FCバルセロナ問題について

あれからずっとブログを更新できずにいた

書きたいと思うネタがなく、またコツコツとブログを続ける気もなかったのでnoteに登録してからしばらく放置状態

きっと他の人が感想や批評を述べていると思うので時間もなく

短文ブログで満足していた

今回少しブログに書いておきたいなと思ったのでサラッと

まず仏に旅した人や滞在した人は何かしら経験があると思う

それは欧州に色濃く残る人種差別だ

とりわけ欧州の一部…いや大部分はイエロースキンであるアジア系には過ごしにくい土地と言えるだろう

私が仏のマルセイユに滞在していた頃

一度は名物ブイヤベースが食べてみたくてマルセイユの町中を歩いていた

そんなときに私はまだ若すぎたのであまり意識していなかったが

マルセイユのレストランに入ろうとするとお店が営業中でも入れないことが

しばしばあった

英語で伝えても「店は営業していない」と言われるだけ

実際には店は営業中だ

私が身なりの良い格好をしていなかったのもあるのだろうが

やはり多くのレストランが店に入店させてくれない

当時私は「これがイエロー差別か」となんとなく思っていた

気取ったお店でもないレストランでも入店を断られる

これまで行った国でイエロー差別を感じたのがギリシャとエジプトだったが

仏は特に強い差別感情を感じた

そんな中、私はトイレを借りたくてBarで休むことにした

ビールを頼み休んでいると

Barの店主と思わしき男性が私の机にチーズを置いていったのだ

私は「これは頼んでいないはずだ」と言うと店主が「Service」

私は少し気にしながらもそのチーズを口に運んだ

…私は生きてきてこれまでこれほど美味しいチーズを食べたことがなく

感動してしまった

濃厚でとろっとしていて旨味が強くビールとペアリングすると最高だった

あれだけレストランに入店を断られてもここの人たちは迎い入れてくれた

私は「なんだフランス人もいい人がいるじゃないか」と思って

少し安堵した

その店主と数人の男たちに英語で聞くと

その3人はすべて移民だった

ポルトガル・アフリカ・欧州の貧困国出身だった

いわゆる純粋フランス人ではない人たち

確かによく見ると肌は少し色味がある

白人系ではなかった

そんな私がなぜこの話を記事にしたかというと

例のフットボール問題だ

仏は元々物凄く民族意識が高くまた階級社会であること

また欧州は肌の色に拘る白人至上主義者の多い土地柄でもある

今回の記事はざっと目を通したが

あまり騒ぎ立てる必要もないのでは?と感じてしまう

理由は簡単で私自身当時世界を旅していると差別は付き物で

日常茶飯事だった

特に日本人バックパッカーは大変だ

色々な事件に巻き込まれる報道は武漢コロナ前は多かった

旅行でちょっとした差別を経験している人は多いと思う

しかしバルサの二人の選手が日本人を屈辱したという件では

残念ながらフランス、大雑把に言えば欧州ではよくあること

フランス人の多くがそう思っていてもおかしくはないのだ

どこかで白人はプライドを持っているホワイトスキンが彼らのプライドなのだ

私はこう考える

差別と言い放ってしまえばそれでお終いだと

誰もが嫌いな物がある

誰もが嫌いな食べ物がある

そこにはその人が嫌う人や人種や国が含まれる

それを嫌うことを私は差別とは言いたくない

というより差別と認識したくない

嫌いな人や苦手な人種はどんな人にもいるはずだ

それを差別だ!存在を認めろ!

そんな押しつけを日本人はしたくない、いやしない

かつての大日本帝国の日本人が人種的差別撤廃提案をパリ講和会議の国際連盟委員会に提出したが

その頃の日本人だって日本人同士国内で差別をしていた

差別が無い国はない、故に差別をしない人などこの世にいないと私は思う

若い女性が中年のだらしない男性を嫌うこともあれば

また若い男性が容姿の良くない女性を好まないこともまた然り

全てはその人の好き嫌いであり、今のポリコレのやりすぎで勘違いしている人も多いと思うが好き嫌いや差別もまた人々に与えられた平等なのである

私はこういうシビアな問題をYouTuberが収入を得ている?動画で問題にし大きく取り上げるようにすることのほうが腹立たしい

みんな平等で皆が愛し合う世界などあり得ない

世界は思っている以上に複雑だ

誰が嫌いだとかあの人種は嫌いだとか、別にあってもいいと思う

好かなきゃ差別だ!という人もチラホラ見かけるが

土台人間には無理で必ず好みがある

最早なにかを嫌うことすら差別という発想は恐ろしく

社会を雁字搦めにしているように感じてならない


                                                                                  五百籏頭






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