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【マイクロナップと脳の休息】

Umito / カラダ・コンサルティングの山本健太です!
理学療法士の資格を持って地域で予防の活動に取り組んでいます!

・睡眠について最低限知っておいてほしい情報
・睡眠習慣を見直す情報 を発信します!

前回は、朝の食欲不振と夜間の過食と睡眠の関係についてお伝えしました!今回は、マイクロナップと呼ばれる非常に短い睡眠について考えていきます!

覚醒状態での睡眠

会議中や授業などの講義を受けているとき、単調な作業中にボーッとすることを経験したことのある人は多いのではないでしょうか?もしかするとその間にマイクロナップと呼ばれる睡眠をとっているかもしれません。マイクロナップは、特に慢性的な睡眠不足や疲労が蓄積した状態で発生しやすく、脳の一部が非常に短時間(通常は数秒程度)だけ睡眠状態に入る現象です。この間では脳の他の部分は起きているため、全体としては意識が保たれているので、見た目に変化はないようです。

日中に昼寝も取ることなく働き続けるために必要な現象であり、マイクロナップによって脳は休息をとっていると考えられています。車の運転中や危険な作業中に発生すると、事故を引き起こすリスクがあります。実際、疲労による事故の多くは、このマイクロナップによるものと考えられているようです。

ナップとスリープの違い

このマイクロナップの説明を聞くと、似たような現象があることに気づく方もいると思います。呼び方も似ているマイクロスリープとはどう違うのか?と疑問に思いますよね。マイクロナップとマイクロスリープは別物であると定義されています。持続時間については、大きな差はありませんがマイクロナップの方が比較的短いようです。大きな違いは意識レベルの差であり、マイクロナップでは意識は保たれていますが、マイクロスリープでは完全に意識が消失します。目が開いていても外部刺激に反応できないほどのようです。

マイクロナップは日常的に起きている可能性がありますが、マイクロスリープはかなり慢性的な睡眠不足続くことが発生要因となり、脳が強制的に休息を取ろうとする電源が落ちるような現象です。脳内では、マイクロナップは脳の一部領域だけが休息するのに対して、マイクロスリープでは、脳のほぼ全ての領域が睡眠状態となってしまいます。

マイクロナップでは意識レベルは保たれるものの、作業や日常生活における認知機能を一時的に低下させるため、集中力や判断力が必要な状況では十分に働けない可能性が高くなるため、日々の睡眠を確保して適度な休憩を取ることが仕事や勉強のパフォーマンス向上に重要です!


参考文献:https://sleepreviewmag.com/sleep-health/sleep-whole-body/brain/surprising-brain-micro-naps-can-occur-youre-awake-vice-versa/

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