レトロなトルコ・イズミルの無料博物館2選
旅行先で博物館や美術館はどれくらいの頻度で行きますか?以前は旅行に行ったら美術館・博物館には取り敢えず行っていましたが、最近は随分選んで行くようになりました。結局行っても後で何を見たか思い出せない博物館が多いことに気がついたからです。そして近頃は拝観料がどこも高いということも。
その中で時折ある貴重な拝観料なしの博物館。面白そうでアクセスが良ければ行くようにしています。
そして、今回はトルコ第三の都市、イズミルで2つの無料の博物館に行ってきました。
現代トルコ建国の父、アタチュルク博物館
現代トルコ建国の父と言われるムスタファ・ケマル・アタチュルクの功績をたたえたアタチュルク博物館です。
イズミル市がアタチュルクにギフトとして送った建物にあり、アタチュルクがイズミルを訪れる時は必ずここに宿泊したそう。海に面していてそんなに大きい建物ではありません。
地元の小学生たちがちょうど出てきたところで入口の外は賑わっていました。入ったときには中はガラガラ。
ここでは当時の家具などが置かれ、アタチュルクが訪れていた頃の雰囲気がそのまま。寝室から、書斎、会議室、ダイニング、バスルームなどが公開されています。イズミル以外にもアタチュルク博物館はありますが、展示はアタチュルクがイズミルで行ったことにフォーカスされてます。
レトロな雰囲気が漂う博物館で、アタチュルクのことを良く知らなくても、戦前のトルコの様子が伺え楽しめると思います。
ノスタルジックな鉄道博物館
国鉄のアルサンジャック駅の横にある鉄道博物館、TCDD Müzesi。
開館時間でしたが扉が閉まっていて、開いてなさそう。やってないのかな?と話していると係の人がやってきて、入れ!と鍵を開けてくれました。ランチ休憩はないはずなのですが、外にランチにでも言っていた模様。
2フロアある展示はとにかくレトロ。鉄道が開通した当初の頃のものがほとんどでした。
昔の駅長室の再現でしょうか。
結構色々再現されていて見ていて楽しいです。
レトロな列車の一部も。
そしてイスタンブール(鉄道開通当時コンスタンチノープル)と言えば、オリエント急行。2009年と結構最近まで走っていたそうです。昔のオリエント急行のダイニングカーで使われていた豪華な食器がズラリ。
その他オリエント急行にまつわるものが多かったです。昔の切符や電車の備品、駅や電車のサインなどとにかく全てがレトロで、当時の優雅な鉄道の旅を思い起こさせます。
2つのレトロなミュージアム。オールドファッションで地味な展示ですが、タイムスリップしたような気持ちにさせてくれました。
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