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精神疾患と自己嫌悪と音楽


前置き


自己嫌悪というものは、思春期の子供たちが必ず抱えるもの。大きかれ小さかれ苦しさを伴いますよね。
さっき「思春期の子供たちが~」なんて言ったけど、大人だって抱えている人は多いと思います。人として生きるには、避けては通れないかもしれないね。

僕は、大学生です。でも、普通じゃなくて、高校1年生の頃から精神疾患と戦っています。多くの薬を飲んでいるし、入院したこともあります。「なぜ皆みたいに普通になれないのだろう」なんていう自己嫌悪は日常茶飯事だし、それが自分の病状を悪化させるときも多いです。

そんな自己嫌悪について触れてみようと思う。

といっても、この記事は、自己嫌悪について歌った洋楽ロックとかを引き合いに出し、僕の所感を述べるだけ。つまりは、この記事は多分深い話ではないことをここで皆さんに注意しますね。

でも、自己嫌悪仲間を見つけると、楽になるからね

RadioheadのCreepを仲間にしてみる

自己嫌悪ソングで真っ先に思いついた曲はこれでした。

三大負け犬ソングの一つです。
結構簡単な英語の詩なので歌詞見ながらで十分理解できるかも。
失恋の歌ととらえる人が多分多いと思うけど、僕は自己嫌悪の歌と捉えます。

(歌詞抜粋)
In a beautiful world
I wish I was special
You're so fucking special
But I'm a creep
I'm a weirdo
What the hell my doing here?
I don't belong here

自己嫌悪の塊。皆共感できる詩だね。

あの子は勉強ができる。別のあの子は運動ができる。また別の子は容姿がいい。でも、自分には何も無いや。何してんだろ自分。

これがCreep。共感ましまし。心強い味方である。

The StrokesのOn The Other Sideを仲間にしてみる

The Strokesにしては珍しいストレートな歌詞を持つこの曲。

自己嫌悪丸出しというかほぼ鬱な歌詞とストロークらしい美しいギターのアンサンブル。

(歌詞抜粋)
I hate them all
I hate them all
I hate myself for hating them

最高である。主人公は、みんなが嫌いで、そんな自分が大嫌いなのだ。
人はみな、自分の理想像とかけ離れているから自己嫌悪し、鬱になる。この記事では、そんな人々を肯定します。

あなたの自己嫌悪に寄り添ってくれる曲は多分いっぱいある。みんなで、音楽の大海に出かけよう。

僕にとってこの曲は味方。そんな曲をたくさん持ってると楽だったりするかも。

Manic Street PreachersのFasterを仲間にしてみる

もう一曲味方にしたい。ManicsのFasterである。

この曲の入っているアルバム「The Holy Bible」は、メンバーのリッチー・エドワーズが作詞をほとんどしたらしいが、あまりに鬱で最高である。
すべての詩をちゃんと味わう時間が欲しいくらいだ。

この曲を選んだ理由は、この一節があるからである。

(歌詞抜粋)
Self-disgust is self-obsession honey and I do as I please,

「自己嫌悪なんて甘い自己への執着心、好きなだけやるぜ」といった意味だと思う。

僕たちが自己嫌悪をやめられない理由がここにある。

おわり(というか、悩み)

一度はまったら抜けられないほどの自己嫌悪中毒に陥った僕たちはどうすればいいのだろうか。周りの家族は、友達は、この国は、この地球は、助けてくれるのだろうか。

2023/12/27

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