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投資#133 SPAと現代の生活


書籍の情報


タイトル:コスパ病
著者:小島 尚貴
発行日:令和4年11月3日増補改訂版

書籍の一部要約


  • 開発輸入と似ていながらも、少し手法が異なる革命的なビジネスモデルをGAPが開発した。創業者はドナルド・フィッシャーという不動産会社の社長で、百貨店に行った時、自分のスリムな体型に合うジーンズがなかったことに怒りがこみ上げて、GAPを創業。

  • 毎日店頭で消費者が届ける生の情報に接し、ニーズを掴み、業績も上がってくると、自社の商品や営業スタイルの改善策を模索し始めた。今でこそ、スーパーやコンビニ等の小売店が、PB(プライベート・ブランド)商品を企画、販売するのは珍しいことではない。GAPが企画から原料調達、製造、物流、販売までを一貫して行うという画期的なビジネスモデルを築き上げた。

  • GAPの株主総会で、GAPのビジネスモデルを尋ねた記者の質問に対し、フィッシャー会長は「Specialty Store Retailer of Private Label Apparel」、日本語だと「自社レーベルのアパレル製品を持つ専門販売店」と答え、その時、たまたま会場にいた日本の繊研新聞社の記者が、この長い表現を 「SPA」と略してメモし、「SPA」と呼ばれることになった。

  • SPAが業界の主流になり、「H&M」や「ZARA」のように安さを売りにした、いわゆるファストファッション(Fast Fashion) が海外市場を席巻し、日本のアパレル業界でもそれに追随する形でユニクロやジーユー、ハニーズなど、ファストファッションが流行した。

  • 自動車や家電製品と違って服は「手作業」の工程も多くあり、衣服は、途上国が先進国から受注する「最初の輸出製品」になりやすい。敗戦間もない日本で、最初に外貨を稼ぐ輸出産業になったのも繊維産業だった。ファストファッションのお店に行けば、最近はバングラデシュだけじゃなくカンボジア、パキスタン、ルーマニアなど珍しい製造国の名前に出会える。

感想


仕事で「SPA」と
聞きなれない言葉聞いて
なんだろうと思った時がありました。


そのあとも、この書籍を読むまでは、
理解できていなかったなと
思いました。

アパレル業界の垂直統合のようなと聞けば、
すぐ理解できたのですが、
そういう説明はなく・・・
いままで時が流れてしまいました。

垂直統合とは違いますからね。

それにしても、GAPが作った
言葉なのですね。

そういうことも知らずに生活していると、
GAPの近くに、
「H&M」や「ZARA」のお店が出来た、
ぐらいにしか思っていませんでした。
 
いや、「H&M」や「ZARA」
ってなんだ?ってところからですね。
 
しかも、理解したのは、
ユニクロのようなファストファッションね、と。

後先が逆ですよね。

100年ぐらいの歴史をみながら、
現在の生活を見ると、
なるほど、そういうつながりが
あったのかと、知的好奇心が
くすぐられます。

確か、明治維新の直後も、
日本は生糸の輸出で外貨を
稼いでいましたよね。

途上国だと、繊維業が発達
しやすいのですね。その仕組みも
なんとなくわかった気がします。

先進国になるには
どの国でも通るべき道
なのかもしれません。

まとめ

SPAと現代の生活を学びました


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