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未熟な夫婦関係は子どもに悪影響~心がバラバラ~

成熟度が低い夫婦の関係性はとても歪んだ関わり方をします。
夫は自分のことだけで精一杯。
妻も自分のことだけで精一杯。
どちらも自分のことだけで精一杯。
夫婦それぞれが自身のMAX値を超えてる状態。
そこに子どもがいたら、子どもは誰が面倒を見て育てるのでしょう。
そんな夫婦は想像以上に多くて、そんな夫婦の共通点は

1.みんなが結婚するから結婚しなきゃと思って結婚していて
2.結婚したから次の課題は出産と思って出産する。

が共通の考え方だったりします。
みんなの軸が自分の軸で、社会の言いなりになるのが共通点だったりします。
そもそも、結婚てみんながするからするものなのか?
出産って結婚したらするものというのは思い込みではないのか?
という疑問すら感じずみんながするから、で自分の人生を決めてるのが共通点だったりします。自分の人生を自分で決めてない。決めれない?考えられない?

そんな家庭で育つと子どもはどうなるか?~親の言うことを聞かない~

もちろん、自分だけで精一杯の夫婦です。
子どもに予想外・想定外の態度や反応が現れます。
始めは、とにかく、何を言っても親の言うことを聞きません。
反発や反抗を示すのではなく、親の言うことが信用や信頼に値しないので、親の言うことを受け入れないのです。

そして、子どものタイプによって自分の内なる表現方法が外向きになるか・内向きになるか の2パターンに別れます。

外向きの子どもだと≪反抗・反発≫など親に対して抗います。
それが酷くなると≪非行・奇行≫として行動に現れます。

内向きの子どもだと≪無視・無関心・生返事≫など無気力になります。
それが酷くなると≪不登校・ひきこもり≫として行動に現れます。

もちろん、外向きと内向きの性質を併せ持ちながら徐々にどちらかに固定していく場合もあります。

子どもに自分を理解してもらおうとする親

親が未熟だと子どもを理解する以前に、親が自分を理解してもらおうと子どもに期待をします。
子どもに話をする時に親の中ではすでに正解があって、その正解の返答を期待しているのです。(子どもが自分の思った通りになれ!と念じてます)
親の脳内では自分と子どもの関わり方が決まっており、子どもがその通りにならないと子どもを責めたり・(正解を言う自分を)理解できてない子どもに不安を感じたりするのです。
子どもの意見や考えは親の脳内に存在しません。
このような親は、自分の想定外の子どもを、自分の脅威に感じ、子育てそのものが自分の思った通りにならないので常に不安になります。子どもが自分の不安の材料になるのです。
思い通りになっていた幼児期の子どもが、成長とともに思い通りにならなくなり、成長とともに不安感が増していきます。

子どもの成長を喜ぶどころか、子どもの成長を脅威に感じるのです。

子どものことが不満・自分の子育てが不安

その毎日湧いてくる不安感はどこへ向かうか?
自分で抱えきれない不安感は…
答えはどこへでも誰にでも向かいます。
とにかく、口を開けば他者への不満自分の不安しか口からでてきません。
家族のせいという不満を口にし、そのせいで自分は不安だ。と被害妄想を語りだします。
自分の不安しか脳内にないので視野狭窄に陥り、人間関係もギクシャクしてきます。こうなると精神を患うかも…

不安感は、ある時は夫へ、ある時は子どもへ、ある時は子どもの担任へ、ある時はママ友へ、誰かれ構わず吐露します。

でも、本心は、自分の不安を夫に払拭してもらいたいのが本音です。

しかし、妻の不安感を払拭できる成熟した夫なら妻はきっとこんな状態になってません。妻の不安感レベルMAX超で視野狭窄に陥ってる時点で、夫に期待はできません。
むしろ、夫も愛着障害などを抱えていたりするかもしれません。

なので次点の『子どもに向かう』のが多数派です。
子どもに自分の不安感を払拭してもらおうとします。
例えば、
・成績を上げてもらうことで安心させてもらおうとか
・塾に行くことで安心させてもらおうとか
・友達と仲が良いことで安心させてもらおうとか
とにかく、自分を安心させてくれることを子どもに期待するのです。
そして、
とにかく、自分が不安になるようなことはするな。と口出しするのです。
さらに、そんな間違った関わり方をしている自分を正当化するために、でてくるセリフは
・夫が言うから仕方がない
・子どもが言うこと聞かないから仕方がない

と最もらしい理由をこじつけて、自己完結させるのです。
心の奥底の心理は、あくまでも、いつも自分は正しい。で、自己完結させるのです。
残念ながら、この妻もまた未熟で不健全な自己愛です。子どもの世話を焼くより、自分の世話を誰かに焼いてほしいのです。

また、本当に夫が言うから仕方がないと主張を続けるのなら、なぜ、夫に抵抗・対抗・反論できないのでしょうか?

夫に抵抗・対抗・反論できない。夫の言いなり。理由は二つ。

夫に抵抗・対抗・反論できないのは何故か?
夫が言うから仕方がないと諦めて自己完結させるのは何故か?
理由は二つ。
一つ目は、夫のせいにすることで、自分を正当化して、早く終わらせたいのです。あくまでも、自分は正しいという状態で物事を終わらせたいのです。何を終わらせたい?
答えは?→子どもと向き合うことを。

しかし、これをすると問題が発生します。子どもと向き合うことを終わらせたいのですが、子どもが終わらせてくれません。子どもの生活態度が乱れたり、成績が下がったりと、何かしら不安にさせられるのです。
子どもと向き合わないわけにはいかない状態にさせられる。
逃げたいけど逃げられない。そして苦しい。となります。
向き合いたくないのに向き合ってるのは、夫の顔色を気にしてるか、世間体を気にしての事。決して、子どものためではありません。

二つ目は、夫に嫌われたくないから。
そもそも心の奥底にある一番の答えがこれだったりします。
子どもと向き合いたくないのに向き合うのも夫の顔色を気にしての事だったりします。
次に深掘りしていくとでてくる疑問は?
では、何故そんなに嫌われたくないのか?→愛情が欲しいから。
では、何故そんなに愛情飢餓なのか?→愛情不足で育ったからです。


家庭環境が影響する。愛情不足。愛情飢餓。

そもそも、愛情不足で育った人は、不足感を補ってもらうための手段として恋愛という関係性で人と繋がろうとします。(理由:それ以外の関係性では基本的に愛情を与えてもらえないから。)
愛情不足を補うために恋愛関係になろうとしている時点で、相手に与えてもらうことだけを期待して人と繋がろうとしてます。
ここですでに間違っています。
この人の何が間違っているのか?人との関わり方が間違ってるのです。

そして、自分自身が不健全なコミュニケーションの状態で結婚するのです。
(愛情搾取しか考えてない、結婚した詐欺?)

このような方の話しの大半は、独身時代の夫以前の恋愛でも彼氏から
・騙された
・嘘つかれた
・盗まれた
などの経験があります。(ここで己を見直しておけば『今』が違ったはず)

『今』をどうするか?

身近な人との関わり方を一つ一つ丁寧に見直すことが大切です。
自分自身を一つ一つ丁寧に見直すことが大切です。
健全なコミュニケーションを学習することが大切です
雰囲気や話し方、言い方を改善すれば良いと、表面的なことばかりに囚われる人が大半ですが、そのような分かり易いところを変えれば良いのではなく、話す内容そのもの(中身)を変えなければ、現状は変わりません。
子どもの状態も改善されないし、夫婦関係も改善されません。
見直しをしないと悪くなるのは子どもの成績と同じです。

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