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空の教師

短編小説

◇◇◇


 夜になると青空はどこへ行ってしまうのだろう。

 幼い頃に抱いたこのセンチメンタルとも言うべき素朴な疑問にまだ答えを見つけていなかった十六歳の夏、ぼくは暇さえあれば空を見上げていたものだった。空を眺める習慣は小学生の頃からのもので、それは大人になった今もなお続いているわけなのだが、しかし、十六歳の一時期についてだけを言うなら、ぼくは必ずしも空を見ていたわけではなかった。むしろ、空を見上げる振りをしていたと言った方が正しかった。空に目を向けながらも、空などこれっぽっちも見てはいなかったのだ。あのとき、ぼくは何を見ていたのだろう。あれから何年か経ち、ぼくは今でも考えるときがある。もしもあの頃、空ではなく、好きな女の子の目を真っ直ぐに見ることができたとしたら、あるいはぼくを取り巻くこの世界は、今とは違うものに変わっていたのではないか、と。

 あの夏、ぼくはひとりの女の子と仲良しになった。クラスは違うが、同じ高校の同級生だった。快活な性格がそのまま顔に表れているような子で、大きな瞳が面白いように動くのが印象的だった。ぼくのどこを気に入ったかは知らないが、彼女の方からアイスをご馳走してくれたり、人気アーティストのCDを貸してくれたり、観たかったBSの番組をわざわざ録画しておいてくれたりするのだった。

 彼女の好意が単なる友達以上のものであると気付くのに時間はかからなかった。やがて、一緒に下校するようになり、休日はデートをするまでにぼくたちの仲は進展した。彼女の積極的な働きかけは、次第にぼくのプライベートな時間と空間を占領していったが、そのことに対してぼくは窮屈だとか鬱陶しいとか思ったことは一度もなかった。むしろ、心地よささえ感じていた。けれどもぼくは、彼女と過ごしている間、空を見上げていることが多くなったのである。

 その日、地元のサッカーチームの観戦チケットが安く手に入りそうだから一緒に行かないか、と彼女がぼくの家にやって来た。九月も半ばになり、典型的な秋晴れが続く昼下がりだった。高い位置に浮かんでいるいくつかの雲は、水鳥の胸から離れていった純白の羽毛のようだった。ぼくらはよく行くハンバーガーショップを目指して、近所の公園を通り抜けようと歩いていた。彼女は三つ編みにした髪を耳の後ろでドーナツのような輪にしてくっつけていた。言葉に出しては言わなかったけれど、それがぼくにはとても可愛らしく映った。ぼくと一緒のとき、彼女はひとりでよく喋り、よく笑った。すべてがいつもと変わらないと思っていた。芝生の上では犬がフリスビーを追いかけていた。

 ふと気が付くと、ぼくの横を歩いているはずの彼女がいなくなっていた。びっくりして振り返ると、彼女は二十メートルほど後ろに立っていて、黙ってぼくを見つめているのだった。その目は睨んでいるようにも見えた。何があったのだろうと思ったぼくは、見るからに不機嫌そうな顔をしている彼女のところに駆け戻り、「どうしたの?」と訊ねた。

「何メートル先で私がいないことに気が付くか試してみたの」
「…………」
「祐平くんが私のことを、これっぽっちも気に掛けてくれていないってことが、今はっきりとわかったわ」

 彼女はきっぱりとそう言い放ったあと、改めて挑むような目をぼくに向けてきた。

「私といて退屈なの?」

 その言葉はあまりにも突然で、ぼくは狼狽してしまった。こんな風に怒っている彼女を目にしたのも初めてだし、何をどう言えばいいのかもわからなかった。気まずい沈黙だけが二人の間に広がった。

「祐平くん! はっきり言ってよ。私といてもつまんないんでしょう? このごろ空ばかり見てるもんね。私、ただ馬鹿みたいにひとりで喋ってひとりで笑っていたわけじゃないんだよ。今の私の気持ちなんて、きっと祐平くんにはわかんないよね。違う?」
「…………」
「空に何があるって言うの? 空ばっかり見上げて、いつも何を考えてんの」

 このあと、ぼくは彼女に向かってもっと違う言葉を言うべきだったのだ。しかし、ぼくはこのとき十六歳だった。女の子を思いやることも、気の利いた科白を言う余裕もなかった。ぼくは彼女に詰め寄られて、普段ぼんやり考えていることを素直に口に出してしまったのだ。

