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短歌10首「失われた愛」

君の思い知りたくないから黙っておく予防策とるよ遠い恋心

晴れが来て濡れた黒色輝きだすいつまでたっても記憶は乾かぬ

うだる昼すべては煌めく眩しくて直視できない君の姿さえ

焼き付いた君の香りいつまでももう会えないと頬をぬらして

大掃除焦げ付いているあの記憶金たわしでも落とせない

僕の声もう届かない君の耳変わってしまったね風の向きまで

孤独の夜包まれるのは純の黒 鳴り響くのはフリック音

どこかで寝付けない声空に響き暗い窓覗いて孤独を甘やかす

夜の道見える星座はごくわずかにじんでいるのはあの街灯

苦しいの?ボクの寂しさと同じだね 君にはあってボクにはないの



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