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【On Looms Coffee】タイ伝統織物のインテリアがかわいいオシャレなカフェに行く予定が、心あたたまる意外な展開になった話

寺院〜古代遺跡〜博物館〜ローカルマーケットと一ヶ所で4度おいしいワットクローンスワンキーリーを満喫し、あーやっぱラーチャブリーまで来て良かったなぁとほっこりしながら次の目的地【On Looms Coffee & Kubua woven fabric product】を目指して田舎道をてくてく。

タイ・ラーチャブリー県にあるクーブア地区は農村が広がり牛が放し飼いになっていたり南国フルーツの農園があったりととてものどかな田舎です。
牛さん達がカメラ目線でかわいい

事前情報ですごく楽しみにしていたけど…

ラーチャブリー県・クーブア地区にあるon loom cafe(オンルームカフェ)はインテリアにタイ伝統織物が使われていたり、はた織りの道具が使われていたりととても雰囲気の良いカフェです。
カフェのFBから引用。
カウンターにはた織りに使うシャトルが
使われていたり素敵空間すぎる!

ワットクローンスワンキーリーから歩いて10分ほどのところにある【On Looms Coffee & Kubua woven fabric product】(オンルームズコーヒー)

グーグルマップの投稿画像を見ると、織物の工房に併設されたカフェで、お庭も広くて綺麗だし、タイ伝統織物で作られたクッションやソファーカバー、はた織りで使われる道具などを装飾に使っていたりととても雰囲気の良い写真ばかり。

こののどかな風景を見ながらコーヒーやタイ伝統織物を楽しめるなんて最高やん!

ラーチャブリー県・クーブア地区にあるon loom cafe(オンルームカフェ)はのどかな農村風景を眺めながらワットクローンスワンキーリーからのどかな風景を眺めながら10分ほど歩くとお店のおしゃれな黒い看板が突然現れます。ロゴは青・赤・オレンジ・黄が格子になったもので織物の縦糸と横糸を表しています。
何もない農村地区に突然現れる
オシャレな看板

おお!看板発見!
ワクワクしながらお店に向かうと

お休みでした。

まぁしゃあないな、と去ろうとした瞬間、カフェの隣の建物から美しい女性とご年配の女性が出てきて声をかけてくれました。

カフェは空いて無いけど工房は見せてあげれるわよ、とのことでお言葉に甘えて見学させて頂きました。

工房で織物の奥深さを知る

このおふたりは親子で、カフェを娘さん、お母さまが工房を運営されているとのこと。

ラーチャブリー県・クーブア地区にあるon loom cafe(オンルームカフェ)のとなりは織物の工房になっていて、大きなはた織り機には織っている途中の織物がありました。
まだ織りはじめの生地。
気が遠くなるような作業ですね。

工房には機織り機が2台並んでいて織物を作っている途中でした。
よくよく見ると、縦糸が段染めになっているんですね!
これはなかなか手が混んでいます。

ラーチャブリー県・クーブア地区にあるon loom cafe(オンルームカフェ)の隣の工房にあるはた織り機の上には青やピンク、オレンジなどの鮮やかな色の糸が糸巻きに巻かれて置いてありました。
ラーチャブリー県・クーブア地区にあるon loom cafe(オンルームカフェ)のはた織り機の横には、横糸を通すための細長い船形をしたシャトルという道具があり、そこにも青や紫やピンクの糸がたくさんならんでいてとても美しかったです。
鮮やかな糸が巻かれたシャトルが美しい

横糸に使うシャトルがずらっと並んでいて、とてもカラフルでかわいい。

細長い綿のストールはあまり複雑なパターンでは無いのですぐ仕上がるけど、正装用のシルクのジャケットやロングスカートなどは、地色のよこ糸を1本通すごとに指で1目づつ掬い上げて浮紋を作るためとても時間がかかるそうです。
ジョク織という技法だそう。

シルクや綿で織った色んな生地を見せてもらい、シルクのストールが欲しいなと思ったら原反しか取り扱いが無いとのこと。
工房では基本的にシルクの織物は着分で作るため、お仕立て限定だそうです。

あら、残念と思っていたら綿ストールを一枚100バーツでいいよと言ってくれたので母や友人へのお土産も合わせて4枚購入し、見せてくださったお礼も兼ねて500バーツお支払いしました。

親切すぎる親子に感激

コーヒーを飲むより貴重な時間を頂き、お礼を言って帰ろうとしたら、今からどこまで行くの?と聞かれたのでソンテウに乗ってラーチャブリー博物館まで行くと答えると、私たちも今から博物館横の寺院まで行くから車で一緒に行きましょうと言ってくれました。

偶然にも私が訪問した日は、ママさんのお誕生日だったのです。
そして、寺院へ祈祷してもらいに行くからカフェを休みにしたんだけど、おめでたい日に日本からの観光客をもてなせて嬉しいわ、と言ってくれました。

旅先でそんな事言われたらちょっと泣けますよね。
タイに行くとこういう心温まる出来事が多く、ますますタイのことが好きになってしまうのです。

車中観光案内から博物館の入口まで

ママさんは博物館までの道すがら、ここのカノムジーンが人気、とか、お寺巡りならここがおすすめなど翻訳機を使って一生懸命お話ししてくれました。

娘さんは英語が話せるので、嬉しくて母がいっぱい話してごめんねー、と言うのですが
とんでもない!今回は日帰り旅行ですが、次は一泊したくなりました!
とお伝えすると、
来る日を教えてくれたらカフェを開けておくねと言ってくれました。

博物館に着いて、娘さんが守衛さんに
日本から来た人だから案内よろしくね
と伝えてくれて、お互いハグをしてお別れしました。


カフェは空いていなかったけど、もっともっと素敵な心温まる思い出を頂けて感激です。

その後、おふたりが行った寺院にも寄り、ママさんの生まれた曜日を知り、そこで改めて旅の神様が作ってくれたご縁に感謝することになります。

おまけ・ママさんオススメの場所

カノムジーン屋さんはめちゃくちゃ人気で大混雑でした。
おすすめだけあって、グーグルマップのクチコミもすごい量ですね。

行きたいところがたくさん出てきて、やっぱり一泊しなくっちゃいけないな。
ラーチャブリー県は見どころいっぱい、おいしいものもいっぱいの素敵なところだ!

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