「青空って……夜になると、どこへ行っちゃうんだろうなって……」

 彼女はよろよろと後ずさりをし、自分自身に腹を立てたように地面をどしどしと何度か踏みつけると、あーっと長い叫び声を上げた。

「アホらしい。ばっかじゃないの!」

 最後に一言そう言って、彼女はぼくから去っていったのだ。

◇◇

「――それ以来、その女の子は学校の廊下でぼくと擦れ違っても、ずっと知らんぷりだったよ。さあ、これでぼくの失恋の話は終わりだ。どう? これで気が済んだだろ」

 ぼくは自宅の二階にある自分の部屋で、勉強に使っていた机の前の椅子に座り、その反対側の窓際に置いたソファーに体を向けていた。窓の外はすごい夕立で、庭に植えられてある大きな栗の老木が白く煙っているのが見えた。

 雛子はソファーに俯せになって寝そべりながら、顔だけをぼくの方に向けている。顔の下にあるクッションは、涙で湿っているはずだ。雛子はさっきまでそれに顔を押し付けて、さんざんぼくに向かって駄々をこねていたのだ。泣きながら、だ。

 雛子はぼくの従妹である。近くの高校に通う三年生だ。そもそも、ぼくが失恋の話をしなければならなくなったのは、八歳下のこの従妹のせいだった。雛子の母親である叔母がすぐ近くに住んでいて、小さい頃からぼくの家とは行き来があった。まだオムツを当てている頃からぼくは雛子を知っており、言ってみれば妹と同じようなものだ。小学生だった雛子に、勉強を教えたこともある。その後、雛子はいろいろな相談や悩み事をぼくに持ってくるようになった。そして、その話の中味は雛子の成長にともない、次第に恋愛の相談へと変化していったのである。

 今日も、学校帰りの制服姿のままで何の前触れもなくうちにやって来た雛子は、ぼくの部屋に入ってドアを閉めた途端、わっと泣き出し、細い体をソファーに倒れ込ませたのだった。泣いている理由を問い質せば、失恋したと言ってはまたわんわんと泣き出し、鼻水をクッションになすりつける。さらに詳しく話を聞こうとしても、雛子の声はくぐもってうまく聞きとれない。すると、そのうち何だかぼくは雛子が可哀想に思えてきて、慰めの言葉のひとつくらい掛けてあげたくなったのだ。

「うんうん、わかるよ雛子。悲しいときはその悲しみに浸った方がいいよな。強がって陽気に振る舞うのは、結局自分の感情を誤魔化すことだからね。こんなときは、悲しい曲に浸ってみるとか、誰かに失恋の話をしてもらうとかした方が、早く心は癒せるもんな……」

 しかし、それがいけなかった。雛子は急に泣くのをやめ、「だったらユウ兄ちゃんの失恋話を聞かせて」と言い出したのである。ぼくは迂闊だった。柄にもなく気の利いた科白を口にした自分に罰が当たったのだと思った。さらにぼくは、雛子が可愛らしいその顔の裏に、小悪魔的な性格を持っていることをうっかり忘れていたのだ。案の定、雛子は「早く聞かせて、今すぐ聞きたい」と駄々をこね始めた。泣き顔を晒すのが恥ずかしいのか顔はクッションに押し付けたまま足をばたばたと動かし、「私のことを可哀想に思うんだったら、早く失恋の話を聞かせてよ。これはユウ兄ちゃんから言い出したことなんだからね!」とだんだん強迫めいたことまで言うようになった。まったく、いつものことだが甘い顔を見せるとすぐにつけあがる。ぼくは大いに呆れながらも、そんな雛子に最終的には屈してしまうというのが、またいつものパターンだとわかっていた。

「――じゃあ、ユウ兄ちゃんは、その彼女のことが、本当に好きだったわけ?」

 ぼくの話を一通り聞き終わった雛子は、なぜか詰問する口調でそう訊ねてきた。

「ま、まあ、そういうことだ。自分の気持ちに気付くのが遅過ぎた。気付いたときには、彼女の方に鉄のシャッターが下りていた」

 ぼくは両手を顔の前にかざして、シャッターの閉まるジェスチャーをして見せた。雛子はそれを見て、「フン」と鼻を鳴らした。

「で、どうなのよ。今でも彼女のことを好きなの?」
「待てよ、十年くらいも前の話だぜ。それはないよ。卒業してから顔も見ていない」

 しばらく思案している表情だった雛子は、急にソファーから体を起こして、嬉しそうに微笑みながら「だったらいい。許してあげる」と言った。

「何だよそれ」
「だって、ユウ兄ちゃんは私のものなんだもん」
「え、ええ!?」

 自分でも意外なほど大きな声を上げて驚いてしまった。というより、驚いてしまった自分に、ぼくは驚いてしまったのだ。拗ねたように唇を尖らせて上を向いている雛子は、小賢しい口調でさらに続けた。

