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相談相手を選ぶときの注意点~相談したのに余計に悩みに陥る~


※ここでは読み手の方がわかりやすいように、
相談を受ける人=カウンセラー・相談する人=クライエント
と表記させていただきます。


心が弱っている時

人生が思い通りにならずに、自信を失い、心が弱っている時は、相手が見えてないので気を付けないといけないことがあります。

それは、『カウンセラーの人が、自分自身の無価値感を払拭するために、カウンセラーをやってる人がいる。』ということ。
他にも
#ケアテイカー 』(お世話するという関わり方で、相手をコントロールする人などを指す)がいるということ。

心理解説すると、『他者から求められることで、自分が価値のある人間だと感じられるように、または、必要とされる人間だと感じられるように、自己重要感のためにカウンセラーをやっている人がいる。』ということです。
(カウンセラー自身も自分の感情に向き合っていないと、自分の本心に気づいてなかったりもします。)

相手の心理にも気を付けて相談をしないと、自分の人生には不必要な観念で洗脳をされたり、支配されたりします。
とくに心が弱っている時は、もちろん心のバリアも弱っているので、心が元気な時なら受け入れないことも受け入れてしまったり、といったことが起こりやすいです。健全な時より用心しないといけません。

『悩みを相談したのに、余計に悩みが増え迷い、余計にどうしたらいいのかわからなくなってしまったり、相談していて何かしらの違和感を感じた人』は、相談相手を間違っているのかもしれません。

自分の存在価値が欲しいカウンセラー

自分の存在価値を感じたいカウンセラーは、マインドをコントロールしようとします。洗脳や支配です。
一番わかりやすいのは、カウンセラーなのに、何故か答えが一つの人です。
単純に考えても、人の人生なので、答えが一つなわけがないのです。しかし、自分の存在価値を得たい人は、自分の導き出した答えが『絶対』だと思っているので、誰の相談に対しても、最終的にゴールが決まっています。そして、そのゴールは、『貴方が悪い』という責めの答えです。
相談していて『私が悪いのかも』と自責の念に苛まれたら、それは相談相手を変えた方が良いかもしれません。


『貴方が〇〇できないから問題だ』と、
相談内容を目の前の相手の責任にする。


なぜ『目の前の相手のせいになるのか?』

それは、自分の目の前の相手だけには自分の影響を与えることが可能だからです。

クライエントの悩みの原因がクライエントの家族の場合、カウンセラーが干渉できない相手となるので、自分の存在価値を感じることができません。よって、カウンセラーの影響下や支配下にいる目の前のクライエントのせいにして、クライエントの自尊心を奪い、弱らせ、クライエントを変えることで対処しようとするのです。

良き相談相手は?

『その人自身(カウンセラー自身)がどうか?を見ればよい。』です。
大体の人が悩みを抱えている時や心が弱っている時は、人間関係に問題がある場合が多いです。特に悩みが深い場合や複雑な場合は、親密な関係の関係性での悩みです。配偶者や親や子供・仕事上の付き合いなど、縁の切れない関係性での悩みが多いです。
なので、相談相手には、その親密な関係を円滑円満に構築できている人を選ぶと良いです。あと、自分語りをしない人
相談するという関係性上、親密な距離感になるので、カウンセラー自身がクライエントと距離が近くなり、自分の話しを親身になって聞いてほしい欲求から、自分語りを始める人がいます。そのような人は、心が孤立してるので、相談相手には相応しくありません。
私自身、悩んでいた時に良きカウンセラーに映っていた人は、心が健全になった現在の私からすると『間違いだらけの人』に映ります。そして、そのカウンセラー自身が『クライエントが投影をおこす』と言ってますが、そのカウンセラー自身が投影していたりします。
同じ土俵で争っているような状態です。相談になるわけがないのです。
なので、一番わかりやすい良き相談相手選びは、リアルで親密な関係を構築できてる人がおススメです。親密な関係を構築できてる人は、仕事に私情を持ち込んで自分語りを始めたりしません。


『何でもそうですが、お金を払って良い仕事をしてほしければ、
結果を出してる人を選んでください。』


良い製品にお金をだす。それは当然。人に対しても同じです。
良い仕事をしてくれる人にお金をだす。あたりまえです。
人の場合は、その人自身が、結果を出しているか否かです。
どんなに口でもっともらしいことを言っても、
それが口だけの人は多いものです。
人に相談をする時、デキてる人とデキてない人どちらに相談するのか?
ということです。健全な発想の人はデキてる人に相談します。

『家族関係でアドバイスできる人なら、
自分自身も家族関係で幸せに豊かに生きてるはずです。』

逆に家族関係は不幸な関係だと決めつけて、思い込んでるカウンセラーがいたとしましょう。そしたら、そのカウンセラーは『一人が幸せ』『一人が良い』と主張します。そして、結婚して家庭がある人・家族がいる人を否定します。無理やり配偶者や親子関係を引き裂こうとします。上手に距離をおくことをアドバイスするのではなく、本音本心をぶつけて、争わせようとします。その人自身が、親密な関係を構築する上での距離の置き方や、円満な関わり方を知らないからです。知らないからその人には、親密な関係を構築したという結果がありません。

