すぐに使える新入社員研修トーク3選
いよいよ4月に入りましたね。研修講師が本業の皆様は新入社員研修でてんてこ舞いの時期になりました。今日は新入社員研修ですぐ使えるトーク3選をピックアップしてお送りします。
有名お話ばかりですのでご存じの方も多いと思いますが、「あ、忘れてた」「そんな話あったな」と思い出していただいて、チャンスが来た時にお使い頂けますと幸いです。
1マイル走4分の奇跡
思い込みがパフォーマンスを制限するというお話です。仕事なんてこんなもんさ、これくらい頑張っておけばいいんでしょ、という新入社員を見つけたら、すかさず、カマしてあげたいお話ですね。
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1923年、1マイル走という陸上競技でのお話です。(ちなみに1マイルは1609mです。)
今ではこの競技はなくなりましたが、なかなか人気の種目だったそうです。当時の世界記録保持者は「空飛ぶフィンランド人」と言われたパーヴォ・ヌルミ選手で、4分10秒3。
当時、驚異的といわれたこの記録は医者や専門家から
「もう二度とこの記録が破られることはないだろう」「1マイル4分を切るのは、人間の運動能力では絶対に不可能だ」
と評価された偉大な記録でした。事実10年、20年と経ちましたが、その記録は誰にも破ることができませんでした。
そして31年経った1954年、
当時オックスフォード大学の医学部生であったロジャー•バニスター選手が、トレーニングに科学的手法を持ち込み、2人のチームメイトをペースメーカーとして、
とうとう1マイル4分の壁をうち破り、3分59秒4という大記録を打ちたてたのです。
不可能と言われた1マイル4分の壁をぶち破ったロジャーに世界中が大興奮!!
人間の限界を越え、不可能を可能にした大功績だと讃えられることになります。
さて本題はここからです。
ロジャーが3分59秒4という記録を出したわずか46日後、オーストラリアのジョン・ランディ選手が、
なんと3分58秒0という記録を叩き出し、あっという間に世界記録を塗りかえてしまったのです。
不可能とまで言われ、31年間誰にも破られなかった記録を破ったロジャーの記録は、たった46日で更新される結果となりました。
そして驚くなかれ、その後1年のうちになんと、23人もの選手が4分の壁を破って走ったのです。
自分の今までの常識に囚われることなく、広い視野で、積極的に挑戦をしてほしいことを伝えたいときに使う事例をご紹介しました。
レンガ積み職人の話
新入社員に経営理念の大切さを簡単にお伝えするときに使えるエピソードです。これも超有名なお話ですね。
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道を歩いていると、一人の男の人が何か作業をしています。
「すいません、何してるんですか?」
「あ?見りゃあわかるだろ、レンガを積んでるんだよ。」
またしばらく道を歩くと、また男の人が作業をしています。
「すいません、何してるんですか?」
「壁を作ってるんだよ。」
そしてさらに歩くと三人目の男が作業をしています。
「すいません、何してるんですか?」
「大聖堂を作っているんです!神様をお祈りしたり、地域の人が集まる素晴らしい場所の建設に関わっているんですよ。」
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3人の男性は、3人とも同じ作業をしています。さて、どの男の人が一番楽しく仕事をしているでしょうか?仕事のパフォーマンスはどうでしょうか?そして違いはなんでしょう?
仕事の意味づけや仕事の目的意識を意識させたい時に使えるエピソードです。
0.99 VS 1.01
凡事徹底や日々の積み重ねの大切さを伝える時の事例です。
「いつもの自分」のパフォーマンスを100%、「いつもよりちょっとだけ頑張った自分」のパフォーマンスを101%、「ちょっとだけ手を抜いた自分」のパフォーマンスを99%と表現した時に、
365日後にどれくらいの差がついているでしょう??
中国の礼記にも「毫釐(ごうり)の差は千里の謬(あやま)り」という言葉があります。毫は細い毛を意味する言葉なので、小さい差でも千里先ではとんでもなく大きな差になっているという意味です。
(実際、月から地球を繋いだ線を、分度器で角度を一度ずらしただけで地球5個分のズレができるそうです。人工衛星や彗星の軌道の計算は、小さな差でも絶対に間違えられないということが改めてわかります。)
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ということで、今日は新入社員研修に使える簡単エピソード3選をご紹介しました。
ユニーコではコンテンツの中にも、色々な役立つエピソードや事例をご用意しております。
ぜひ新入社員研修ラッシュが終わった方は個別相談会でスライドを覗いていって下さい!それでは皆様、繁忙期ほど体が資本、健康に気をつけて頑張りましょう!
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