Y.Nakayama@南極の海と氷の研究者 (Polar Oceanographer)

南極を通して”地球”を伝えたい。ひとりでできなくても繋がってできることきっとある。前職…

Y.Nakayama@南極の海と氷の研究者 (Polar Oceanographer)

南極を通して”地球”を伝えたい。ひとりでできなくても繋がってできることきっとある。前職NASA研究員、現北海道大学低温研、ダイバー。鹿児島生名古屋育。Hokkaido Univ, NASA-JPL(2015-2018), AWI Germany (2011-2015)

マガジン

  • 地球にやさしいってなんだろう??

    • 9本

    地球にやさしいとはなに? 地球にやさしいライフスタイルの例を挙げてみよう。 クラブハウスでの@shihokoaokiさんとのコラボで行なっている地球にやさしいを考える部屋のまとめノート。クラブハウス中にノートを取ることを補佐してくれているチームナウシカの皆様にも感謝。

  • 地球科学者になるまで〜ドイツ隊で南極へin2013〜

    2011年から、2015年までドイツに留学していました。南極に初めて行った時の写真が出てきたので、シェアしていきます。ドイツは、素晴らしい砕氷船があり、南極海洋の観測という観点では、世界トップレベルの研究機関を持っています。 南極での1日1日の写真をシェアしていくことで、綺麗だけではない、南極の日常だったり、雲った南極、ガスった南極、などを実感していただければと思います。

  • 南極研究の最先端〜過去の研究のまとめなど〜

    過去の研究のまとめ、一般向けに書いた文章などをまとめながら、全体を通して、南極研究の最先端が伝わるようなコンテンツをまとめていきます。

  • 元NASA職員が教えるトップレベル思考と南極研究へのきっかけ

    小熊先生@Interpreteryayoとのコラボをきっかけに、行ったオンラインの講演の内容をまとめます。 (1)幼少期〜名古屋大学附属〜名古屋大〜北海道大学 (2)ドイツ(ブレーメン大)で博士課程を取ることになった経緯 (3)NASAの研究所で南極研究を始めるまで (4)トップレベルの思考にたどり着いた考え方 動画はこちら。 https://www.pscp.tv/w/1rmxPzqMznqGN

最近の記事

第8回: 地球にやさしいって?@clubhouse with @shihokoaoki, @satoki_kubo, @ishibashilaw

ベン考 考えることは酷であるってプロセスを簡単にできない? まず極端な例を考えてみよう 全て自分で決める: 自給自足の暮らし 全て決めてもらえる: コントロールできない暮らし。 ナウシカ考:よく考えると、今って、より社会に頼るようになっているんじゃない? Nakayama考:でも、戦時中の方はどうだろう?江戸時代とか?やっぱり、どんな時代でも、分業っていうのは、勧められてきたことだと思うよ。やっぱり全てを自分でやることはできない。 ナウシカ考:それでも、大きいスケール

    • ドイツ隊で南極へin2013 #70

      (2/7) 曇っているのに、綺麗だった夕暮れ。お気に入りの一枚。さーて、氷山は何個見えるでしょうか??ちなみに、すごーく遠くで、氷山がピカーと光ってます。 さて、ここまで70回、連載してきましたが、きっと、インスタ、ツイッターで見てもらうのが良いと思います。アカウントのある方は、こちらからご覧ください。 Twitter:https://twitter.com/i/events/13590… Insta:http://instagram.com/umi_nakayama/

      • 第7回: 地球にやさしいって?@clubhouse with @shihokoaoki, @satoki_kubo, @ishibashilaw

        今回は、特別ゲスト、ボヘ弁さん(@ishibashilaw)をお迎えして、 これまでは、 変えなきゃいけないっていうけれど、社会を変えないといけないんじゃない?水は低きに流れるけれど、頑張らないといけないじゃダメだよね。 って話してきたけれど、 これだけじゃダメだね→法律の観点から何ができる? ボヘ考:キングダムに書いてある(これ、漫画らしい)。 始皇帝がイケメンになって、統治を進めていく漫画らしいのだが、(反対するキャラクターもいるけれど)、推し進める。その時に、「

        • ドイツ隊で南極へin2013 #69

          (2/7) 遠くにペンギンを発見。 ペンギンって、赤とか黄色とか見る機会ないと思うけど、どんな風に世界が見えているんだろうか。

        第8回: 地球にやさしいって?@clubhouse with @shihokoaoki, @satoki_kubo, @ishibashilaw

        マガジン

        • 地球にやさしいってなんだろう??
          9本
        • 地球科学者になるまで〜ドイツ隊で南極へin2013〜
          70本
        • 南極研究の最先端〜過去の研究のまとめなど〜
          1本
        • 元NASA職員が教えるトップレベル思考と南極研究へのきっかけ
          0本

        記事

          ドイツ隊で南極へin2013 #68

          (2/7) 鏡みたいな南極の海。 曇っているけれど、遠くは晴れている。 南極の海は、氷が張るので、波が入ってこないことがあり、風がない日は、鏡のようにのっぺりとする。 #ドイツ隊で南極へin2013 #初南極 #68

