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2024年5月の記事一覧
痛みは我のもの《短文・詩》
痛む。
心が痛む。
身体が痛む。
この痛みを
貴方に分かってもらえるものか。
共に「痛い」と泣けど、
私たちの痛みは重ならない。
苦しみ、悲しみ、傷。
この感覚は私の世界のもの。
貴方は私の世界には来れない。
いつか貴方の世界にも行ってみたい。
私の痛みは私の痛み。
私の痛みは貴方の何?
貴方の痛みは、私の何?
分かり合うことで和らげたい。
そうして私たちは慰む。
分かち合うことで
誰かの光《短文・詩》
誰の中にも光は宿る。
強い輝き 微かな光。
強さはそれぞれ。
光は知らぬ間に人を救う。
光は祈りである。
あなたの存在は
きっとどこかで誰かを照らしている。
今は誰も照らしていなくとも。
いつかは、いつの日かは。
一斉に辺りを照らす光。
弱り果てた人にだけ届く光。
光とは、救いである。
等身大で《短文・詩》
歌を聴く
文を読む
素敵な言葉に触れる
この人のような文を書きたい
ふと、遠くを見てしまう。
自分の言葉を見つめることもせず。
なりたい、という気持ちだけでは
身体は前に進まない。
憧れは私に親しくしてくれる。
憧れは私が進むかどうかに興味がないから。
素敵な小説家がいたとしても
その人にとっては
小説という形式がぴったりだっただけ。
あなたにもきっと
ぴったりのものがある。
評価は気にしない《短文》
自分がどう見られているか。
そんなのは本当にどうでもいい。
評価は物事をやり遂げた後にだけ
ついてくる。
まだ何もやっていないのなら
評価なんか気にする必要がない。
必要なのは、どう見られるかよりも
どうやるか。
一歩ずつ、着実に
自分の足を踏み出すことだけ考える。
何時に起きよう
何を学ぼう
何を考えよう
何を書こう
何を食べて、そして何時に寝よう
これだけでいい。
評価は