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市場価値を高めるために必須のマインドセットとは?(最強の仕事術②)

結論: 市場価値を高めるために必須のマインドセットとは「思考者マインド」である

 あなたは自分の市場価値を高めたいでしょうか?そして、それに必須のマインドセットを即答できますでしょうか?
 前回に引き続き、「最強の仕事術」(ハック大学 ぺそさん 著)から「作業者マインド」と「思考者マインド」について紹介します。この記事を読むことで、自分の市場価値を高めるマインドセットと、その理由やアクションプランが分かります。


作業者マインドとは何か?

 自分の市場価値を高めるためには、仕事で付加価値を生み出せる人材になる必要がある。そのためには、作業ロボットになることは絶対に避けるべき。マインドセットが作業者になってしまうと、途端にあなたの成長を阻害し始める。

 「作業者マインド」とは「決められた手順、決められた方法で、与えられた課題を解決するマインド」を指す。「作業者マインド」しか持っていない人ができる仕事の範囲はとてつもなく狭くなってしまう。


作業者マインドでは「答えの無いタスク」と戦えない

 「作業者マインド」に慣れてしまった人は、答えが決まっていない(プロセスが確立されていない)タスクに立ち向かい、付加価値を生み出すことができない。結果としてその人の市場価値が下がってしまう。


作業風のタスクに気をつけろ

 「作業風タスク」とは「一見作業のように見える、ゴールも手順も決められていそうなのに、要所要所で自分で考える必要のあるタスク」のこと。
 作業風タスクにこそ「改善対象」が多く眠っている可能性が高く、あなたの付加価値を出すチャンスがある。
 そういったタスクを何も考えずに進めていると、作業主体はあなたでなくても良いという状態になる。つまり、あなたが生み出す付加価値がゼロとなり、将来的にロボットなどに代替される可能性が高くなる。


作業者マインドから思考者マインドへ

 自分の付加価値を生み出すためには、作業者マインドを捨てて、全てのタスクに対して自分でしっかりと考える「思考者マインド」を持つ必要がある。
 ※フラットな判断を心掛け、良い前例まで否定しないよう注意する。


思考者マインドを持つためのアクションプラン

①インプットに自分の意見を添える
 インプットに自分の意見を添える(自分の考えをアウトプットする)ことで、「思考者マインド」が自然と備わる。

②あらゆる情報に「So What?」と「Why So?」をぶつける
・So What? (だから何?)と問うことで、自分なりの結論を導き出すことができる
・Why So? (それはなぜ?)と問うことで、自分なりの根拠を導き出すことができる
 これを繰り返すことで、自分の考えを生み出す力が養われ、思考者マインドが育っていく。

 以上の2つの習慣を身につけることで思考者マインドが養われていく。結果として、あなたにしか持てない視点や、あなたにしかできない仕事が増えていき、あなたの市場価値が高まる。

<所感>

 今後は技術の進歩により、決まった作業を繰り返す仕事や答えが決まっている仕事がますますロボットなどに奪われていくことが予想されます。
 そういった状況において、労働市場で価値ある人材として採用され続けるためには、思考者マインドを養い、代替の効かない人材(=市場価値の高い人材)になることがより一層求めらます。

 私自身、しばらく前まではまさに「作業者マインド」が強い人材だったように思います。現場作業や実験での結果を報告する際にも、自分なりの考察や行動計画を立てないまま報告してしまっていることがよくありました。
 ケアレスミスによるトラブルを起こしてしまってからは、自信を無くしたこともあり、結果を上司にそのまま報告するだけの伝書鳩のような存在になっていました。
 まさにこの時期は作業者マインドしか持っていない状態であり、成長できないのはもちろんのこと、毎日の仕事が全く楽しくない地獄の期間でした。

 現在は思考者マインドを意識しつつタスクに取り組めてきたため、主体的に行動することが増え、毎日楽しく働いています。
 今後は「So What?」と「Why So?」の問いかけを特に意識しながら日々の仕事に取り組み、作業風のタスクなどから着実に付加価値を生み出せる人材になっていきたいと思います。

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