          ドイツ隊で南極へin2013 #67

          (2/7) ペンギン&南極大陸!! 南極大陸に近づいてやっと大陸が見えた! 近くの氷の上にペンギンが見える。 遠くにのっぺりと広がるのが南極大陸! のっぺりとした写真だけど、南極らしい写真だと思う。

          ドイツ隊で南極へin2013 #66

          すごく平らな水面の上を飛びながら進んでいくペンギンの群れ。初めて、みて興奮したのを覚えている。 動画はこちらへ! https://twitter.com/umi_nakayama/status/1383917758576947205

          第6回: 地球にやさしいって?@clubhouse with @shihokoaoki and @satoki_kubo

          ナウシカ考:環境をなんとかしようとしている人って、 「なんで、男子は掃除しないの!?」(熱血掃除中の女子高生) or 「なんで私だけ?、私なんて死んでしまえばよい?」 の二つの方向性に陥る可能性が高い。 ナウシカ考:環境負荷を下げるための暮らしの3つの思考法 (1) 量の見直し: それが本当に必要かどうか?例えば - 私は一日二食が基本で、食べたい時に望んで食べていますか? - それって本当に必要なんですか? - デスクワークしている人にとっては、不必要なことがあるのでは

          第6回: 地球にやさしいって?@clubhouse with @shihokoaoki and @satoki_kubo

          ドイツ隊で南極へin2013 #64, 65

          (2/7) この時の海洋観測では、鯨の観測チームが乗っていました。鯨の生息個体数が氷の下でどうなっているかということは、調査が難しく、当時はほとんどわかっていなかったようです。 穴があれば、息できるので、結構氷があるところでも鯨が見つかるのです。 飛び立つ様子の動画はこちら。 https://twitter.com/i/events/1359097241944748032 ドイツ隊で南極へin2013 #63

          ドイツ隊で南極へin2013 #63

          (2/7) 青と白しかないのに、なんて、美しいのだろう。船から見た、前と後。氷山に囲まれた海域を進んでいます。ちなみに、晴れた日は、写真が多いのです。例えば、2/7は200枚近く写真があります。でも、一枚もない日も、あるのです。 #ドイツ隊で南極へin2013 #初南極 #63

          ドイツ隊で南極へin2013 #62

          (2/7) 同じ氷山を違う角度からみる。 普通は見れない視点で面白い! 1枚目:ツルツルで綺麗。 2,3枚目:M字みたい 4枚目:カクカク 氷山は、ひっくり返ったり、風や波によって侵食を受けるので、こんな形になったのです。色々な経験をしてきたのでしょう。 #ドイツ隊で南極へin2013 #初南極 #62

          #ドイツ隊で南極へin2013 #61

          (2/7) 氷山が並んでる。真ん中は、異質な形で、綺麗です。 氷山は、ひっくり返ったり、風や波によって侵食を受けるので、こんな形になったのでしょう。真ん中のは、色々な経験をしてきたのでしょう。 側面の線は、雪の地層と言うか年輪のようなものです。

          第5回: 地球にやさしいって?@clubhouse with @shihokoaoki and @satoki_kubo

          今回は、特別スペシャル、「顔や身体の形から心理を読み解く研究者 / しがない心理学者 / 人の認知できない心理領域「無意識」について研究している@Satoki_Kuboさん」をお迎えして、地球に優しいについて考えていきます。 ナウシカ考:シンクグローバリー、アクトローカリーって大事だよね シンクグローバリ〜(地球規模で考えよう) アクトローカリー(行動できる範囲で行動しよう) こういう考え方が、多くの人々に広がっていくといいのだけれど、実際には、なかなかできていないですよ

          第5回: 地球にやさしいって?@clubhouse with @shihokoaoki and @satoki_kubo

          #ドイツ隊で南極へin2013 #60

          (2/7) トドが現れました。表面が、水に濡れている感じで、なんか自然の中で生きている感じが伝わってきますね。 ちなみに、南極の海の水温は、-1ºCくらいです。よくこんな水温のところで、潜ったり、寝たりできますね。きっと皮下脂肪すごいのでしょう。 本当はダメだけれど、食べてみたいなぁ笑。 https://twitter.com/umi_nakayama/status/1373563011424608267

          ドイツ隊で南極へin2013 #59

          (2/7) 南極の海は、氷があるおかげで波が入れません。そのため、風がない日は、水面は、鏡のようです。 完全な凪の1枚目と少し氷が動いている2枚目。 この綺麗さが伝わるかなぁ。。。 これまでのまとめ https://twitter.com/umi_nakayama/status/1373563011424608267 #ドイツ隊で南極へin2013 #初南極 #59

          はじめに

          はじめに はじめまして。中山佳洋(なかやまよしひろ)と申します。Alfred Wegener Institute/University of Bremen (博士課程)、NASAジェット推進研究所 (NASAポスドクフェロー)をへて、現在北海道大学低温科学研究所というところで働いています。 南極の氷の収支と海面上昇 南極大陸には、地球上の氷の約90%が存在し、その量は海水準で約60メートルに相当します。南極の氷は、雪が降り積もり圧迫されることで形成され、徐々に大陸沿岸部