを、夫婦だから・夫だから・妻だからとレッテル貼りして、さらに、自己中心的な要望ばかりすれば、それは誰だって『こいつとは関わりたくない』『嫌だ』『ウザイ』などと心の声が叫んでしまいます。
そもそも、レッテル貼りして人と関わる人は嫌われます。

夫婦であっても、他者としての意識をもって、己の延長線上と捉えずに関わることで夫婦として機能することは多々あります。
関係性の悪化を未然に防ぐことは可能です。
境界線を守って、相手の境界線は犯さずに関わることで関係性を上手に維持しましょう。相手の境界線を越える時はきちんと相手の気持ちを確認して受け入れてもらいましょう。コミュニケーションを大切に。

☆最後にちょっと心の声☆
境界線とかコミュニケーションとかの『理解が浅い』と改善は困難です。
前提知識を高めるよう日頃から心がけましょう。

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