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DAY2.ヨハク

2019.12.13


入院生活のだいたいの流れは掴めてきた。

消灯時間は21時、起床は6時。
朝一に点滴を落としはじめ、その後ささっと身支度をして朝ごはんを食べて、聴覚検査だったり、採血などを行う。日によっては検査は夕方になることもあるけれど。

その隙間時間にのんびりさせてもらえている。

iPadでnote書いたり、おえかきしたり、電子書籍で本や雑誌を読んでみたり。
(オジサマ向けの某雑誌が結構面白い。)


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(↑耳の不調と血管痛を抽象的にってのを初日に描いて遊んでいた。)



今はなによりも、ゆっくりすることが大切と散々医師から言われた。

幸か不幸か、有給はたんまりとあるのと元々旅行の予定があったのとでなんとか勤務調整をしてもらえた。

どうせ有給は毎年数日ずつ消えていくから、泡のように。(どっかで聞いたことあるフレーズだな)


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変な話だけど、病気に救われたと思う。
病気の手前に休むことがなんとなくできないから。

入院生活はヒマっちゃヒマである。が、その公認的なヒマがとても嬉しい。本当に変な話なのだけど。

“ヒマ”というか、ゆっくりすることがすきだったはずなのに、いつしかヘタクソになってしまっていた。

仕事以外の日はやりたいことを、精一杯たくさんやって過ごしたい。
そのためか休みの日に、ぼーっとゆっくり過ごすことに対して罪悪感を感じるようになっていたのであろう。

“ゆっくりすることが治療”という言葉に救われた、いいきっかけだったのかな。


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だからといって頻繁に長期では休めない。

働きながら休むってどうやるんだろう?


働かなければ生きていけないし、そもそも今の仕事が嫌いというわけではない。
だからって、休日は仕事のためにしっかり休むのはなんだかな、と思う。

仕事のために生きているんではなくて、生きるために働いている。

わたしは美味しいもの食べたり、趣味である写真を撮ったり、旅行したり、それがしたくて生きている。きっと。

なんでもバランスなんだろうか。なのだけどなかなか難しい。。

ヨハク、なんだろうか。わたしに足りないものは。


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まずは、休養。治すようことに専念する。

そして帰ってからが勝負。
気負いすぎないように一度少し休んで実家へ帰り、徐々に根本を改善しよう。

わたしは、外付けハードディスクのように容量を増やすことはできない。

ヨハクを作るためにできることは、“今”不要なものを無くしていくこと。

こんなことを書くのは恥ずかしいけれど、まずは部屋の片付けだ。
不要なものを捨てま、、くっていこう。


それから、じっくり自分時間を設けよう。
ほんのちょっとでも良いから、自分を内観する。

そして早く寝るようにする。

自分の部屋を好きでいるときって、心が落ち着いているときだ。
よく聞くけれど、心と自分の部屋の状態てのは面白いくらいリンクしているんだなぁ。


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最後に朗報

耳も確実に良くなっているみたい。
本当に本気で点滴はシキフウジンばりに痛いけど(だいぶ盛っているが)効いていたようで、なにより。

7.5時間の筋肉注射(のような痛み)はなかなかである。良薬口に苦し。飲んでないけど。

今もまた、左腕を封尽されつつ綴っている。



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