カウンセラーが正しいと思い込む危険性

心が弱っている時は、誰しも自身を失うので、自分を信じられなくなります。結果として、自分以外の誰かを信じようとします。
それが、信じるに値する人間なら、それは良いと思います。
ですが、そうではなかったとしたら。。。

例えば・・・
心が弱っている時は、自分を責めたりします。そんな自責の念が強くなっている時に、相手から『貴方が悪い』と責められたとしましょう。
そしたら、
『あ~やっぱり。私が悪いからいけないんだ。本当、このカウンセラーの言う通りだ。』と、責められたことに対して抵抗せずに、むしろ、自分の思っていた通りのことを言われ、納得してしまったら。
その納得できることを言ってるカウンセラーを信用したり、尊敬したり、崇拝してしまったら。この関係性は、とても危険な関係性です。

心理操作・マインドコントロール

クライエントのお世話をすることで、自分の居場所を確保しようするカウンセラーは存在します。『カウンセラーがいなければならない』とクライエントに思い込ませるように、仕向けていきます。
『貴方は自立できてない、非力な存在』とクライエントに思い込ませようとします。否定的で攻撃的な発言を繰り返します。
しかし、クライエントが思った通りに洗脳できずに、自分自身に反抗や抵抗を示すと、『勝手にどうぞ』と手のひらを返したように投げやりになったり、投げ捨てるような言動になります。思った通りにならない相手に対して、不満や不服をあらわにします。不健全な対応や対処をします。
相手の思考や感情に寄り添うことができません。むしろ、自分の感情に寄り添わない相手が悪いという判断を下します。

他にも、クライエントのネガティブな感情を煽ったりします。
恐れや悲しみ・嫌悪がより強くなるように仕向けられます。何かを手放さないと幸せになれないなど恐怖心を煽り、クライエントが自分の思い通りになるように仕向けます。時には、クライエントの変化は必要ですが、ネガティブな感情を煽る手法を使う、短時間高収入を狙った強引な手口には要注意です。

間違った対人関係を推奨する人に要注意~自分に適したカウンセラーを見極めるポイント~

『結婚している相手を僻んでるから、目の前の関係を壊したい。』
『目の前のクライアントが自分の両親の関わり方と同じで、仲が悪い夫婦関係だから夫婦仲を切り離したい。』

カウンセラー本人が認識しているかどうかは別として、このような心理状態のカウンセラーは現実的にいるものです。
カウンセラーも人間です。カウンセラーだから立派ではありません。なので、自分に対してどのようなアドバイスをしてくるかで見極めましょう。

NG
・嫌われないように距離を置くことを『自立』という言葉で正当化し家族関係を破壊や破滅に導こうとする
・自分が介入すれば人間関係が良くなると思い込ませ、クライエントの関係性に個人的に介入しようとする(臨床心理士の方など国家資格をお持ちの方はこの限りではありません。)
・人と人との距離を置くことしか言えない。(アサーションなどのアドバイスができない)
・適した関係性の構築の仕方を言えない
・『愛される』などの良好な関係を構築することを否定する
・良好な関係を構築するために距離を縮める方法をアドバイスできない
・闘争的や攻撃的な関わり方をするかしないかの二択しか言わない(白黒思考)
・自分も家庭や家族に対して諦めてきたから、家庭や家族関係に『諦めるように』促す
・ネガティブな感情を受容できないまたは共感できない
・怒りは表現するが、悲しみは表現しない

そして、クライエントが構築したい関係性がどのようなものか?をまず理解しようとしない。
この寄り添う姿勢がない人は、人を義務的や業務的にしか扱いません。


そもそも、『自分の意見を受容してくれないなら関わらない』とか相手の対応や反応で思い通りにならないからと拗ねるような未熟な考え方で『人間関係から逃げる人』に相談するのはナンセンスです。


同調する同次元カウンセラーには相談しない方が良い

よく『私も大変だったのよ』『私も辛かったのよ』など同調や慰めを手法にしたカウンセラーがいますが、同次元の人への相談はやめた方が良いでしょう。
弱っている自分とカウンセラーが同調するということは一見気持ちを汲んでもらえそうですが、クライエントが元気に変化すると同調できる相手がいなくなったカウンセラーが寂しさを感じ、クライエントに固執したり、厄介な心理になると転移したりします。なので、カウンセラーには寂しさや辛さへの理解を求めるより、自分の心の元気までの道のりのサポートを求めた方が良いでしょう。
余談ですが、以前、風水の勉強のため、とある先生の元へ通ったことがあります。私は占いの勉強のため通ったのですが、その先生は寂しさから生徒への同調を求めてくる感情の吐露が激しかったのでエンパス気質がある私は通うのをやめました。このように、こちらの提供してほしい気持ちに便乗して、自分の感情を受容してもらうことを期待してくる寂しい人は意外と多いものです。

相談してるのに必要以上の気遣いや気疲れがないように気を付けましょう。

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