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何のために勉強するのかな?

邦画「男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日」の中で、甥の光男くんが大学受験に悩み、寅さんにたずねるシーンがあります。
「何のために勉強するのかな?」

寅さんは答えます。
「人間、長い間生きてりゃいろんな事にぶつかるだろう。そんな時、俺みてぇに勉強してないヤツは、振ったサイコロの出た目で決めるとか、その時の気分で決めるよりしょうがない。
ところが、勉強したヤツは自分の頭で、きちんと筋道を立てて、『はて、こういう時はどうしたらいいかな?』 と考える事が出来るんだ。だからみんな大学行くんじゃないか、そうだろう?」

一見、数学や古典文学など人生に関係なさそうなことを学ぶことって多いですよね。だけど、勉強することで、自分の引き出しに先人の知恵を蓄え、そのつど仮説を立てながら様々な課題解決にあたることができるスキルが効率よく身に付きます。

ですから、課題解決をギャンブルにしないことで、自分のスキルを人生に役立てるだけでなく、誰かのために役立てること、が勉強する目的のひとつとわたしも思います。

じゃ、勘や経験はだめなの?
いいえ、研ぎ澄ました勘はいわゆる直感として、ヒトの英知を超えることがあります。でも、「オレは冴えている」からと最初から勘頼みはいけません、自分で仮説が立てられるようになってからです。ひとりで決断しなければならない場合は、充分に考え抜いた上で、自分の勘に賭けましょう。ふだんの学びも忘れずに!

ギリギリまで考えた先の勘って、意外と当たってたりします。

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