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日本に来てからも「また働いてみたい」と思えた会社。unbotにしかない魅力とは

▼メンバーインタビュー
CP(Corporate Planning )Dept.
Corporate Planning
Member:LIWEN

ーまず、LIWENさんとunbotの出会いのきっかけを教えてください。

だいぶ遡りますが、
2012年に前職の上司が起業して、私はその上司が社長を務めるベンチャー企業で働くことになりました。

当時上海の従業員は私だけでしたので、経費節約のためにシェアオフィスを探していました。その時、unbotの前身であるSUGAR MONKEY LTD.,(代表中町がunbotの前に創業した会社:以下、SUGAR MONKEY)がシェアオフィス事業を展開していることを知り合いのWeibo(微博)をみて知り、コンタクトをとって内見した時に中町と知り合いました。
その後、無事にスペースをお借りできることになり、それからSUGAR MONKEYのみなさんと同じ空間で働くことになりました。
最初はいわゆる貸主と借主の関係でしたね。

ーその後、なぜSUGAR MONKEYに入社することになったのですか。

当時、私が勤めていた会社では、多くの日本ジュエリーブランドの販売代理権を持っていました。
私はEC店舗の運営や、商品のWEBプロモーションを任されていたのですが、業界未経験でしたのでどうやってプロモーションを仕掛けていくかを、広告代理店に勤務経験があった中町に度々相談していました。
中町は知り合った当時、会社の転換期で悩んでいた様子でしたが徐々に事業が安定していく過程を傍目から見て、楽しそうだなぁと見守っていました。
それぞれ違う会社のメンバーですが、振り返ってみると同じシェアオフィス内にいる人たちは互いに助け合っていて仲が良かったですね。
シェアオフィスをお借りしてから3年ほど経って、運営していたEC店舗が遂に一人では対応しきれない規模になっていました。

その時、自社の社長と今後のEC店舗運用方針の話し合いをしたところ、EC店舗運営が専門領域であるSUGAR MONKEYに私が移籍した方が、より店舗拡大ができるという結論に至り、SUGAR MONKEYに移籍することになったのです。これがSUGAR MONKEYに入社をしたきっかけとなりました。

ーSUGAR MONKEY入社前の職歴を簡単に教えていただけますか。

業界がバラバラなのですが、色々やっていました(笑)

大学卒業後は留学生支援会社に入社して上海に留学している日本人の大学生を支援したり、ビジネス中国語プログラムを企画したりしていました。主に留学生向けに上海の日系企業で活躍している方の講座開催や企業見学の企画と運用を行っていました。
その後、日系食品メーカーに総経理秘書(社長秘書)として入社をしたのですが、社内異動がありマーケティング部で商品担当をしていました。そして、その後前職の上司が起業することになり、お声掛けいただいて、冒頭でお話ししたジュエリーの代理販売を行う会社に転職することになったのです。

ー様々なことに挑戦されていますが、自分の中で会社を選ぶ基準は何かありますか。

私が会社を選ぶ基準は3つあります。
【1】自分がその業界に興味があるか
【2】その業界で活躍できそうか
【3】その仕事にやりがいを感じられるか

留学支援の会社を最初に選んだのは、日本に1年間交換留学していた時に日本の学生さんたちにお世話になったので恩返しをしたい気持ちがあったからです。留学先の鹿児島県では学業に励みながら、回転寿司屋、居酒屋、ホテルのウエイトレスなど様々なアルバイトを経験しました。当時は異国の地で慣れないことだらけで適応するまで本当に苦労しました。
心が折れそうになったこともたくさんありましたが、現地のみなさんが暖かくサポートをしてくださり大変助けられました。この思い出は忘れられません。なので、今度は私が、中国に来る日本人留学生のサポートをして恩返しをしたいと思ったのです。
次に日系食品メーカーを選んだのは、日本留学時にその会社の商品がとにかく好きだったから(笑)やっぱり、自分にとって思い入れのある会社で働けるということは、やりがいやモチベーションに繋がると思います。
そして、元上司が立ち上げたジュエリーの代理販売会社に入ろうと思ったのは、当時中国人女性のおしゃれに対する意識が高まってきていましたが、アクセサリーやジュエリーに対する意識はまだまだ低かったので、日本の「よいモノ」を身につけてより綺麗に、HAPPYになってほしいと願った創業者(尊敬する上司)の思いに共感して入社を決めました。



