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【読書記録】ニセ姉妹

ニセ姉妹
山崎ナオコーラ著
中公文庫 出版

5.1読了

シスターフッドと家族か。
なんだか主人公の言い分はすっと納得ができた。結婚は家族になれる人を選べるんだもんね。家族をやめることもできる。
スパイファミリーだって家族つくったしね。
でも、親とかパートナーと違って、兄弟ってその考えになかなかなれないというか。そっか、なりたきゃなればいいんだもんね。血のつながりが目に見えるわけでもないんだし。
確かにお兄ちゃんみたいって思ってる人がいて、その人もわたしのこと妹みたいって思ってるんだけど、恋人とかにはならなくて、ほんと兄弟みたいな。うん。友達みたいな兄弟。

血のつながりっていうのはわたし自身すごく苦手で。家族だからこうあるべきとかはなんかこう、拒否できないし、諦めもついてしまうけど、嫌だなって思うことでもある。でも一緒にいなきゃいけないとかお正月とか顔合わせなきゃいけないとかね。家族に文句はないんだけど、親族とか苦手だったりするもんね。でもニコニコしなきゃいけないとかね。

家族ってなんだろう、そう思ったときに、常識から解放される気がする。枠にはまらなくてもいいんだって思ったら、家族との付き合いかたももう少し楽になるのかなって思うんだけど、どうかな。そういうの気づかせてくれる本だったな。

この本を薦めたいひとがいる。家族との関係に自分の考えを含めて、がんじがらめになってる子。
わたしの言葉だけじゃまだ辛そうだから、本を贈ろうと思った。次会うときにはこの本を渡したい。

そういえば、この話は登場人物の名前がよく覚えられたな。正子、衿子、園子、由紀夫、あぐり、百夜。それぞれキャラに合ってたからかな。名前をよく呼んでたからかもしれない。

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