ASD育児#1 見通しと疲れやすさ
発表会を見に行く
週末、娘のダンス発表会がありました。
休日は家でのんびり過ごすのが大好きな息子にとっては、ちょっとしたイベントです。
会場は収容人数600名ほどのホール。
息子は「映画館みたい!」と喜んでいました。
しかし、開演時間になり照明が消えると「こわい…」と不安に。
大音量で音楽が流れると、今度は耳を塞ぎます。
本人曰く、
「映画館は何をやるか分かるけど、何が始まるか分からないから」
見通しを持たせる
ASDっ子が何百回、何千回と言われるだろう言葉、「見通し」。
✅今日はお姉ちゃんのダンス発表会
✅家族みんなで見に行く
✅場所、移動手段は確認済
✅終わったら近くでおいしいものを食べよう
上記は伝えていましたが、ホールの雰囲気やプログラムの内容は伝えていませんでした。
(そもそも細かい演出までは知らない…)
息子もダンスを見ることは分かっていましたが、ホールが真っ暗になったり、大きい音が流れたり、舞台から強い光が出たりなどは想像できなかったようです。
息子には照明や音が気になるようなら、フードを被るよう伝えました。
そして、ずっと手を握っていました。
そんなことを考えながら、舞台を見つめていました。
発表会終了後
最初は恐がっていた息子でしたが、徐々に雰囲気にも慣れ、拍手したり歌を口ずさんだり、楽しんで鑑賞することができました。
発表会は無事終了。
その後、娘と合流して、近くで外食することに。
しかし、息子の元気がありません。
発表会は2時間ほど。
途中休憩はありましたが、照明、音楽、拍手などで視覚と聴覚が刺激され続けていたからでしょうか。
拍手のタイミングや、声を出してはいけない、立ち上がってはいけないなど、細かいルールも疲れさせる要因だったかもしれません。
「おうちでごはんを食べたい…」と言う息子に対し、外食したい娘は反対。
今日は娘が頑張ったので、娘の希望を優先しました。
お店に着いたら元気が戻るかと期待しましたが、口数少なく、あまり食べることができませんでした。
外食も疲れる
発表会で疲労困憊(見ているだけですが)だった息子には、その後の外食はハードだったようです。
それでなくても、ファミレスなどは入口の看板やのぼり、店内のポップやメニューなど、視覚的情報が多いので疲れてしまう人もいます。
(知り合いに、外食が苦手なASDっ子がいます)
帰宅後は息子も回復して、いつもの調子に戻りました。
大人でも、楽するために外食にしたはずが、子どもの食事介助や気遣いで、却って疲れること、ありますよね。
気楽に外食、したいものです。
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