【こんな仏像もあったんだ!・イケメン編】バンコク国立博物館特別展の素晴らしい仏像達
2023/9/10までバンコク国立博物館で開催中の【国立博物館の重要な仏像展】
※こちらの特別展は終了しましたが、一部バンコク国立博物館収蔵の仏像は引き続きご覧頂けます。
タイの古代から現代までの様々な仏像が展示されていて、終始ヨダレが出てるような幸せ空間でした。
全ての仏像についての説明が出来ないので、タイや日本でもあまり見かけない仏像のみをご紹介しようと思います。
今回は全81体の展示の中から、端正だったり美しい仏像だけを選び【個人的オススメイケメン仏像】をご紹介しようと思います。
ぽってり厚い唇がセクシー!笑顔が素敵な瞑想仏陀
ぽってり柔らかそうな唇からこぼれ落ちるアルカイックスマイル。
しっかりした腕や足、胸元に比べ、スッキリとした腹部がアスリートのようです。
大きな手のひらで衆生を救ってくれそう!
斜めからみたお顔がまた素敵!
しっかりした鼻筋にグッと張った小鼻が、芯の通った感じがします。
正面から見た時よりも、キュッと上がった口角がキュートさもプラスされて良き。
【Buddha Statue tips】
アユタヤにあるチャオサームプラヤー国立博物館所蔵のドヴァーラヴァティアートの仏像です。
ドヴァーラヴァティアートの仏像は、しっかりした鼻と厚い唇、角ばった輪郭が特徴ですが、初期は眉が繋がっているので、もう少し後なのかアユタヤ系なのかは不明です。
肩まで垂れ下がる長い耳たぶや平たい肉髷も古代タイの仏像に見られる特徴です。
ニヒルな微笑みに昇天!石原軍団系瞑想仏陀
ご覧下さい。この端正な顔立ちを。
美しく整った眉に切長の眼、顔パーツの配置はまさに黄金比。
うっすらと笑みを浮かべて、眼光強い涼しげな眼で見つめながら説法されたら、即ニルヴァーナ行き(物質的に)
そしてきっとイケボに違いない。
半跏趺坐(はんがふざ)の足裏には、千輻輪相(せんぷくりんそう)という紋様があり、選ばれた人の証。
あらゆる悪から守ってくれるに違いありません。
【Buddha Statue tips】
バンコク国立博物館所属のロッブリーアートの仏像。
角ばった顔付きのカンボジアのクメール様式の流れを汲んでいますが、これは少し面長ですね。
蓮の花びらの層の形をした円錐形の肉髷と肩まで垂れ下がる長い耳たぶが特徴です。
お手振りサービスに絶叫!中性的な魅力の遊行仏
ライブのオープニングで、推しが階段から登場するかのような神々しさ。
ゆったりとみんなを見ながらお手振りをして、歩いてきたら絶叫ですね。
「こっち見て♡」のうちわが欲しくなります。
体に沿った薄いローブがひらりとなびく姿が美しくって眼が洗われます。
にこやかな柔和な表情も、みんな待っててくれてありがとう!と言っているようです。
【Buddha Statue tips】
バンコク国立博物館所蔵のスコータイアートの仏像。
頭頂部には肉髷の上にラッサミーという、日本の仏像でいうところの光輪があります。
この時代の仏像は全体的に痩せ型で面長の優しいお顔なのが特徴です。
首から下はだいぶデフォルメされ流れるような曲線美を優先して作られています。
いかがでしたでしょうか?
みなさんのお好みの仏陀はいらっしゃいましたか?
タイに行かれたら寺院や博物館で色んな時代の仏陀を見比べてみるのも面白いですよ。
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