見出し画像

あなたはどこを見ているの?

愛する
それはお互いに見つめあうことではなく
いっしょに同じ方向を見つめることである。

これはフランス人の作家であり飛行家であったサン・テグジュペリが遺した言葉。
世界累計1億5千万部を誇る「星の王子さま」が有名ですが、
この言葉は彼の代表作である「人間の土地」に記されています。
ステキな恋愛格言ですが、もう少し広く解釈できそうです。

友人、恋人、夫婦に限らず、
人の営みは誰かとの関わりの中で成り立つことが多いですね。
例えば、職場におけるプロジェクトチーム。

お互いを尊重することはもちろん大事ですが、
尊重のあまり、自分たちの殻の中に閉じこもって、
周りが見えなくなってしまうことはないでしょうか。
もしくは、ちょっとした意見の相違が殻の中で増幅され、
後戻りできない亀裂に発展したことはないでしょうか。

自分たちで見つめあうだけでは、
方向を見失い、チームは迷走を始めることがままあります。
まずは落ち着いて、チームのゴールなり目的なりを確認して共有すること。
そこに立ち返ってみることをお勧めします。

カップルにハナシをもどすと、
「人生のたそがれ」を迎えた世代も当てはまりそうです。
どんなカップルであってもいずれ片方が遺されます。
そんな時、かつて二人で見ていた方向を思い出しては想い続けることで、
北極星のように、残された人生の指針になるのでは…
などと思いました。

来週はバレンタインデーですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?