投資#161 年度初めになったら、働く時間を減らしたい
書籍の情報
タイトル:静かな時間の働き方 「ほどよい」仕事でじぶん時間を取り戻す
著者:シモーヌ・ストルゾフ
訳者:大熊 希美
出版社:日経BP・日本経済新聞出版社
発行日:2023年12月15日
書籍の要約
現在、米国では仕事を「生きがい」とする人が増えている。こうした、仕事に“お金”だけでなく“精神の充足”を求めようとする思想を、「ワーキズム(仕事主義)」という。
仕事にやりがいを求めても、常に満足感が得られるわけではない。仕事に傾倒することで、燃え尽き症候群などに陥る恐れもある。従って、やりがいのある仕事の追求と、仕事に人生を支配されるリスクとのバランスを取ることが重要である。
充実した人生は、必ずしも理想の収入や肩書を得ることで手に入るものではない。何を大事にするかを自分で決めた時、人はやる気が湧き、人生の充実感を得ることができる。
仕事熱心な人が退職や解雇などで職を失うと、自己認識における重要な要素を失ったと感じ、不安を覚える。このような「アイデンティティクライシス」に対処するには、古い自己認識を調整するか、場合によっては破棄する必要がある。
キャリアを積んでいる人は、漠然とした失望感を描くことがある。これを解消する方法は、働かない時間を意図的に設けること、そして仕事以外のアイデンティティをつくることだ。
余暇(レジャー)や自由時間は、創造的な仕事に良い影響を与える。例えば、空想している時、脳内は革新的な発想を促進するアルファ波が出ていることが明らかになっている。
仕事の生産性は、労働時間が伸びても上がらない。むしろ、働く時間を減らすと、人は生産的になれる。休息は心と体の回復に役立ち、人はより生き生きとした人生を送れるからだ。
感想
米国では仕事を「生きがい」とする人が増えている
これは驚きでした。
米国人はよく働きます。
日本のように新卒で働くのが
難しいから、仕事を掛け持ちで
こなしていると聞いたことがあります。
それに、精神の充足を求めても
いたのですね。
私も仕事にやりがいを求めている
タイプなので(自称)、
この書籍を読んで立ち止まりました。
充実した人生は、・・・何を大事にするかを自分で決めた時、人はやる気が湧き、人生の充実感を得ることができる。
この部分に共感しました。
他人からふられた仕事、
上からふってきた仕事を
しなければならないのは事実です。
ただ単にそれをこなすのは
私には難しいので、
やる気のでるネタを仕込みます。
ネタが仕込めない仕事もあります。
ただ、ネタが仕込めた仕事
についてはやる気が湧いてきます。
そんな経験から、共感した
のだと思います。
仕事以外のアイデンティティを
持つことが推奨されています。
余暇(レジャー)や自由時間に、
ぽっと、仕事のアイデアを
思いついたりします。
創造的な仕事に良い影響を
与えている証拠でしょうか。
ただ、現在、
年度末で残業が増えているので、
生産性が落ちているとも感じます。
生産性を上げるために、
年度初めは、働く時間を
減らしたいとも思いました。
まとめ
年度初めになったら、働く時間を減らしたい
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