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【睡眠中は真っ暗がいい?】

Umito / カラダ・コンサルティングの山本健太です!
理学療法士の資格を持って地域で予防の活動に取り組んでいます!

・睡眠について最低限知っておいてほしい情報
・睡眠習慣を見直す情報 を発信します!

前回は、徐波睡眠中に分泌量の多い成長ホルモンの働きについてお伝えしました!今回は、睡眠中の明かりがもたらす影響について考えていきます!

眠っている間も活動モード

昼間は、太陽の光や照明の光に曝露されることで交感神経が活性化され心拍数が高く保たれています。そして、日中の活動内容によって心拍数を調整し、覚醒状態を維持できています。一方、夜間の睡眠中は、昼間のように交感神経活動を高める必要はなく、むしろ副交感神経が優位に働くことが理想です。

しかし、昼間のメカニズムがあるように、夜間の光は同様に交感神経活動を高める可能性があります。実際、夜間の睡眠中に光にさらされると心拍数が高まることが報告されています。夜間の交感神経活動が高まってしまうと、心血管系および交感神経等が休むことができず働き詰めの状態で疲労が蓄積してしまいます。研究では100ルクス程度の明かりでも交感神経の活性化と心拍数の上昇が確認されたようです。

血糖値の上昇

もう一つの影響として、血糖コントロールについて述べられています。夜間の睡眠中に、明るい部屋で寝た翌朝には、インスリン抵抗性が発生したことが報告されています。身体のあらゆる細胞において、インスリンの働きに反応できず、糖質を取り込みにくくなっている状態です。血液中のグルコースから産生されるエネルギー量が少ない状況となるため、膵臓からはより多くのインスリンが分泌されることとなり負担が生じます。これが慢性化すると、糖尿病へと進行してしまうため、睡眠中の光が糖尿病のリスクになりかねないということです。

睡眠の質を高めるためにも、

  • 睡眠中は真っ暗にする

  • 外からの光に対して遮光カーテンを利用する

  • 遮光により朝起きられない人は、わずかに隙間を空ける

  • 暗くて転倒リスクの高い場合はフットライトを採用する

  • アイマスクを着用する

是非、対策してみてください!

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