【中医学】原始時代の大昔 風邪は自分で治していた
熱っぽい、咳が出るなどの症状があると、現代では、すぐに病院へ行ったり、薬を飲みますが、原始時代の大昔は、風邪は自分で治していました。
言われてみると当たり前のことです。
しかし、体調が悪くなるとすぐに病院や薬を飲むことが当たり前になっていると、「風邪は自分で治せる」という考えが薄くなっていきます。
病院や薬がすぐに手に入る時は良いですが、海外旅行中や災害時など、すぐに病院へ行けない時や薬が手に入らない時に、熱が出たり、咳が出ると不安になります。
そんな時に、自分で治せる方法を知っているだけで、または、普段から実践していると不安になることも少ないでしょう。
備えあれば憂いなし。
1)薬の始まり
原始時代の大昔、寒さを訴える人がいたら、焚き火に当てて、体を擦り、温かいものを食べさせたでしょう。
そのうち、美味しい草を混ぜた温かいものを食べたら、いつもより治りが早くなった。
これが、薬の始まりです。
美味しい草というのは、その時の体が必要としている成分なのです。
2)生薬の始まり
人々は、いつでも食べられるように、美味しい草を天日に干して長期間保存できるようにしました。
一年中取れない草も、天日に干して乾燥保存することで、いつでも使えるようにしました。
美味しい草を、天日に干して、薬に生まれ変わらせる=生薬
これが、生薬の始まりです。
天日に干して乾燥することは、長期保存する以外にもう一つ意味があります。
それは、美味しい草が持つ効能を引き出す。
自然界で例えるなら、生薬の作りは、子育てと同じです。
子供は、無限の可能性とこの世での使命を持って生まれてきます。
成長とたくさんの経験を積むことで、子供は大人に成長し、この世での使命を知ります。
美味しい草は、そのまま食べると美味しい草ですが、天日に干して効能を浮かび上がらせることで、本来の使命を明確にします。
人の体のどこに入って、どのように体を治していくのか。
美味しい草は、子供と同じように、たくさんの可能性を持っています。
必要に応じて、どのような効能を浮かび上がらせるのか。
【まとめ】
天日に干す理由
①長期に保存
②草が持つ効能を浮かび上がらせる
3)自分に合った生薬を作る
生薬は、たくさんの種類を作る必要はありません。
風邪を引いた時や下痢をしている時などに使える数種類を保存しておくだけで、十分です。
普段から料理に少しずつ混ぜてもいいですし、体調不良の時に使っても良いでしょう。
このように、私たちの祖先は、病気にならないように、日常から生薬を日々の食事に取り入れていました。
そして、親から子へ、子から孫へ伝えていました。
おばあちゃんのご飯を食べると、どこか懐かしい味がするのは、体の奥深くに記憶しているのかも知れません。
体の奥深くに刻まれた記憶を、あなたの大切な人に伝えたい人は、私たちと共に学びましょう。
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