The art of thinking clearly:②Does Harvard make you smarter?
これなんの話?と思った方はこちらのnoteを参考にしてください。
The art of thinking clearly:①Why you should visit cemeteries
タイトル和訳「②ハーバード大学があなたを賢くするのか?」
Nassimは今のぽっちゃり体型のままではダメだとダイエットを考えていた。
そこで、様々なスポーツをしている人を参考にすることにした。
ランニングをする人は骨張っていて不健康そうだな、、、ボディビルダーは退屈そうだし賢そうに見えない、、、ロードバイクに乗る人は下半身ムキムキすぎる、、、
でも水泳選手は程よく鍛えられていてボディラインも綺麗だ!!
Nassimはすぐに水泳教室に通うことにした。
しかし、しばらくすると彼は自分の大きな間違いに気づくことになる。
「水泳選手は水泳をしているから体型が美しいんじゃない、、、!体型が適しているから水泳で活躍しているんだ、、、!」
これはSwimmer's Body Illlusion[水泳体型の錯覚]と言われるものです。
コスメの広告などでよく綺麗なモデルさんや女優が起用されるのもこの錯覚を利用しています。→私たちはよく憧れの人と同じコスメを使いたがりますが、基本的に同じコスメを使っても同じ顔にはなれません。
タイトルにあるハーバード大学の例もそうです。
マークザッカーバーグ に憧れる頭の良さはそこそこの人が一時的に勉強を頑張ってハーバードに入学したところで、彼と同じ頭の良さになったとは言えないのです。→なぜならハーバード大学に入れば頭が良くなるわけではなく、頭のいい人がハーバード大学に通っているというだけだからです。
Swimmer's Body Illusionとは、「選抜要素を結果と混同してしまうこと」です。
これは人が何かを参考にしようとするときに起こりやすい錯覚で、マーケティング手法としてもよく使われています。
最近ではインフルエンサーマーケティングなどが流行っていますが、SNS上のちょっとした有名人が宣伝する商品には時に悪徳な業者が関係している場合もあります。
「〇〇が使っているから買おう」という購買動機を否定はしませんが、自分のその判断基準には少し警戒することをお勧めします。
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