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うつと雨

 これを読んでくださっているあなたの家では梅雨が明けたでしょうか。雨の災害は心が痛みますが、雨が降らないと困るのも事実です。

 雨というのは、色々な思いを連れてきますよね。
 今回は、少し時期外れですが、雨の話題です。


雨鬱

 雨鬱(あまうつ)という言葉をご存知でしょうか。

 私もつい最近知りまして、しかも「あめうつ」ではなく「あまうつ」なのだと聞いて随分と感心したものです。

 端的に言えば、雨が降ることで気持ちが憂鬱になること。
 うつの人でなくても、誰しも経験のあることではないでしょうか。

 たとえば、出かけるのにも早く家を出なければいけないとか、傘ささなくちゃいけないとか、電車乗ると他人の傘で濡れるとか、そもそも何着ていけばいいのとか、髪の毛膨らむとか、もう雨が降ったらおやすみしたいとか。

 雨で憂鬱になることって多いです。
 特に私は低気圧が来ると気持ちが落ち込んだり頭痛がしたりするいわゆる「気圧頭痛」持ちなので、天気予報に一喜一憂しております。

 とは言え、これだけ科学が進んだ今でも、お天気のことはわからないことだらけ。
 そうしたら、雨と上手に付き合うしかないですよね。

低気圧と気分

 実際、気圧が落ちるときは鬱々とした気分になりやすいらしく、私も日々の記録をつけていて謎の落ち込みが出たときに気圧を確認するとすごい勢いで気圧下降中だったり。

 気圧の変動はやっぱり頭痛ーるさんが大御所です。アプリ版もPC版もありますので、お手軽なほうで時々見てみるとよいですよ。
 特に乗り物酔いするとか、高速エレベーターで耳がきーんとするとか、そういう三半規管が弱めな方は気圧の影響を受けやすいそうです。

 三半規管がやられると自律神経が乱れるそうで、それで、気持ちに影響してくるんだとか。

気圧は、大気の状態によって上下します。そうすると、体の中から押し返す力をその都度コントロールしていく必要がありますが、人間はどこでその気圧の変化を感じ取っているかというと、内耳(ないじ)という耳の奥にある器官になります。
内耳はセンサーのような役割をしていて、脳の中枢にある自律神経に気圧の変化を伝えます。
自律神経には交感神経(興奮モード)と副交感神経(鎮静モード)があり、バランスを取って作用しています。
(中略)
本来、仕事をしている時などは主に交感神経が働き、リラックスしている時などには主に副交感神経が働きますが、現代人はずっと緊張やストレスが強いられる生活をしている関係で、この交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかない人が増えています。
自律神経が乱れていると、様々な体の不調へとつながってきてしまいます。

頭痛ーる

雨と気持ち

 雨が降ると落ち込むのは低気圧のせいだけではありません。

梅雨時期は雨や曇りの日が続き、日照時間が減少します。日照不足になると、人間の体内ではセロトニンの減少やビタミンD不足が生じます。セロトニンは脳内の神経伝達物質のひとつで、脳の興奮を鎮めて精神を安定させるため、その分泌が減少するとうつ症状を引き起こしやすくなります。また、ビタミンDの欠乏もうつ病のリスクと相関すると言われています。

Manegy

 おひさまで作られるセロトニンが当然雨の日は作りにくいわけで。他にも湿度や雨による閉鎖的な感覚など梅雨時期は鬱々とする環境が揃っているそうです。

 じゃあ、どうしたらいいのか。
 これ、実は私も2年かけて色々実験しているのですが、確実な方法を見つけておりません。
 ですが心がけていることをいくつか。

  • 雨の日用にお気に入りの傘や靴を用意しておく

  • 雨の日に綺麗な花を探す(紫陽花とか)

  • 出かけなくていい日は、雨を忘れる

  • 雨音を聞きながら温かいものを飲んで浸ってみる

  • 耳マッサージをしたり、耳を温めたりする

  • アロマオイルを嗅いで深呼吸

  • 気圧病用のお薬の力を借りる

  • どうしようもないときは諦めて雨が降ったらおやすみする

 耳を温めるというのはSNSで占い師の方がおっしゃっていたのですが、効果あります。手で覆うだけでも違いますが、耳を温めるカイロみたいなのも発売されているらしいので、もし見かけたら試してみてください。

 どちらにしても雨からは逃げられないので、うまくやり過ごして雨の一日を楽しめるようになれればいいですよね。
 場所によっては「雨の日セール」なんてしているところもあるとか。
 そういうところを探すのも楽しそうです。

 またよい雨の過ごし方を見つけたら追記しますね。
 どうぞ、よい雨の日を、そしてよい夏を!

趣味で書いているので、サポートは不要です。お気持ちだけいただくことに致しますね。