「前に言ったよね。私はユウ兄ちゃんが世界で一番好きだって。あーあ、ひどーい、私が冗談を言っていると思ってたんだ」

 思うだろう、普通は。ぼくは心の中でそう言い返していた。いったい、どこの世界に従妹の言葉を真剣な愛の告白だと受け止める男がいるというのだ。仮に、そういう男がいたとしても、雛子を妹としてみているぼくが、それをそのまま受け取ることはない。さらに世界で一番などという修飾語をそっくり鵜呑みにするほど、ぼくはお人好しでもないのだ。しかし、一方で不意に心の動揺を誘ったさっきの雛子の一言が、ある種の熱を帯びたように未だに自分の頭上で旋回していることをぼくは認めないわけにはいかなかった。

「だから、わかった? ユウ兄ちゃんは他の女の人と浮気しちゃダメなんだからね」
「お、おいおい、それが従兄の俺に向かって言う言葉かよ」
「おかしい?」
「おかしいさ。それは恋人とか結婚した相手に向かって言う言葉だろ。今のおまえのニュアンスは、少なくとも血縁者に向かって言っているようには聞こえなかったぞ」
「なんで? いいじゃない。血が繋がってても、私たちは結婚できるんだから」

 ぼくは椅子から転げ落ちそうになった。外では夕立がまた一段と激しくなり、雨音が沸き立つように聞こえた。

「あらあら、そんなことも知らなかったの? 民法では近親者同士の結婚が禁止されているのは、三親等までなんだよ」

 もちろん、そんなことくらいぼくだって知っていた。それよりも、雛子の口から結婚という言葉が出たことに驚いてしまったのだ。本気でそう思っているというのだろうか。ぼくが口を半開きにしたまま言葉を探していると、雛子は得意気な顔でさらに続けた。

「従兄妹同士は四親等なわけよ。つまりね、ユウ兄ちゃんと私は――」

 そう言って雛子はくすくすと笑いながら、野球の審判のように腕を広げ、「セーフ」とジェスチャーをして見せた。今度はぼくが、「フン」と言う番だった。

「な、何が『セーフ』だ。本気にするか。だいいち、たった今、失恋したとか言って、ぴーぴー泣いていたのは、雛子の方だろう」
「だから、いいんじゃないの。これで、今日から私は、晴れてユウ兄ちゃんただひとりのものになったのよ。嬉しくないの?」
「…………」
「あ、嬉しいんだ」

 そう言って、雛子は弾けたように笑い出した。ぼくは自分の頭を掻きむしった。まったく、いまいましい小娘め。最近では、ぼくをからかいにわざわざうちまでやって来るのではないかと思うほどだ。

「あーあ、思いっきり泣いてすっきりした。夕立もおさまったみたいだから帰るね」

 すっと立ち上がった雛子は、ぼくに向かって最後にしおらしい一言を添えていった。

「さっきのユウ兄ちゃんの慰めの言葉、嬉しかったよ。ちょっと気障っぽかったけど」

 ぼくは追い払うように手を振ることで、それに答えた。

「それから、ちょっと気になったことがあるの……あの失恋話の中で、ユウ兄ちゃんはいつも空を見ていたけど、どうして?」

 ぼくはすぐに答えず、雛子を見送りながら、今度思い出しておくよ、とだけ言った。

◇◇

 その晩、ぼくは庭に椅子を運び出して、いつものように夜空を眺めた。雨上がりの空は澄んでいて、月が浮かび、星が撒かれ、軽く夜風も吹いていた。

 一浪して大学に入り、その大学もぼくは一度留年していた。やっと卒業したと思ったら、今度は就職浪人だ。以前から興味があった気象予報士の試験を家族に内緒で受けてみたが、果たしてその結果はどうだろうか。一ヶ月後に発表されるのだが、自信はまるでない。ここ数年はすっかり幸運に見離されたように思えるが、こうして夜空を見上げていると、不思議なことにどこからともなく希望が湧いてくる。

 天文学者になりたかったわけではないが、ぼくは子供の頃から星を見るのが好きだった。きっかけは、小学三年のときに父親と行ったプラネタリウムだ。ぼくは夜空に星座という世界があることを、そこで初めて知った。天球を舞台に展開される壮大なドラマは、子供のぼくには想像を超えたものだった。興奮冷めやらぬその晩、庭の真ん中に立って夜空を見上げたぼくは、解説のお姉さんの声を思い出しながら本物の白鳥座を探した。実際に見つけたときは感動して、首が痛くなるのも構わず、長い間そこに立ち尽くしていたのを憶えている。

 見つけた星座の数が増えていくたびに、ぼくは先人たちの知恵を吸収したような気になったものだが、夜空に限らず空はいつもぼくに何かを教えてくれる教師だった。大きな積雲が気流によってゆっくりと形を変えていくその動きや、残像でしか留められない稲妻の斬新なデザインを目にすると、ぼくは何かを発見したような気になった。世の中の真実にあと少しで手が届くところまで空はぼくを導いてくれるのだ。夜になると青空がなくなることを疑問に思ったのは、そんな小学生の頃だった。そんなの当たり前だろ、と友人たちは笑ったが、じゃあ青空はどこへ行ったのかと訊ねると、誰も答えられる者はいなかった。

