【睡眠中の歯ぎしり】
Umito / カラダ・コンサルティングの山本健太です!
理学療法士の資格を持って地域で予防の活動に取り組んでいます!
・睡眠について最低限知っておいてほしい情報
・睡眠習慣を見直す情報 を発信します!
前回は、睡眠中の明かりがもたらす影響についてお伝えしました!今回は、歯ぎしりの病理学について考えていきます!
睡眠中に起こる歯ぎしり
眠っている間に自身が歯ぎしりしているかどうか、認識することは困難なため睡眠にどのような影響があるのか自覚はないでしょう。しかし、自身だけでなく、周りの人にも影響を及ぼすことがあるため悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
睡眠中の歯ぎしりは、睡眠中の咀嚼筋活動として定義され、子どもの20%と大人の10%において睡眠障害の一般的な所見です。歯の磨耗、顎の痛み、側頭部痛など歯の周りの問題も引き起こしかねません。このリズミカルな咀嚼筋活動は、浅いノンレム睡眠中に発生することがわかっており、皮質や心機能の活性化に関連して交感神経の活動により咀嚼中枢に入力が入ることでノンレム睡眠中に様々な収縮パターンが観察されます。
睡眠障害となりうるか?
先ほども述べたように、自身の歯ぎしりで覚醒してしまう人は少ないため、それ自体が睡眠障害を引き起こす要因となることは考えにくいです。しかし、歯ぎしりが生じる人では、睡眠時無呼吸症候群や逆流性食道炎、睡眠関連のてんかんなど、睡眠行動障害を有している人に多く発生している傾向にあります。そのため、歯ぎしりがあるということは、何かしらの睡眠障害に陥っている指標となりうるかもしれません。
遺伝的な要因に加えて、歯ぎしりのリスク要因となりうるものには、不安・うつ病・ストレス・適応障害といった心理社会的な要因が含まれます。また、喫煙やアルコール、カフェインの摂取などのライフスタイル要因もリスクを高めることが示唆されています。
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