SUGAR MONKEY離職後は30歳という節目を迎えたこともあり、今後の人生設計を見直す期間として少し休憩を取っていました。ありがたいことに中国や日本から色々な方にお声掛けただくことができ、その中でも心機一転、新しいことに挑戦してみよう!と思い、再び日本へ渡航することを決心しました。

ー日本に来てからはどのようなお仕事をしていましたか。

日本に来てからも、実はまた留学関係の会社に勤めていました(笑)

その会社はいくつかの日本の大学の中国事務所として機能していて、今度は日本に来る中国人向けの留学プログラムを企画する仕事をしていました。留学時の異文化交流がとても自分のためになった経験があるので、若い中国人の学生たちにチャンスを提供したいと思い、多様な選択肢から選べるように色々なプログラムを企画していました。

その会社でやりがいを感じながら3年間勤務していたのですが、段々と自分の中で業務が安定したローテンションになってきていることに違和感を感じ始めていて、呆然と「何か勉強したいな」と思っていました。
その後、MBAの単科生制度があることを知り、試してみようと思いました。そこで色んな業界で活躍していて、自分よりすごい向上心を持って勉強に励んでいる人たちと知り合い大きな刺激を受けました。

「私は、このまま安定した生活を続けていていいのだろうか」

と自問自答し、非常に迷っていました。

2019年のちょうどそのタイミングで、中町からunbotに戻ってこないかというお話をいただいたのです。ただ、この時は自分が今後どうしていきたいか、まだ明確に定まっていなかったためすぐにお返事をすることはできませんでした。
その後、新型コロナウイルスの影響を受けて勤務先でも在宅ワークを取り入れるようになり一人で考える時間が増えた時に、「やっぱり安定した生活から脱出して新しいことに挑戦したい!」と思ったのです。
それで、今度は自分から中町に「先日お声がけいただいたお話の件まだ有効ですか?」と連絡をしました(笑)そこから話がトントン進み、昨年の6月に今度はunbotの東京本社メンバーとして戻って来ました。

ーunbotにどのような魅力や可能性を感じて戻ろうと決意されたのですか。

中町にお声掛けいただいた時、私は通っているMBA単科生プログラムを3/4終了していました。財務の数字から読める事業の動向等に興味や面白みを感じていて、次はもっと会社の全体的な経営に触れられるポジションでキャリアを積んでいきたいなと思うことが増えたのです。
このことを中町にお伝えしたところ、ちょうどCorporate Planning(経営企画)で人が不足しているので、そのポジションを提案されたのです。

一部未経験領域でもありますがとてもワクワクし、「やってみたい!」と思った自分の心に素直に従い、入社を決意しました。

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ーunbotでのポジションを教えてください。

現在私はCorporate Planning Dept.のCorporate Planning Unitに所属しています。部署内では経営企画や財務の業務がありますが、私の主な業務内容はunbotの将来的なIPOに向けた社内の規程やフロー作りです。
社内外の関係者の方と一緒に、会社の整備されていない部分を1つ1つ洗い出して、新たなルールをつくり、メンバーみんなと一緒に運用しながらさらに改善していくという業務を行なっています。

ー現職務で感じているやりがいや大変な点はどんなところですか。

まず、これまでやったことのない業務内容なので、日々新しい知識を身につけられることに刺激を感じています。また、会社の新しい規程やフローを作る時に外部と内部含めて多くの方々と関わるのですが、自分たちが決めたルールで完結することはなく、メンバーみんなで実際に運用してみて、フイードバックをもらいながらより良い方法に改善していくことがとても勉強になり、やりがいを感じています。

