被災は他人事。ボランティアは偽善。だけど・・・

現在次の公演まで随分時間があるので最低限の外出しかしないのんびり暮らしをしていますが、先日の台風19号で被災した方々が多くのボランティアを必要としている状況と、各地のボランティアセンターの運営が整い初心者の自分でも参加しやすくできることがあるのではと思い、のんびり生活にどっぷりはまってしまっている重い腰を上げて、ええい!と勢いをつけて行ってきました。

以前から自然災害の報道でボランティアに関心はあったのですが、正直なところ遠いし、面倒臭いし、他人事だしと行動に移すことができていなかったんです。あとは被災した方に申し訳ない気持ちがあって面と向かうことに気が引けるというのも正直なところでしょうか。自分が被災したわけではないですからね。余裕がないとはこういうことをいうのでしょうか。。

今回こうして人手が足りていない情報を得られたのはメディアのおかげでしたし、そのような報道を見て実際に多くのボランティアが集まってくれたようで、私が参加した栃木市では3日間で1500人以上集まったようです。職員の方の話では実際人手が足りていない現状だったのでありがいと話しておりました。報道が事実通りなのかをこの目でも見てみたいとも思っていたのでその点も行けて良かったです。

今回作業場が一緒になって少しだけお話しさせていただいた方の中には、報道を見て参加を決めた方も多く、私のように初めて来る方もたくさんいたようです。参加者の中には若干の若い人たちと地元の学生(部活)グループもいましたが、それ以外は中高年の方が多かったです。皆さんはこのことをどのようにお考えになりますでしょうか?

初日は終日ドロの除去作業。2日目は大きなお宅での浸水してしまった大量のモノの搬出作業。どなたも無理はしませんでしたがどちらも結構な重労働でした。台風での浸水被害から3週間が経過していたので、すでに他のボランティアさんたちによって家財道具などの搬出は終わっていましたが、これらを家主さんだけでやるのは非常に困難だなというのが実際に来てみての感想です。初日の家主さんは初めて被災したので何をどうしたら良いのかわからず困り果てていたそうです。

私がご一緒させていただいた初日のグループリーダーは東日本大震災や熊本をはじめ、各被災地域に頻繁に出向いて活動されている方で、援助できる幅を広げるため重機の免許を取得したり、寝所を確保するために自分の車を改造したりと"プロ"ボランティア(プロなのにボランティアという矛盾はさておき)で非常に頼りになる存在でした。きっと彼もはじめは私と同じように初心者だったはずですが、こうして私のように新たに加わる初心者に次回からもっとできるように知識や経験を授けていただけたことは非常にありがたいなと。

被災した家主さんにもたくさんの情報や無理をせず他人の力を借りるようにと励ましの言葉をかけていらっしゃいました。

2日目のグループリーダーも地元のボランティア団体に以前から登録されている方で、非常に慣れていました(このような事態に慣れるのも良いんだか悪いんだか。。)

今回見ず知らずの方々と一緒に活動して感じたのは"ボランティア"は自分がやりたいからやるというのが前提なんだなと。誰かにやらされるわけでも報酬があるわけでもなく、ましてや他者に承認されるためにやるわけでもありません。ボランティア自体は偽善で自己満足であるとも言えます。ですが「それで何が悪い」と開き直ることも非常に重要で、偽善だろうが自己満足だろうが実際に助かる人がいるんですよね。今回参加し一緒に活動した方々はすでにそのようなことは心得ているようで、皆さん黙々と自分にできることを率先してやっていました。

最近の私は引きこもりがちで、どこからどう考えても正しいことをしたいなぁと悶々と考えているのですが、考えても考えても難しすぎてなかなか折り合いをつけられません。そんなことを考えていて何もできなくなってしまっているのですが行動することの重要さを今回再確認しました。

自分がやりたいからやっている自己満足のことでも誰かのためになるって"いい活動"ですよね。そんな人たちが増えたらいいな、私のように関心はあるけどなかなか行動が起こせない人たちのハードルが少しでも低くなったらいいなと思うので今回このような記事を書いてみました。

それに災害時にどんな状況になってどんなことが必要になるのかを多少なりとも知ることができました。もし自分自身や身近で災害が起きた時に役に立つことは間違いないです。今回は他人に起こってしまったことではありますが、誰かの役にも立てて自分自身の勉強にもなるので、もし余裕があるなら是非行動してみることで考えているだけではわからないことや新しいことに気づくことがあるかもしれません。

それにやってみたらやっぱり面倒臭かったとか、やらなきゃよかったと思うかもしれませんが、それもそれでいいんじゃないかなと。面倒臭かったり、やりたくないことでも誰かのためになることもありますしね。それもまた"いい活動"ではないでしょうか。


それとやはり、持っているモノは少ない方がいいなとも思いました。もともと青年海外協力隊を経験しシルク・ドゥ・ソレイユと共にスーツケース2つで世界中を住み旅していたので、あまりモノを持っていない生き方を長年していますが、もし自分にこのような災害があったらと想像してみてください。もしくは大切なものがあるなら、住むところや保管場所も重要です。とはいえ、安全なところなんてこの世にあるのかなとも。

災害にあうことを想定してモノを持たないというのもなんだか面白くない考えだとは思いますが、実際に災害にあってしまえばそれらは大量のゴミとなってしまうんですよね。そして現在被災地域ではそれらの災害ゴミが深刻な問題なんです。

シンプルに生きるのは良いことだと思いますし、たくさんモノを持つことも悪いとは思いませんが、一度はそういった状況を考えてみるのも良いのではと思います。


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あざ〜っす!
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青年海外協力隊、アメリカ暮らしの後シルクドゥソレイユで世界中を10年ほど働きながら旅してきた経験から、日本の記事などを比較・考察し、つぶやく。https://www.amazon.co.jp/-/e/B07S1Y525Y
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