 闇に目が慣れてきた。月明かりは、まるで深海のような静けさで辺りを包み込み、その中にいるぼくを、さらに物思いの底へと沈ませていった。雛子の顔が浮かび、そして消えていく。結婚という言葉を雛子が口に出したときから、ぼくの頭の中は彼女のことで占められてしまった。雛子雛子雛子……。それは恋愛感情というものではなくて、むしろ、ぼくが感じているのは親和的愛情というものだが、結婚を望む理由として、それが何かの道に外れているとか、間違っている、などとは誰も非難はできないはずだ。そう考えたとき、彼女の存在がぼくの中で急に膨らんでいった。雛子が本気でそう言ったのなら、ぼくも結婚について真剣に考えよう。そうしてぼくが、いつか本当に雛子の愛を勝ち得たなら、この世界はひっくり返るかも知れない。夜空が青空になるように、自分は変われるかも知れない……。

 サッシ戸を開けっ放しにしていた居間から、テーブルの上に置いたままだったケータイの着信音が聞こえてきた。室内の明かりは星がよく見えるようにすべて消していた。先に休んでいる両親は起きてくる気配もなかった。ぼくは、月明かりに白く浮かんだカーテンが夜風に膨らんでいるのを押しよけながら、庭から暗い居間へと入っていった。電話は雛子からだった。

「さっきさあ、ユウ兄ちゃんの部屋に、リップクリームを落としたみたいなんだよね」

 明るくはしゃいだような声だった。きっと雛子は、真夜中になると元気になっていく夜型人間なのだろう。

「リップクリーム? わかった。探しておくよ」
「明日の朝、そっちに寄るからお願いね。あ、それまでに、私のリップを変なことに使ったりしないでよ」

 変なこと? ぼくは絶句した。

「馬鹿かおまえは! 何を考えているんだ」
「へぇー、だったらユウ兄ちゃん、今ひとりで何をやっていたか、正直に言ってごらんよ」
「庭に椅子を出して、考え事をしていたんだよ。星なんぞを見ながらね」
「また、気障なことやってる」
「なかなか風情があるぜ。そうだな、そのうちおまえに、空の教師の話をしてあげよう」
「空の教師? 何それ。ねえ、それよりもさっきの話の続きを教えてよ。ユウ兄ちゃんは、なぜデートのとき空を見ていたのか」
「そんなことを聞いてどうする。宿題でも済ませて、さっさと寝ろ」
「その言い方ってムカつく! もう、誤魔化さないでよ。おかげでこっちは気になって眠れそうにないんだから。私、今からそっちに行く。いいでしょう? すぐ庭の方に回っていくから絶対そこにいて。ほんとだよ、ほんとだからね、じゃあね」

 電話は一方的に切れた。ぼくは二、三度頭を振ると、再び庭へと降りた。

 月は相変わらず同じ顔で浮かんでいた。青白く微弱な光が、庭を濡らしている。栗の葉、花壇を囲むレンガ、台所から運んできた椅子、誰かがしまい忘れた自転車の空気入れ。光が届けば、それらはしっとりと水分を含んだような青い輝きを弾き返し、光が届かなければ、そこは夜の闇よりも濃かった。今しがた、ぼくはその月光に心の底を掬い上げられた。浮上してきたその想いは、自分に意外な驚きと希望をもたらしたが、すべて夢想に過ぎない危うさを孕んでいるようにも思えた。これから雛子と向き合ったとき、おまえは本当にその気持ちを打ち明けるのか、と自問してみれば、曖昧な答えしか浮かんでこない。ああ、とぼくは思う。それこそが、ぼくがこれまでに送ってきた人生の来し方を、はからずも示すものではないだろうか。そう、あの頃、自分に好意を持ってくれていた女の子に対し、照れ臭さばかりが先行してろくに会話もできないことを恥じ、空を見上げる振りをしていたあの十六歳の頃、思いやることを忘れ、自尊心ばかりが高く、結局は空を見上げることに逃げ込んでいたあの少年の頃と、なんら現在のぼくは変わっていないのではないか。

 草を踏みしだく音が幽かに聞こえ、ぼくは雛子がやって来たことを知った。椅子に凭れているぼくのところへ、細くしなやかな影が真っ直ぐに近付いてくる。暗がりではっきりと顔はわからないが、雛子はとても美しかった。ぼくは夜空を仰ぎ見たりしなかった。太陽の光さえあれば、夜空は青空に変わるということを、もうぼくは知っている。真っ直ぐに雛子を見つめ、心を落ち着かせた。

 ぼくがこれから言う一言で、世界はきっと変わるはずだ。

(了)


四百字詰原稿用紙約20枚(7368字)


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