物理的に大変なのは、日本にいながら日本と中国両方の仕組みを整備して運用することです。日中の法令やルールの違いを考慮しないといけないことです。場合によって、一つのフローを制定するまで中国側にいる関係部署のみんなと、何回もオンライン会議を繰り返して打ち合わせを行うのですが、実際の運用に入る際も、同じく密にコミュニケーションをとる必要があります。

また、日本で上場申請をする予定ですが、事業主体は中国にありますので、外部関係者にunbotの事業を理解してもらう工夫も必要ですね。

ー同じ部署で人を採用するならどんな人と働きたいですか。

Corporate Planning Dept.はバックオフィス的な存在でもあるので、周りを見渡すことができて思いやりがある方だと嬉しいです。

ー仕事とプライベートは切り分けるタイプですか。

はい!私は分けるタイプです。とは言え、仕事に関連する情報は休日でもチェックしてしまうのですが(笑)
休日のリフレッシュ方法は美術館やカフェ巡りです。
外出しない日は家の日当たりの良い場所でコーヒーを飲みながら読書をしたり…何もしない日もありますよ!疲れたら好きなだけ休んで、充電します。オンオフのメリハリはしっかりつけている方だと思います。

ーLIWENさんはなぜ日本語の勉強をしようと思ったのですか?

入学した大学では法律、経営、広告デザイン、日本語学科の順番で志望していたので、正直にお話しすると日本語に対する意欲はそんなに高くなかったのです。ただ、大学の人数調整によって第1〜第3希望の学科には入ることが叶わず、日本語学科に入ることになりました。
周囲の学生は日本のアニメやドラマが好きだからという志望理由がはっきりしていた中で、私は流れで行き着いた感じです(笑)最初はやはり日本語に対して中々熱意を持てなかったのですが、1人、とても熱心な先生がいて、その先生の授業を受けるたびに、日本語の魅力にどんどん魅せらていきました。まさか大学を卒業してから現在まで、こんなに日本語を使って仕事をしているなんて、当時は想像もできなかったですよ!
他の学科に進んでいたらきっと日本にいることもなかったと思うので、今では当時の出来事に感謝しています。

ーLIWENさんの1日の業務の流れを教えてください。

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ー最後に、LIWENさんが思うunbotの魅力はどんなところですか?


・チャレンジできる場があり、日々楽しい!
・会社と一緒に自分も成長していける環境があること。
 
私はこれまで人とお話をする際に、要点をまとめずに感覚でふわっと説明することが多かったのですが、unbot(SUGAR MONKEY時代)に入ってからは、みんながとにかく忙しかったので、簡潔に要点をまとめて話せるようになりました。

あとは友人から「強くなったね」とよく言われます。
もともと、ふにゃっとした性格なんです(笑)。
古くから私を知る友人は、私は大学を卒業したら就職して、結婚して、休日は家でゆっくり過ごしていそうという穏やかなイメージを持っていたそうです。
unbotに入ってからは、友人といる時も仕事に関連する話をすることが多くなった!と言われるまで、全く気が付きませんでした。
多分、unbotで仕事をする上で自然に個人の目標を持つことができたからと思います。unbotは自分で考えさせて人を育成する文化があるので、その影響が大きいのだと思います。次は何をしよう、これはどうしよう?といったことが常に頭の片隅にあり、一歩先を考えることが習慣になったみたいです。
そして、チャレンジングな環境が毎日刺激的です。さらにポジティブな習慣が身について、会社と一緒に成長していけるところがunbotの魅力だと思います。

メンバー紹介

LIWEN

unbot inc.
CP(Corporate Planning )Dept. Corporate Planning

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中国湖南省出身。

大学生時代に鹿児島大学に1年間交換留学経験あり。
得意の日本語スキルを活かして様々な日系企業で活躍後、SUGAR MONKEY時代のunbotと出会う。
SUGAR MONKEYを離職後、日本で再就職をするが代表中町からの熱烈なカムバックアプローチによって2020年に株式会社unbotへ復職を決意。現在はCorporate Planning Dept.に所属し、IPO準備に関連する業務を担っている。
趣味は読書。オススメの書籍は面白くて日本語の本が読めるきっかけとなった吉本ばななさんの著作「キッチン」。



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