毎日忙しすぎて語彙が瀕死。
毎日忙しすぎて語彙が瀕死。
文章はまだマシ。会話がやばい。
誰かと話してもわかる・たしかに・そうなんだの三拍子。
もうずっと脳が二日酔い明けの胃袋みたいに停止状態。
おそらく疲れによって脳の毛細血管が損傷し横たわってしまった。
こめかみの部分には日々のストレスが微弱な電流のように溜まっている。
だからこめかみに指先で触れるとぴりぴりざわざわと小さな抵抗を感じる。
救いは夫で毎日二人の間だけの造語のいくつかを交わす。
それはほとんど鳴き声で会話ではなくスキンシップだ。
動物的なやりとりで思考停止でいいのがありがたくも退化の一端である。
もう今度こそ本当に無理かもと週に三晩は思う。
しかしやり過ごしてきた実績に飼いならされて
対処する面倒の方が勝っている。
世の中は広く人生は自由だと知っている。
人生の大半を費やす時間をより尊いものにすることが
知覚を鋭敏に創造的な機会をもたらすことも知っている。
長すぎるモラトリアム期間に甘んじている今が
いかに愚かであるかも知っている。
ちゃんと分かっているから辛いのだ。
現状維持は逃げであると分かっているから
自分自身も人生と向き合う姿勢までをも恥じてしまう。
転職サイトで求人を探しては
知らない、知らない、やばそう、知らない、安い、合わない、やばそう
瞑る目が痛いほど乾いてから朝方に眠る。
美しいものごとやその機微を愛していたのに
パズドラしかできなくなった
麦くんの気持ちが痛いほどわかる。
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