見出し画像

【中医学】イライラする時は酸っぱいものを食べればいいの? 

【相談】
イライラすることが多いので、「酸っぱいものを食べましょう」と教えてもらいました。
でも、酸っぱいものを食べると吐き気がして自分には合っていない気がします。

【結論】
酸っぱいものをとると逆効果になることがあります。


1)怒りの種類を見分ける

薬膳では、怒り=肝臓=酸っぱいものとよく言われるのですが、

正確には

①炭が燻るような怒り=肝臓にエネルギーが足りない=酸っぱいものOK

②炭が弾けてぱちぱちするような怒り=肝臓にエネルギーが多い=酸っぱいものNG


脈診断や舌診断をすればもっと詳細にわかりますが、メールの相談なので、推測になります。

相談者さんは、肝臓にエネルギーが多いタイプのイライラだと思います。
そのため、酸っぱいものを食べると余計に調子が悪くなったのかも。

2)体の中で起きていること

健康な人の場合、
元気の気と血は体の隅々まで停滞することなくグルグル巡っています。

内臓は、モービルのようにお互いに連絡し合い、バランスをとっています。


しかし、季節の変わり目や突然のストレスなどで、元気の気と血が停滞するとバランスが崩れ、体調が悪くなります。

3)自分だけの特効薬を作る

薬や病院がない大昔は、自分だけの薬を作って保存していました。

例えば、生姜や梅干しなど。

自分や家族の体調に合わせた特効薬。
急な発熱、下痢、嘔吐などの症状が出た時に使える、食べ物からできた薬。

生姜や梅は、そのままでは、ただの野菜ですが、いろいろな可能性を持ってこの世に生まれてきました。

それは、まるで子供のように。

子供は、いろいろな可能性を持って生まれてきます。
たくさんの経験を積み、子供から大人に成長し、この世での使命を果たします。

野菜も同じです。

体を温めたり、血の流れをよくしたり、たくさんの可能性を持ってまれます。

そして、野菜を天日に干すことで、効能を引き出すことができます。
生姜は干生姜に、梅は梅干しにすることで、効能を引き出すことができます。

どこの内臓に入って、血を流すのか、増やすのか。
そして、火加減や水加減によってさらに効能を引き出すことができます。

これが中医薬膳学です。

中医薬膳学が他の薬膳と違うところは、
✅今の自分には何が必要なのか、自分で診断する方法を教える
✅自分の作ったご飯で、体の中のバランスをとる方法を教える
✅長引く体調不良を、食べ物やそれ以外の方法で、少しずつ改善していく方法を教える

西洋の薬は治療ではなく、その時の辛い症状を抑えてくれるもの。
一時的に使用するにはとても便利ですが、根本治療ではありません。

体は、この地球上での取り替えのできない乗り物。

だからこそ、日々のメンテナンスや正しい体の使い方を知っておく必要があります。


自分で体のメンテナンスができれば、薬や病院に行けない時にも不安にはなりません。

【はじめての中医学入門の入門🔰】


✅中医学って気になるけど勉強はイヤ
→テキストはありません
✅中医学って難しそう
→完全プライベートレッスンなので個々のレベルに合わせます
✅覚えるのが苦手です
→おばあちゃんの知恵袋のように、覚えることはありません

【こんな内容をゆるく教えます】
・人はなぜ病気になるのか
・体の中で何が起きているのか
・薬はなぜ治療ではないのか
・なぜ薬の副作用が起こるのか
・じゃあどうしたらいいのか

講座:はじめての中医学入門の入門(全6回)
日程:月・火・金 10~16時(毎回要予約)
時間:1時間/毎月
費用:全額¥18,000(全6回)
形式:zoom
お申し込み方法:カワモト薬剤師HPの中医学入門の入門




サポートありがとうございます💖いただいたサポートは、noteの有料記事の購入に使わせていただきます🌸