第92回アカデミー賞受賞予想トトカルチョin U-NEXT映画部
こんにちは、U-NEXT映画部の飯村です。
今年もやってきました。アカデミー賞の季節。
華やかなレッドカーペットと賞のゆくえに、毎年この時期はソワソワしてしまう方も多いかなと思います。
映画部では、毎年この時期、どこからともなく現れた手書きの受賞予想表を回覧し、全員で記入するのが定番行事になっているのです。(賭けるのは栄誉一択!)
映像業界の一端にいるくせ、お世辞にも的中率はそれほど…な我々なのですが、キャスト・スタッフへのリスペクト。そして、まだ見ぬ日本公開前の作品への期待と妄想をムンッムンに膨らましながら、部員6名でおもいおもいに主要6部門へ票を投じてみました。
『パラサイト 半地下の家族』の登場や大量ノミネート作品が続出し、混戦が予想される本年。華やかな賞レースのかげのかげで、ひそかに開催される受賞予想をご覧頂きつつ、ぜひみなさんも予想してみてください!
作品賞
『1917 命をかけた伝令』 3票
『アイリッシュマン』 1票
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 1票
『パラサイト 半地下の家族』 1票
最多となったのは『1917 命をかけた伝令』。「史実に基づいた戦争ものは堅い。」「戦いがとにかくリアル。そしてワンカット撮影、おみごと!撮影賞も本命かな。」と、クオリティと題材両方に対してコメントが寄せられました。
そのほかは、「配信業界の作品がそろそろ作品賞を取るのでは!?」「ハリウッドが題材の作品は、会員のウケも良い?」「ポン・ジュノには監督賞…と見せかけて、実は作品賞という可能性も!」など、様々な推理が飛び交いました。
監督賞
ポン・ジュノ/『パラサイト 半地下の家族』 3票
サム・メンデス/『1917 命をかけた伝令』 2票
クエンティン・タランティーノ/『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 1票
「鮮烈すぎるストーリー展開に度肝を抜かれた。ポンさんすごい!」「外国語映画賞も堅いだろうし、韓国映画大躍進の年になるのでは。」との意見が出たのは、『パラサイト』が大ヒット中のポン・ジュノ監督。
そのほかは、「ドラマもアクションもなんでも出来るサム・メンデス、久々の受賞、あるんじゃない?※」「久々の強烈なタランティーノ節に、この人は唯一無二な監督だと改めて認識。」など、こちらはこれまでの仕事ぶりも含めての評価が。
※『アメリカン・ビューティー』(1999年)で監督賞を受賞している。
主演男優賞
ホアキン・フェニックス/『ジョーカー』 5票
ジョナサン・プライス/『2人のローマ教皇』 1票
圧倒的に票を集めたのは『ジョーカー』のホアキン・フェニックス。「歴代の名優が演じたジョーカーと比べても全く見劣りしない。」「存在感に圧倒された。」「ホアキン一択!」など受賞を確信した声が多数ありました。
一方で、「知名度はあまりないかもしれないが、シンプルにこの人は上手いんだ!!」と、下馬評に左右されず、推しの役者に票を投じる部員もおりました。
主演女優賞
レニー・ゼルヴィガー/『ジュディ 虹の彼方に』 2票
スカーレット・ヨハンソン/『マリッジ・ストーリー』 2票
シャーリーズ・セロン/『スキャンダル』 1票
シアーシャ・ローナン/『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』 1票
主演女優賞は『ジュディ 虹の彼方に』のレニー・ゼルヴィガー。と『マリッジ・ストーリー』のスカーレット・ヨハンソンが最多に。
一番予想が難しく、票に散らばりがあった本部門では、「輝きを取り戻した今のレニーに是非賞をとらせてあげたい。」「演技派として一皮むけたスカヨハに初のアカデミー賞を!」「シャーリーズ・セロンの役者魂を評価したい。」「最年少とはいえ、賞レース常連のシアーシャにそろそろとってほしい。」など、受賞予想というよりも「この人にとらせてあげたい!」という気持ちが先行した票が多かったようです。
助演男優賞
ブラッド・ピット/『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 3票
アンソニー・ホプキンス/『2人のローマ教皇』 2票
アル・パチーノ/『アイリッシュマン』 1票
「56歳で引き締まった上裸をみせてくれたブラピに拍手!」「主役級のブラピが2番手という構図もアツく、さらにその番手でもやっぱり主役級の活躍をみせてくれるところが最高。」と評価の声が上がったのは『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のブラッド・ピット。
一方のアンソニー・ホプキンスとアル・パチーノも、キャリアと存在感があるだけでなく、演技力もバツグンということで、票を獲得。こちらにも期待が高まります。
助演女優賞
スカーレット・ヨハンソン/『ジョジョ・ラビット』 3票
ローラ・ダーン/『マリッジ・ストーリー』 3票
こちらも票がパックリと割れた助演女優賞。「スカヨハは主演女優賞での受賞もあり得るが…。」と悩ましい声が上がったのは『ジョジョ・ラビット』のスカーレット・ヨハンソン。
『マリッジ・ストーリー』のローラ・ダーンには、「一度観たら忘れない印象の強さはNo.1。」「前哨戦のゆくえも考えると、ローラがやはり有力かも。」というコメントが寄せられました。
以上6部門。皆さんは今年のアカデミー賞、どう予想しますか?
単純な作品の良さだけでなく、時代のムーブメント、前哨戦の結果、監督・役者としてのキャリア、業界での愛され度…などいろいろな視点から考えられるのがアカデミー賞予想の醍醐味ですよね。気になる発表は日本時間2月10日(月)。賞のゆくえは…そして編集部のなかで栄光を勝ち取るのは誰なのか――。乞うご期待!
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